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気分はもう戦争

                    / ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
                    |  ア機ラで有名なO友かちゅ洋の「紀文はもう船倉」っていう漫画があってね
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 | __________  |    ̄ ̄ ̄V ̄ ̄|  そこから説明しなきゃいけないようなマイナーさかよ
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 | | |> PLAY.       | |              ̄ ̄V ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
 | |                | |           ∧_∧ ∧_∧ ∧∧  ちなみにボオイ×鉢巻きだよ
 | |                | |     ピッ   (´∀` )(・∀・ )(゚Д゚ )
 | |                | |       ◇⊂    )(    ) |  ヽノ___
 |   ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄  |       ||―┌ ┌ _) ┌ ┌ _)⊂UUO__||  |
 |  °°   ∞   ≡ ≡   |       || (_(__)(_(__).      ||  |
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さくさくと砂を踏む音に俺は浅い眠りから覚め、ゆっくりと目を開く。菊壱文字を抜く必要はなかった。
俺は岩にもたれて片膝を立て、愛刀を胸に抱えて座ったその姿勢のまま、聞き慣れた足音の主を待った。
「こんなとこで寝てたのか。無用心だな」
「俺達以外の誰が居るよ、こんな砂しかねえとこに」
咥え煙草から煙をくゆらせながら俺を見下ろしているボオイの長身に、ひらひらと手を振ってみせる。
「そろそろそうでも無さそうだぜ。眼鏡が偵察から戻った。東の方で小競り合いが始まりそうだ。…どうする」
「チェ、反対方向かよ…まァいいや、とりあえずメシでも食ったら出発するか」
「そうだな」
短く相槌を返しながらボオイは煙草を唇から離し、空を見上げながらうまそうにゆっくり煙を吐いた。
そして咥え直さずに、そのままピンと親指で弾いて捨てた。
砂の上に音も無く落ちた吸い差しの煙草から細く紫煙が立ち昇る。
頼りなく流れ、霞んで風に消えていく煙をぼんやり見ていると、ボオイが片膝を突いて俺の隣にしゃがんだ。
あるじの無い煙草の火が力尽きたように消えた。
ボオイの顔が近付く。
俺は目を閉じた。
ボオイの唇がそっと俺の唇に触れた。
「なんでだよ」
「鉢巻きが目を閉じたから」
なんでメシを食うのかと聞かれてハラが減ったからと答えるみたいに、ボオイはそれが当たり前みたいな口調で簡潔に答えた。

「…お前がカオ近付けるからだろォ」
俺はボオイと目を合わさずに呟いた。
またボオイの顔が近付く。
また俺は目を閉じた。
ボオイの唇がさっきと同じようにそっと触れ、そしてすぐに離れた。
二番目に気になった事を訊いてみる。
「舌は入れねえのか」
「入れていいのか」
そう返されると困る。
「いや…ウーン…まずいな、舌入れると、越えちゃダメな一線を越えちまう気がするな」
「じゃあ入れよう」
「エッ」
今度は俺が目を閉じるより早くボオイの唇が重なった。
目の前の長い睫毛に気をとられていると舌が滑り込んでくる。
俺は目を閉じた。
ボオイの大きな手が俺のランニングに触れてそして。
「おーい、鉢巻き、ボオイー!」
眼鏡の呼ぶ声がした。意外と近い。
ボオイが身を起こして歩き出す。
俺も菊壱文字を持って後ろに続く。
そして俺達は互いの舌の感触を思い出しながら、また硝煙と銃声のただ中に戻ってゆく。

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 | | □ STOP.       | |
 | |                | |           ∧_∧ 大掃除中にコミクス発掘して読んでたら
 | |                | |     ピッ   (・∀・ )  なんかもう辛抱たまらん気分になっちゃって・・・
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