家庭教師(かてきょー)ヒットマンREBORN!
更新日: 2011-05-01 (日) 13:41:52
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| 飛翔の再生のホームコメディだってさ
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| __________ |  ̄ ̄ ̄V ̄ ̄| 数字板本スレの大所帯に見守られてる獄寺話からの妄想らしいよ
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| | | | ∧_∧ ∧_∧ ∧∧ ギャグだとよゴルァ
| | | | ピッ (´∀` )(・∀・ )(゚Д゚;)
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俺の名前は隼人。今日は俺の家族を紹介するぜ。
まずはママ。名前は綱吉。俺はツナって呼んでる。男だけどママだ!医学の進歩は凄いぜ。
ツナは、まずとっても可愛い。例えるなら野に咲く白い薔薇、いや薔薇ってイメージじゃねぇな。
もっとこう、ひ、ひなげし?カスミソウ?カスミソウは地味すぎるな、ドクダミ…?いや違うな…
あ、そうだチューリップがいいな。白いチューリップ。桜とかでもいいな。とにかく清楚可憐な感じだぜ。
動物ならうさぎだな。うさぎは寂しいと死ぬんだ…。俺は寂しい思いなど絶対にさせない。今ここで神に誓う。
人は皆、俺をマザコンと呼ぶ。だが、そんな悪意のある差別には負けねぇぜ。この愛は、運命だからだ。
ちょっと天然でドジで、たまに何も無い所でこけてたりするのがまた可愛いんだな。守ってやりたくなるぜ!
それに野球バカな兄の武、スケベでどうしようもない父シャマル。この二人の説明は一行で充分だな。
まあ一人のキュートで優しい聖母マリアのような母を除いたら皆どうしようもねぇ奴等だけど
それでも結構平和にやってきていたんだな。ところが…
ある日のシャマル一家。
台所で食器を洗っているツナに、隼人はそろそろと背後から近づく。
そしてゆっくり手を伸ばし、後ろから小さな身体を抱きしめた。
「うわっ!な、なんだ獄寺君…。じゃ、なくて隼人。びっくりした」
「ん…」
ギュッと力を込めて小さく華奢なツナの身体を抱くと、首筋に顔を強く押し付ける。
「もう、隼人…くすぐったいよ。俺、今これ洗ってるんだからね?甘えるのは後で…」
「ツナ……大好き」
「隼人、うん、わかってる……あっ?」
隼人はツナの身体を軽々持ち上げ、お姫様抱っこの体勢に持ち込むと、そのまま部屋を移動する。
「ちょ、ちょっと隼人…洗い物が」
手に泡をつけままあたふたと慌てるツナを無言で制し、その身体をふんわりとソファーに下ろす。
そして、上から覆いかぶさると、顔の横に手をつき、ツナの顔をじっと覗き込んだ。
「……愛してる…」
「うん、だから隼人、わかってるから…んっ」
耳元にキスをされ、ツナはピクンッと震える。
「今日は、親父も野球バカもいねーから…チャンスだと思ってたんだ…」
「チャンスって…あ、隼人、だめっ」
薄べったく細い身体を強く抱きながら、隼人はツナの顔中にキスを降らせる。
音を立てて頬に吸い付き、首筋を舐め、下肢を強く密着させていく。
「ツナ…俺、もう押さえ切れない、かも」
「あっ……隼人、駄目、だめだから!」
「なーにやってんだ?おめぇは…」
目の端に鋭く光るメスを見つけて、隼人は咄嗟に後ろに飛びのく。
「お、親父!」
「てめーはまーたやってんのか…こないだの仕置きのウィルス注射でも、やっぱ懲りてなかったようだな…
大体、ママを名前で呼ぶのは止めろって言ってるだろーが!何がツナだ!エロガキが」
「な、なんだよてめー、今日は医者の集まりがあるんじゃなかったのか!」
「嫌な予感がしてな…ムシの知らせってやつだ。そしたら案の定…」
シャマルは内ポケットから注射器を取り出す。
「ちょ、まて、落ち着け、話せば分かる」
「パパ、やめてっ!」
「ツナ…」
ツナの声に一気に顔をデレデレに崩壊させたシャマルは、その場でイチャつき始める。
眉間と口を歪めて不細工な顔をした隼人は、呪い殺すような目つきでシャマルを睨んだ。
「まあいい。隼人、仕置きは後でだ。…それより、今日はお前に大事な話がある。武も呼んで来い」
「えっ?」
「ぱ、パパ!まだ話さなくたって…」
ツナは焦ったようにシャマルに縋り付く。その手をゆっくりと離すと、シャマルは隼人をじっと見据える。
「な、なんだよ…親父…似合わねぇ真面目な面しやがって」
シャマル家の居間。緊張した面持ちでソファーに座り、隼人と武は両親を見つめる。
「お前らも、もう大人だ。まあ中学生といえば、俺はもうプリプリ乙女とあんなことやこんなこと…」
「パパー!」
真っ赤になったツナに怒鳴られ、咳払いをしてシャマルは座りなおす。
「――俺が、一人の赤ん坊を取り上げたのが、今から14年前だ」
隼人は首をかしげる。
「…母親は、子供を産んだ後、そのまま病院から失踪した。事情は知らねぇが
置手紙が置いてあった、この子を頼みます、とな」
「ひっでぇ親だなあ。そんなんされたら病院も困るっつぅの」
「………へぇ」
「俺は警察に連絡し施設に預けようと思っていた。だが当時看護士として働いていたママに、その子が懐いてな。
情が移ったのかも知れない、だが、ほうっておけない気がしたんだ。自分が取り上げた子供だったからかも知れん」
「…親父?」
「そして、養子にした。それが、武、お前だ」
「!」
隼人の肩がビクンと上がる。武は黙って、そんな隼人をじっと見つめていた。
「…そして、それから約半年後。また、子供が捨てられた。その子の母親は、俺と同じイタリア人で――」
「親父っ!」
隼人は震えながら立ち上がる。
「…隼人、聞くんだ。武とお前は、俺達の、本当の子供じゃ…ないんだ」
「…っ!な、なんだよっ!なんでっ…」
「隼人…」
ツナは瞳に涙を溜めて隼人を見つめた。武は指を組んで、うつむいて床を凝視している。
「ちっ…くそったれぇ!」
隼人はソファーに足をぶつけてよろけながら駆け出すと、玄関から飛び出していった。
「は、隼人!」
「ツナ、いい。大丈夫だ…あいつの行きそうな所なら、分かってるさ。
昔っから、嫌なことがあるとすぐあそこに行きやがるからな…」
夕方の公園。
ブランコに乗りながら、一人煙草を燻らせる隼人。
うつろな瞳で、夕暮れの空を見上げる。
突然、かすかに揺れているブランコの速度が上がって隼人は前のめりに飛び出しそうになった。
「うわっ!な、なんだ!?あってめぇ!」
「ハハハ」
兄の武だった。隼人を追いかけて、公園までやってきたのだ。
「てめー何すんだ!果たすぞ!」
「まぁまぁ…座れよ。ほらこれ」
手にした缶コーヒーを隼人に手渡す。武のコーヒーはあったかく、冷えた手にジンとぬくもりを与えた。
隼人はなんとなく語尾を濁し、コーヒーを渋々とした顔で受け取ると、再びブランコに腰掛けた。
「なんかさ…びっくりするぜ。あんな事言われたら」
「そーだなー」
「でも、薄々どっかおかしいなとは思ってたんだ」
「そーだなー」
「兄弟なのに、お前と俺の誕生日が5ヶ月しか離れてないし…」
「そーだよなー」
「俺だけやけに美しくて、親父にも兄貴にも似てねーなと思ってたし…」
「そーなのな…うんうん。……あん?」
「別に、どうでもいいんだよ。血の繋がりなんてよ。俺は、ツナの事が好きだし…」
「……うん」
「それに、親父だってスケベでどうしようもねぇけど、悪い奴じゃないしな」
「……うん。そーだな」
「まあ兄貴は野球バカでノー天気で、一緒に居るとうんざりするけどな…」
「……うん。そーだな……っておい!」
ひとしきり例のごとくケンカを行った後、再び腰を下ろし、隼人は大きく溜め息をついた。
「だけど武、てめーはとっくに知ってたんだな?さっきだってやけに落ち着いてたし」
「ホームラン級のバカだなお前は。いくら医学が進歩したからって、男が出産できるわけねぇ。考えりゃ分かるだろ」
「バカとは何だバカ!ツナは可愛いから、子供くらい産んでもおかしくはねーと思ってたぜ…。
とにかく知ってたなら、何で俺に教えなかったんだよ」
「……隼人、俺は、いつもケンカばっかしてるけどよ。お前のマジで傷つく顔とか…あんまり見たくねぇんだな」
「!………武…」
やけに明るく笑う兄を見て、自分より早く事実に気付いたこいつは、もっと幼い頃に傷を受け止めたのか。
そう思いながら隼人は、大分冷めてしまった缶コーヒーを両手で包み、啜った。
キィ、と音がしてブランコが揺れる。
「あ、親父…」
「なぁ。武、隼人。俺は確かにお前達と血が繋がってない。だが病院で孤児になったお前らを引き取った時
絶対にお前らに辛い思いはさせねぇ、4人であったかい家族を作ろう。そう誓ったんだ。ツナと二人でな。
俺を、父と思わなくても構わん。だが、あんまり無茶したり怪我したりして、ツナに心配かけるんじゃないぜ。
特に隼人。お前は無鉄砲で、ツナを泣かせてばっかだからな」
「……ははは、親父、もーいいよ。そんな暗い顔すんなって!」
「…親父」
「武、隼人、帰ろうぜ。ツナが待ってる」
「………ああ」
二人は、シャマルを見上げて小さく頷いた。
勢い良くブランコから飛び降りると、隼人はシャマルを振り返り二ヤリと笑う。
「それに血が繋がってないって事は、ツナが離婚したら俺と結婚もセックスも堂々と出来るって事だからな!」
「はぁ!?てめー、何言ってやがる!また変な事したらただじゃおかねぇぞ!
ったく、まさか息子がこんな真性ホモに育つとは思わなかったぜ」
「てめーが言うな!」
「ははは、隼人も親父もおもしれーのな、見てて飽きねーぜ」
そんな喧々囂々な三人を、ツナはそっと木の陰から心配そうな顔で見守っていた。
「隼人、本当は髪型真似するくらいパパの事が好きなのに、またケンカして…まったく、素直じゃないんだからなあ…」
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| | | | ピッ (・∀・ ) 僕達は……ファミリー!
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