CM「どうすんの俺!?」 先輩後輩
更新日: 2011-04-30 (土) 13:40:07
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| 某CMの先輩後輩モナ。
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| __________ |  ̄ ̄ ̄V ̄ ̄| 「罵/倒」から数日後らしいよ。。
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| | |> PLAY. | |  ̄ ̄V ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
| | | | ∧_∧ ∧_∧ ∧∧ ドキドキ
| | | | ピッ (´∀` )(・∀・ )(゚Д゚ )
| | | | ◇⊂ )( ) | ヽノ___
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「君さ、免許持ってないの?」
「持ってますよ。それが何か?」
「………」
じゃあ、たまには「僕が運転しましょうか」とか言えないのか君は!?
喉元まで出かかった言葉を無理矢理飲み込む。
こいつには何を言ってもムダなんだってことは、充分わかったはずだった。
「なんか俺腹減っちゃったな。どっか寄って行きません?」
相変わらず携帯をいじりながら、カワイイ後輩は助手席でくつろぎまくっている。
気がつけばもう外も暗い。夕飯の時間か…でも、こいつはまた俺に払わせる気だ。
そういうのを悪いと思ってないのが手に負えない。
先日、キレた俺はここらで一発説教かまして、先輩の威厳ってものを見せ付けてやろうと目論んだのだが。
こいつの嘘泣きに騙され、結局また疲労の日々。
「はあー……」
車は信号待ちしている。俺はハンドルに伏せって、思わず溜息を漏らした。
「どうしたんすか、先輩?あ、わかった!腹減りすぎたんでしょ。今日忙しかったですもんね」
忙しかったのは誰のせいだ、誰の!?
君がやらかしたヘマの尻拭いに奔走し、君の業績も上げなきゃならんから君の分まで契約を取り、
携帯料金払わなきゃなんない~とか言って携帯ショップまで連れて行き、…挙げていったらキリがない。
「……じゃ、どっか寄ってくか。この辺で…」
「俺、今日中華って気分なんですよねー。ほら、最近美味い中華屋できたらしいじゃないですか。
あそこがいいな」
相変わらず携帯を弄りながら道を指示してくる。俺はもう一度深い溜息をついて、ハンドルを回した。
ここまでこれみよがしな溜息なのに、後輩は気付く気配もない。ゆとり教育のバカ野郎!
「あ、先輩の美味そうっすね。ちょっともーらいっ」
俺が後での楽しみに、ととっておいた唐揚げは、あっという間に後輩の胃袋に攫われた。
「君さあ、せめて『いいですか?』くらい訊けないの?俺もあんまり言いたくはないけどさ、」
「あ、じゃあこれあげますよ」
じゃあ、じゃない!と思いながらも、皿の端に乗せられた春巻きを頬張る。…美味い。
「美味いでしょ?先輩顔にすぐ出ますねー」
あはははっ、と屈託無く笑う。無邪気だよなあ。俺はとうになくしてしまった若さを、こいつは溢れるほど持ってる。
パシャリ、と小さい機械音が聴こえた。まさかまた写メじゃないだろうな?
「春巻きと先輩…っと。メモリ足りなくなってきたなぁ」
「俺なんか撮って楽しい?ていうかちょっとは許可取って欲しいなー…」
「面白いっすよ!先輩表情豊かですよね。写真映りもいいしー」
小言は見事にスルーし、春巻きを咥えた俺のマヌケな写メを見せてくる。思えば、結構こいつには撮られたな。
俺も撮り返してやったらどうすんだろ?携帯構えるセンパーイ!とか言って、携帯を向け合うんだろうか。
俺は想像して肩を竦めた。それじゃおかしなカップルだ。
「そろそろデザート行きますかー。杏仁豆腐と、マンゴープリンと、あとはー」
メニューと格闘している後輩を、可愛いと思い始めているのは…この状況に慣れてしまったからだろうか?
「…で、結局俺が払うわけね」
後輩は、会計時になってふわっといなくなった。「会計はこっちね」なんて露骨に言っていたときより、幾分か学習したらしい。さり気なく奢ってもらう方法を。
本日何十回目かの溜息の後自動ドアを抜けると、後輩は壁にもたれて虚空を見ていた。珍しく、携帯は閉じている。
「何見てんの?」
「あ、別に何も。どうもご馳走様でした」
…あ?今、何て言った?ごちそうさま!?
固まってしまった俺の顔を、後輩は覗き込む。
「どうしたんですか先輩?大丈夫ですか?」
今までさんっざん奢ってきたけど、礼を言われるのは初めてで、俺は言葉をうまく出せなかった。どういう風の吹き回しだ?
「だ、うん。大丈夫大丈夫。いや、こ、この店美味かったね」
「でしょ?また来ましょうね」
後輩は軽い足取りで歩き出した。俺はその後を付いていく。まったく、こいつには調子が狂いっぱなしだ。
ふと、足を止めて後輩が振り返った。
「今日のお礼です」
なんだか上ずったような声がして、ふわりといい香りが近づいてきた。俺、この匂い好きだな…
と思う間もなく。
唇を塞がれていた。
「×○▲☆&■※―!!」
「そんな変な声出さないで下さいよ。びっくりしたぁ」
後輩は何もなかったように笑う。え、え、なに?なにが起こっちゃったの!?この数秒で?
唇に指を当てる。感触が―…間違いない。
あまりにも突然の出来事に動けないでいる俺を、パシャリ。また写メに収められた。
俺は後ろを向き、無意識のうちに背広の内ポケットに手を突っ込んだ。いつもならここで選択肢が―
え?
な、なんで?
出てきたカードは、一枚だけだった。しかも、書かれているのは…。
ちらっと、後輩を振り返る。にこっと笑いかけてくるその笑顔は、可愛い。可愛いけれど。
カードを見る。そこに書かれている、有り得ない4文字。
俺は天を仰いだ。
どうすんの俺!?どうすんのよ!!
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| | □ STOP. | |
| | | | ∧_∧ どうすんの俺!?が書きたかっただけです。
| | | | ピッ (・∀・ ) 温くて御免なさい。
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|  ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ | ||―┌ ┌ _)_|| |
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