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昼の男夜の男

|>PLAY ピッ ◇⊂(・∀・ )ジサクジエンガ オオクリシマース!
アカキ"とナンコ"ウさん。小ネタ。前スレ>>508-509の続き。今回で終わりです。

居間の柱時計が半の鐘を一度鳴らす。隣り合ったナンコ"ウの静まり返った寝室に大きく響き渡った。
アカキ"は一口ビールを口に含む。ナンコ"ウのまぶたが少し震えたが、やはり起きる気配はない。含んだ
ビールを飲み下すと、今度は大きくあおった。
ナンコ"ウの寝顔を眺めながら、アカキ"はまた思い出す。バーれいみでのやりとりを。
『ブレーキの壊れた生き方、俺にしろっていうのか!』
『事実してたよ、ナンコ"ウさんは』
その後、ナンコ"ウは市川戦までの数日を耐え抜いた。不安と焦燥、背中に死の張り付いた数日間。
常人の神経に耐えられるものではない。神経の緊張がどこかで切れ、行方をくらましてもおかしく
なかった。踏みとどまれたのは、大金の誘惑もあったかもしれない。しかし、絞首刑の紐が首にか
かった状態を一日、二日と長く耐え切れる人間などそういない。そして、アカキ"に己の命を預けた。
アカキ"のすることに思いをつなげた。
己の決断には心から沿うとの出来る人間。
アカキ"は静かに笑う。
(死線を超える素質はもともと持っていたのさ、ナンコ"ウさんは…)
勝負後にナンコ"ウの下した決断は、ギャンブルとは縁を切って真面目に働くことを選んだ。

ナンコ"ウは眠っている。手の届かないところにいる。

□ STOP ピッ ◇⊂(・∀・ )イジョウ、ジサクジエンデシタ!
チュウトハンパ、カツ、コジンテキナジジョウデエロカケナクテスマソ。


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