Top/16-19

夜王 修×蓮

                    / ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
                    |  ホストドラマ習練続き。
 ____________  \         / ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
 | __________  |    ̄ ̄ ̄V ̄ ̄|  だからしつこいよ。
 | |                | |            \
 | | |> PLAY.       | |              ̄ ̄V ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
 | |                | |           ∧_∧ ∧_∧ ∧∧ しかもまだ終わんないらしいよ
 | |                | |     ピッ   (´∀` )(・∀・ )(゚Д゚ )
 | |                | |       ◇⊂    )(    ) |  ヽノ___
 |   ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄  |       ||―┌ ┌ _) ┌ ┌ _)⊂UUO__||  |
 |  °°   ∞   ≡ ≡   |       || (_(__)(_(__).      ||  |

ふらついている足元を、立ち上がるときによろける身体を、気づけば目で追っていたのはいつからだろうか。
異変に気づいていながら、秀は声をかけられないでいた。
廉が倒れたのは本当だった。けれどそれでもどうにかもっていた廉は自力で帰ろうとした。
そして人知れず、裏路地で倒れた。

あの日、廉のマンションへ足を運んだ秀が誠也と遭遇したのは、そのエントランスだった。
驚きで思わず足を止めた秀に向かって、サングラスをかけたままの誠也は、笑んだ口元に
人差し指を当てて制した。
「どうして来たのかは、きかないでおいてやる。」
秀はその言葉で、はたと自分の行動をかえりみた。どうして、なにをやっているんだ。
呆然としている秀に向かって誠也はなにかを放った。慌てて秀はそれをキャッチする。――鍵。
「それは奴に渡すかロッカーに戻せ。多分無くしたと思ってる。」
誠也は言って煙草をとりだした。
「暗証番号は1594。」
火をつけて、吸い込む。吐き出す。
「――頼んだ。」
「誠也、」
誠也は秀に背を向けて軽く手をあげた。それ以上何も言わせないと、その手の甲が語っていた。

あのときには、既に。誠也にあう前には、もう。
「――くそ。」
廉はとうに目の前から姿を消していた。追えるわけも無かった。雨の音が耳についた。
廉が吸いかけて落としていった煙草を踏み消して、秀は自分の額に拳をうった。
「深みにはまってるのは俺じゃねーか・・・。」
あれはただの好奇心じゃなく、悪戯でもなく。嫉妬だ。

濡れた足取りは重く、走っていた廉は徐々に速度を落とし、ついに立ち止まって、しゃがみこんだ。
なにやってるんだ俺。馬鹿じゃねーの。女々しいったらありゃしない。雨が襟首から入って直に皮膚を濡らした。
「どうも俺は捨て犬に縁があるらしいな。」
顔を上げた廉は、小さく口を開いたまま、動けずにいた。
――その視線の先には、かつてのこの街の王が立っていた。
「どうして、ここに。」
小さく呟いた声は雨の音にかき消された。

引きずるように部屋まで連れていかれ(誠也のマンションはそのままになっていた)、風呂に押し込まれた。
「熱い湯でもかぶって目を覚ませ。」
誠也はそう言ってタオルを投げ、戸を閉めた。
まるで子供扱いだと、廉は唇を噛んだ。事実その通りなのが余計に腹立たしかった。
結局何も訊けなかった。いや、訊く勇気が、なかったのかもしれない。
説明しがたいもやもやとした感情に包まれたまま、廉は鼻の先まで湯船に沈めた。

なにを言っていいのか、この人がどこまで知っているのかわからずに、風呂からあがった廉は
誠也に背を向けて、濡れた髪から水滴を落としていた。借りた服の袖が余ったのが無性に気についた。
誠也もそちらには目を向けず、ライターを弄んでいた。
「廉。」
呼ばれた名に顔を向けたときには、唇を塞がれていた。
固まった廉は一拍後にどん、と誠也の胸をつきかえす。
「な、にするんですか!」
「嫌だったか?」
廉は眉をひそめたまま誠也の顔を見上げた。しばらく見つめて視線をそらす。
「―――。」
驚いたけど、嫌では、なかった。
「もう一度するか?」
「冗談止めてください。」
「――そういうことだろ。」
廉はそう言って煙草の火をつけた誠也を、わけがわからないままでもう一度見た。
「俺は別に男に興味が無いが、お前がどうしてもっていうんなら抱いてもいい。――でも自分からは望まない。」
ここまで言わなきゃわからないのか、と言う顔だった。いい加減、違いに気づけ。
「お前は、誰に、どうしたいんだ。」
言葉が頭の中に響いた。なにかにぶつかって反響する。廉は視線を落とした。
「せいやさん」 廉は小さく呟いた。
「手ぇやかせすぎなんだよ、お前は。」
誠也はもたれかかってきた廉の頭をくしゃりと撫でた。

「どういうつもりだ、亮助。」
つめよった秀に、遼介は答えない。
「りょ、」
「別にどうでもいいですけど、まわりを巻き込まないで下さい。」
リピートされたセリフに秀は少なからず動揺する。
「ホストが二人も挙動不審だと、店としては迷惑なんですよ。」
亮助はいつもとかわらず歯に衣着せぬ物言いをした。けれど今日はよりトゲがある。
「いつまでくすぶってるんですか。」
言いながら亮助は秀の方へ向きなおった。
「秀さんはいつもそうですよね。決めてるくせにいつまで立っても煮え切らなくて、
自分はどうでもいいってふりして、選択を誰かに頼って。顔に全部出てるのに。」
亮助は秀を見据えた。秀は言葉に詰まって喉をならした。
それを見て亮助は、小さく息を漏らし頬を弛めた。
「そういうところが好きですよ、秀さん。」
「・・・馬鹿。」
「そういう顔してると本当に襲いますよ。」
「調子に乗るな。」
亮助の頭をはたいて、秀はきびすを返した。
「明日は休むからフォロー頼む。」
「貸し、大きいですよ。」
「10倍にして返してやる。」
ふっきれたように、秀は笑った。

『――ということでよかったんですよね?誠也さん。』
ああ、とうなずいて誠也は手元のグラスをまわした。赤いワインに光が差す。
「あいつはこうでもしないと動かない。」
『いいんですか?』
何が、とまでは言わない亮助の相変わらずの微妙な気のまわし方に誠也は人知れず笑む。
「今更だろう。」
ふと視線を窓の外に広がる夜景に移し、誠也はしばし逡巡してから口を開いた。
「――またお前の力を借りたな。」
その言葉をしばし思いやり、亮助は電話の向こうに悟られないようにして、ふ、と笑んだ。
一度深呼吸して、空を仰ぐ。
『忘れたんですか、誠也さん。』
ん、と誠也はまぶたを動かした。
『ロミオは永久指名制です。』
いつでもどうぞ、と続けた亮助にくつくつと誠也は笑った。
「そうだったな。」
まぁ、個人的にもちょっとからかいたかったですし。飄々と続ける亮助に、
誠也はまた別の種類の笑みを浮かべる。
「つきあう気あるか?」
なにがですか。問い返す語尾にかぶせるように誠也は続けた。
「アフター。」
不意をつかれた亮助は、一瞬目を見開いて、どうしようもなく、笑った。
『・・・喜んで。』

 ____________
 | __________  |
 | |                | |
 | | □ STOP.       | |
 | |                | |           ∧_∧ なんか別のカプまぎれてないか?
 | |                | |     ピッ   (・∀・ )
 | |                | |       ◇⊂    ) __
 |   ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄  |       ||―┌ ┌ _)_||  |
 |  °°   ∞   ≡ ≡   |       || (_(__)  ||   |

楽しいの自分だけな気がする。
遅ればせながら>>1さん乙。


このページを共有:
  • このページをはてなブックマークに追加 このページを含むはてなブックマーク
  • このページをlivedoor クリップに追加 このページを含むlivedoor クリップ
  • このページをYahoo!ブックマークに追加
  • このページを@niftyクリップに追加
  • このページをdel.icio.usに追加
  • このページをGoogleブックマークに追加

このページのURL:

ページ新規作成

新しいページはこちらから投稿できます。

TOP