木林
更新日: 2011-04-30 (土) 14:27:15
|>PLAY ピッ ◇⊂(・∀・ )木林 玄米レディオshow風味
(オープニングトーク)
永遠を誓い合った夫婦にも別れが来るし、当然、コンビにも別れが来るでしょうね。
ぼくは終わりのないものは怖いから、そういう考えのほうが心強いです。
(~~オープニング曲~~)
さあ、はじまりました!愛と貧困の玄米レディオshow、第一回目!
今回みたいに、貧乏芸人としてとりあげてもらえるのは、とてもありがたいですね。
生き様でも人柄でも、なんでも武器にしていきたいから。
ぼくが小学生の時に母親が亡くなって、父が荒れましてね。
借金とかするようになって。
それで、中学生くらいやったかな、家がなくなりました。
父親は行方不明です。
それからは、友達の家を転々としたり、公園に寝泊まりしたりの生活で。
いつも同じ服を着てる乞食とか言われたりね。
今、ちょっと壊れたような服の買い方してますけど、そのときの反動かもしれませんね。
でも、友達の家の人の好意や、兄弟もいたから、生きてこれました。
笑えない状況でしたけど、笑わないうちに死んでくのは嫌やなと思って、お笑い目指して。
兄のおかげで養成学校に入れたし、そこで相方にあって、今があります。
ぼくの人生ほど、人の好意に支えられてるのって、あんまり無いですよね。
コンビっていいもんでね。相方ってね、絶対的な味方なんですよ。
相方がいるから、ぼくはひとりじゃないわけです。
家族の一員には絶対ならへんけど、ぼくの、一番近しい人間。それがいつも隣にいる。
これだけ心強いことないじゃないですか。
ぼくは肉親の縁は薄かったかも知れんけど、相方がすごいんでね。
ぼくには欠けてるところがやっぱすごくあるけど、それをみんな相方は持ってるし。
それでプラマイゼロなんちゃうかな。
でも相方は生命力弱そうでね。心配ですよ。
自分に近い人間がいなくなるのはもう嫌ですわ、さすがに。
この間、なんですか、バウムテスト?木を描く心理テストでね、相方は枯れ木を描きましたからね。びっくりしたというか、怖かったですよ。
木とかってアタマから枯れていきますけど。
気が狂ったりとかもして欲しくないですよね。
ぼくが支えてやりたいんですけどね……やりたいとは思うんですけどね。
相方ほど気がつかえへんし、気が利かんし、ダメですね。
ほんとに、足引っ張ったりとかしてしまったり。
舞台以外ではボケとツッコミが完全に逆転するんですけど、結構ぼくが素で間違ったのをツッコミでおもしろくしてくれたりして。
そういうフォローとかしてくれるんですよ。
だから相方は、おもしろいことも言うし、ぼくのフォローもしてくれるしで、人の何倍もアタマ使ってますから。
そら、疲れますよねー…。
ぼくの相方は、ぼくに与えられた、たったひとりの人だと思うんです。
だからぼくは生きていけるわけだから。
もう取り返せないような欠けたところを埋めてくれるから。
たったひとりの人っていうのは、コンビが解消されても、ぼくは相方のことをずっとそう思っていくやろうなって。
そういう位置に、相方のことを置いてしまっているのでね、なんや迷惑かもしれんけど。
ずっと一緒に走って、これから先、一緒に走れなくなったとしても、その思い出があれば、強くいられるやないですか。
なんや、うまく言えん。
相方なら、もっとうまく説明できるんでしょうけど。
(~~曲紹介~~)
えー…(笑)なんと今日は!ゲストが来てくれてます!
いや、おかしいって!ぼくのピンのラジオのはずやったやろ。なんで来んねん!
お前、ちょっと遠慮しろや!(笑)
え?さっきの解散の話?(笑)お前聞いてたん?うわー、恥ずいわ!
だから、まぁ、解散ていうのは、全然後ろ向きな選択肢じゃないよ、とね。
そういうことが言いたかっただけですけど、何や、ネガティブでしたね。
もちろん、ずっと一緒にいたいですよ。惚れてますし。
いつか最高のパートナーとして隣に立っていたいですね。
……えぇと、だから、なんや。
お前そんな泣くなや。
□ STOP ピッ ◇⊂(・∀・ )イジョウ ラジオ風味ネタ デシタ!
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