Top/15-402

封神演義 伏羲×太公望

|>PLAY ピッ◇ ⊂ (・∀・ )ジサクジエンガシツレイシマス。

フジ竜版方針演技の復帰+徐禍と、?×対抗棒前提の復帰×対抗棒です。
セクロスがあるので注意。
本文も全部当て字になってます

ゆっくりと伸ばす腕は月夜の灯りに照らされる。
此処のところ人目に晒され続けた筈だが今は彼が二つに別れていた頃と同じように隠されていた。
よく考えればほんの一瞬前までの居場所とも違う気がする上に――彼の目の前には融合した姿そのものがある。
「は…?」
策士と呼ばれ軍師をしていた対抗棒とて不測の事態には判断がにぶるもの。
目を大きく開けて本体である復帰を見つめる。
正反対に復帰は表情を変えずにただ対抗棒を見つめた。
「…何故このようなことになっておるのだ?」
不思議と少しばかりの嫌な予感を感じて。そう示すように、頭を抱えながら目を細めて対抗棒が聞くと、復帰は簡単だと笑みを浮かべた。

「わしが望み実行したのだよ。最初の人とは便利なものよのうっ!!」

名付けて最初の人パワーだ、と楽しそうに笑いながら言う。
そのせいか――
「――しょうもないことをー!!」
――と、叫ぶその発言は少し正しいようにも見える。
痛いことが出来たと屈みながら頭を抱える対抗棒に復帰は妖艶な笑みを浮かべた。

「対抗棒よ…」

何処か改まったような声が響く。
ゆっくりと顔を上げ見せる瞳は翠の色を強く鮮やかに見せた。
その瞳に映るのは間近まで迫った復帰の姿。
よく似た顔だからか不気味とは思うが何故か逃げることを対抗棒はしなかった。
寧ろ、それは何処か不可能に近かった。

ゆっくりと伸びた細めの腕とは対照的に大きく見える常に填めていた手袋を外した手がゆっくりと頬を撫で、ゆっくりと口付けた。
「なっ…!?」
不測の事態に対して対抗棒は直ぐに身を引き顔を赤らめる。

「何をするのだ!!」

意図が読めないと眉を寄せる幼さの残る顔を見て、復帰の表情が楽しげな笑みとなった。
「所詮夢と変わらぬ現状でだ。別段構わぬではないか…――それとも、拒まねばならぬほどに恋焦がれる相手がおるか?」
そう問う人は酷く意地悪気に口の端を吊り上げる。
融合していたのだ。
感情も記憶もお互い知り尽している。故に――解りきった質問だった。

それに対抗棒は答えない。
ただきつくにらみつけ歯を軋ませるだけで、それ以上の抵抗も辞められた。
――お互いを知り尽しているのならば、その理由が解らぬ訳ではない。

ただ、理解はしたくないと思うだけであるのだし――何よりも。

「おぬしが望むことをすれば気が晴れるか?」
「いいや…解らぬ。ただ、したいと思うだけだ」

――逃げられるとは思わない。
その反応に重く溜め息を吐きながら軽く口付けを仕返した。

「汚したくば汚すが良い。元よりおぬし自身であろう」

離してすぐ、間近の距離でそう告げた。
それに薄く笑みを浮かべると復帰の手はゆっくりと首筋を這い、そのまま対抗棒に負担を掛けない様に押し倒した。

「――だが、最後まではせぬように!!自分のモノが入ってくるなど想像しただけでおぞましい」

倒されたまま両腕を抱き震えてみせた。
その様子におかしいと笑いながら目を細めた後にまた一度口付ける。
忍ぶように動き出した舌が対抗棒の唇を舐めあげればそれに呼応するように擽ったそうに眉を寄せた。
押し入るように対抗棒の唇の間を割って進む舌は直ぐに口内を傍若無人に動き回り、流石は己のことと賞賛に値するほど敏感な所を舐め回す。
「…っ…は」
次第に詰まったように篭った声が小さく漏れ始める。
胸板を上下に動かすのが息苦しさを。うっすらと潤んだ瞳が僅かな快楽を象徴して。けれどそれに構わず復帰は長く口付けを続けながらゆっくりと橙色の道服を押し上げ齢80は過ぎたはずであるのにいまだ未成熟なその細めの躯を外気へと晒した。
ひやりとした風に身震いをしながら対抗棒は目を瞑る。
次に感じる快感を身構えて。

「――…っん」

親指で強く擦るように胸の頭につく突起を触られるとピクリと背が跳ねた。
眉間に皺が寄る様子も実に菅能的な表情で、それを確かめようとゆっくりと銀の絹糸を作りながら顔を離す復帰に対して恥ずかしさから顔を反らす。
が、それを許さぬように強く突起を擦りながら笑った。

「顔を見せんか。己の犯された顔を見られるなど二度とない機会ではないか」

少し意地悪気にそう告げると手付かずのもう一つの突起に唇を落とし、赤子のように吸い付いた。

「い…、っあ…!!」

復帰の申し出を拒絶するように首を振るとそれへお仕置きするように性急にその突起をこねくり回す。
上半身だけの愛撫はやはり少しもの足りずに対抗棒は軽く足を擦らせた。
それに本人は気付かずとも復帰は気付いてズボンと共に男たる象徴を覆うものを引きずり脱がす。
露になるのは隠されていたものそのもの。
男たる証。

「――…わしよりも小さいのう」
「ほっとけ!!」

ソレから目を反らさずに見つめる復帰に身を軽く起こし体を向けて勢い良く突っ込む。もちろん瞳を開いたまま、余計なお世話だと付け足して。
もちろんそんな好機を復帰が逃す筈もなく、突起への愛撫と共に自身へと触れた。

「うあっ!!」

瞬時対抗棒の体は弓なりにそる。漏れた声には強く快楽を示す甘い響きが混じる。
崩れるよう床に向かう背中を止めるように肘を床へと突き体を支える――が、それの無理な体勢が快楽に圧される躯を更に追い詰めていくことになる。

「く…んっ…」

ぶるぶると震える腕は快楽を象徴するかのように対抗棒の自身を扱うのと呼応した。
次第に高まり張り詰めるこの時に、それでもなお顔を見せまいと横へ反らしながら俯く。

体を許してもせめて、と。折れることない心が魅せる気丈な顔と、小さく開く唇から漏れる甘い声に閉ざされた翠の瞳。

幼く見える普段とは違い何処か妖艶な雰囲気に復帰とて息を飲む。
これが本当に一緒の顔なのかと思ってしまう程に。

「や、…くっ…はっ、ん…」

その何処か理性を失わない姿をほんの少し羨ましいと感じたのは紛れもなく復帰の本心。

それを振り払うように強く速めに対抗棒を追い上げていく。

「崩してしまえ――」
「ひぃ、あ…くあぁ…!!」

――理性を、と。
またそれだけではない感情を持ち合わせながら、速く扱ったその幼き自身から白濁した欲が吐き出された。

何処か納得いかないものの、せめて――と。
復帰は対抗棒を抱き寄せその鎖骨に証を咲かせた―……。

緩やかに揺れる肩が情事に疲労を感じていたのだと知らせる。
ゆっくりと瞼を上げ露になった翠の瞳が復帰を見つめた。

「満足か?」
「…いや」

問われて復帰は首を横に振る。

であろうな。と対抗棒は小さく苦笑いしてみせた。
どう望みどんな考えでしていたか対抗棒はそれこそ復帰にすら解らないことまでわかっていたが、それに応えては駄目であると思っていた。
何より嫌だったし納得も出来ないと思ったのだ。

「長々と生きとって何故気付かぬかのう」

不満気にぽつりと呟いた言葉に復帰は眉を寄せた。何が、と。

「思い違いも甚だしいぞ」

そう言いながら体が薄れていくのを悟る。ようやく時間だと対抗棒は笑って見せた。

「おぬしは崑崙を守ったではないか。誰でもない自分の意思で」

徐禍を守れはしなかったが――そう付け足しながら目を瞑るのは罪悪感から。それにて完全にその場から消えていった。

残ったのは黒き影の小さな人が一人きり。
その顔は酷く間の抜けた顔をしていた。

守りたかったものを守れた幼い魂を恨めしく嫉妬しながら羨ましいと思っていた。
復帰が復帰として意思を持っていた時、守りたいものを守れずに破壊されるのを見過ごし、あの悲しい同郷の人をも助けられずに。
なんて無能なのかと少し卑屈なことを思っていたが――

口を結ぶ。
その顔には小さな笑みが浮かべられていた。

□ STOP ピッ◇ ⊂ (・∀・ )イジョウジサクジエンヲオトドケシマシタ

対抗棒の本命の有無や誰かはセルフでお願いします。
勢いでやった。たぶん反省はして(ry


このページのURL:

ページ新規作成

新しいページはこちらから投稿できます。

TOP