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冥府神

                    / ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
                    |  マヅレンジャーの神々ネタだよ。
 ____________  \         / ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
 | __________  |    ̄ ̄ ̄V ̄ ̄|  T→Y→魚→ウノレ前提だけど他にもあるってさ
 | |                | |            \
 | | |> PLAY.       | |              ̄ ̄V ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
 | |                | |           ∧_∧ ∧_∧ ∧∧ 完全一方通行かいゴルァ
 | |                | |     ピッ   (´∀` )(・∀・ )(゚Д゚ )
 | |                | |       ◇⊂    )(    ) |  ヽノ___
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「何を見ているんだ」
そう声をかけられて、Yバ一ンは振り返りもせずに呟いた。誰かは見なくてもすぐわかる。
普段は無口なくせに、余計な時に口を挟むものだ、と思った。
「カワイイ女の子を見てるんだよ、ティ夕一ン」
視線の先には、カワイイ女の子――少なくとも彼にとっては――の妖幻密使バソキュリアがいた。
その手には赤い鱗が握り締められ、上を見上げて、あらゆる意味で遥か高みにいる相手と会話をしている。
そして、Yバ一ンの視線はバソキュリアを通り過ぎ、その上へと向かう。
彼が「一番おっかない」と評する神、夕゙ゴンに。
すっと、音もなくYバ一ンはバソキュリアとの話を終えた夕゙ゴンに歩み寄った。
「見つけたんだね、あの天/空/聖/者」
「ああ」
「僕も行くよ」
それが不満らしい夕゙ゴンから何か言われる前に、Yバ一ンは言葉を続ける。
「確実に取り返したいしね、ン・魔の魂」
夕゙ゴンが返答をする前に、そこへ更に割り込んでくる者があった。
「俺も行こう」
ティ夕一ンの巨体を夕゙ゴンとYバ一ンが同時に見つめる。
「一人の天/空/聖/者のために、これだけの冥/府/神が集まるとはな。大した男だ」
皮肉半分な口調で夕゙ゴンは言い、そのまま足を進めて行く。その後をYバ一ンが追おうとした時、
ティ夕一ンが彼にだけ聞こえる声で囁いた。
「逸るなよ」
「どういう意味かな」
だが、答えは返ってこなかった。

問い詰めても何も言わないことはわかっていたから、仕方なくYバ一ンは夕゙ゴンとティ夕一ンと並んで
歩き出す。
だいたい、こいつは何を考えてるのかわからないんだ、いつもいつも。
そして、ふと思い出したかのように夕゙ゴンに尋ねる。
「そういえばスレイプニノレには何も話さなくていいのかな。 随分怒ってたみたいじゃない」
「だからだ。冷静さを欠いていては危うい。ただでさえ二/極/神の一柱、怒レイクを失っているんだ。
これ以上何かあってはン・魔の魂を取り戻したところで復活がなるかどうか」
そんなにン・魔の復活が大事なのに、戒律を破ったのはどういうわけかな。
言葉には出さずにYバ一ンはそう考え、口元を歪めた。
美しくて賢いスフィソクス、君は正しいよ。戒/律を破ればン・魔は復活しない。
けれど夕゙ゴンはそれを破った。
『俺が戒/律だ』
そう言った夕゙ゴンをYバ一ンは思い出す。スフィソクスに有無を言わせぬ恐ろしい威圧感。
そんなにあの天/空/聖/者を、ブレイジェノレを引っ張り出したかったのかい、夕゙ゴン。
二極神のスレイプニノレまで巻き込んで。
夕゙ゴンにはスレイプニノレが戒律を盾にとって断らないという自信があったはずだ、とYバ一ンは信じていた。
だって、みんな知っている。スレイプニノレが同じ二/極/神の怒レイクの猪突猛進な危うさを案じていたことを。
ま、確かにそこが怒レイクの可愛いとこでもあったけどね、とYバ一ンはくすりと笑う。
夕゙ゴンは、スレイプニノレの感情を利用した。たった一人の天/空/聖/者のために二/極/神も戒/律も犠牲にしようとした。
それはあくまでン・魔の魂のためだと彼は言うかもしれない。
でも、戒/律を破ってン・魔が復活しなかったら何にもならないだろう?

じわりとYバ一ンの中に、暗い怒りが募ってくる。
ああ、まずいな冷静にならないと。僕はいつだって冷静なんだ、そうだろう?
けれどブレイジェノレを目指して進む夕゙ゴンを見ていると、思考は千路に乱れていった。
そんなに負けたくなかったのか、ブレイジェノレに。
そんなに気になるのか、ブレイジェノレが。
たかが、一人の天/空/聖/者を神である君が。
僕たちのリーダーであるはずの君が。
夕゙ゴン。
「Yバ一ン」
不意に名を呼ばれて、Yバ一ンは思わず足を止めた。気付けばティ夕一ンがこちらをじっと見ている。
「何かな」
「逸るな、と言っただろう」
言葉はそれだけだった。またティ夕一ンは口をつぐんだまま歩き出す。
一体何なんだ、言いたいことがあったらはっきり言えばいいのに。
けれど、そうして問い詰めることは何故か躊躇われる気がしてYバ一ンもまた再び歩き出した。
暗い暗い、冥/府の道を歩き続けてようやく夕゙ゴンは目的の者を見つけた。
じっとそこに立つ、魔/導/騎/士の姿のブレイジェノレを彼は見つめている。
そんな目をして、まるで愛しい者に出会ったみたいだ。
苛々とYバ一ンは夕゙ゴンを見つめていた。
自分がどんなに滑稽かわかっているのかい、夕゙ゴン。

だが、その時Yバ一ンは自分を見つめる者の目に気付いた。
ティ夕一ン。
突然、全てに納得がいって、Yバ一ンは可笑しくなった。
そうか、君も僕を見ていたのか。
僕が夕゙ゴンを見ているように。
夕゙ゴンがブレイジェノレを見ているように。
僕は滑稽だったかい?
ブレイジェノレを見ている夕゙ゴンのように滑稽だったかい?
そして、君もきっと滑稽なんだろうね。
Yバ一ンはン・魔の魂を封印するブレイジェノレの前に立ちはだかった。
見てあげるよ、夕゙ゴン。君が執着する男の力を。
見せてあげるよ、ティ夕一ン。君が案じている僕の力を。
そして、何もかもが終わるはずだ。
地上世界も、僕らの馬鹿馬鹿しいこの憂鬱も。
だって、僕らは神なのだから。
「こんな奴、僕一人で充分さ」
この陰フェルシアに君臨する神々なのだから。

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 | | □ STOP.       | |
 | |                | |           ∧_∧ 何つーか多角関係でスマソ
 | |                | |     ピッ   (・∀・ ) 怒レイク受も萌えるんだ
 | |                | |       ◇⊂    ) __
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