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医龍出演中の坂口→WaTの小池

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                    |  胃龍出演中の土反ロ→W@TのT
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 | __________  |    ̄ ̄ ̄V ̄ ̄|  W@TのW×T前提です
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 | | |> PLAY.       | |              ̄ ̄V ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
 | |                | |           ∧_∧ ∧_∧ ∧∧ ドキドキ
 | |                | |     ピッ   (´∀` )(・∀・ )(゚Д゚ )
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―ああ、今日はだめか。

俺はこっそりため息をついた。
せっかくうまいラーメン食わせてやろうと思ってたのに。

左手に握られる、黒いギターケース。
小柄な彼が持っていると、なんだか大きく見える。
彼がこれを現場に持ってきたということは、
撮影が終わったらヤツと会うということだ。

仕事かプライベートかは分からないが。

スタジオの隅から、控えめなギターの音が響く。
かわいらしい顔に、少し大人びた表情を浮かべて。
同じコード進行を何回か繰り返して、彼は携帯を取り出した。
どこかへ電話をし、少し表情を曇らせた後、
隅に積まれた機材の上に開いたままの携帯を置くと、
携帯に向かって先ほどのコードを鳴らす。

「古池さん、お願いします」
「はい!」

携帯を閉じていつものように返事をし、セットへ向かう彼を見送って、
俺は残された携帯を手に取った。

隠してしまおうか。
それとも壊してしまおうか。

軽い打ち合わせだったらしく、彼はすでにスタッフと談笑している。
「おい、・・・撤平」
「はい?」
「これ、こんなとこ置いといたら、邪魔になるぞ」
「あ、すみません、ありがとうございます」
彼があわてて駆け寄ってきた。
携帯を渡すと、ふと彼が見つめているのに気づいた。
「どうした?」
「土反ロさん今日はワッツって言わないんですね」
「まあな、ここにいる時はワッツじゃねえかなと思って」
「何を今更言ってるんですか、てゆうか、W@Tです」
「お前が言ったんだろ」
「あ、そうか」
口元に手をあてて、彼が笑う。
「でも土反ロさん」
「なんだ?」
「僕、ここにいる時は伊集院ですから」
「言ってろ」
笑っている彼の頭を軽くはたいた。

俺の隣で、彼が彼であることは少ないのかもしれない。

「おう、今日あがったらヒマか?」
「あー、ちょっと今日は用事があって・・・」
「なんだよ、せっかくうまいラーメン屋連れてってやろうと思ったのに」
「うわー、ラーメンですか」
「そう、めちゃくちゃうまいぞ」
「うーん、でも今日はダメなんです。また今度誘ってください」
「さあ、今度があるかどうかわかんねえな」
「そんなあ、お願いしますよ」
笑顔で手を合わせ、下から覗き込んでくる。
「さあね、またなワッツ」
「W@Tです」
もう一度彼の頭をはたいて、スタジオを出た。
「おつかれっしたー」
後ろから追いかけてくる彼の声に、背中を向けたまま手を上げて答えた。

仕事だって言えばいいのに、バカだなあいつは。

どうせ断られること分かってたのに、バカだな俺は。

俺はまた、ため息をついた。

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 | | □ STOP.       | |
 | |                | |           ∧_∧ 各種番宣での2人に萌えました
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