蟲師 化野×ギンコ
更新日: 2011-05-01 (日) 13:20:57
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| ムシシの化×ギン。シモの毛白いのネタ使わせて頂きました
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| __________ |  ̄ ̄ ̄V ̄ ̄| コソーリ書いてみたよ
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| | | | ∧_∧ ∧_∧ ∧∧ ドキドキ
| | | | ピッ (´∀` )(・∀・ )(゚Д゚ )
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スレに投下して良いものかわからないので、使わせて頂きます。
「おい…いくらなんでも悪趣味じゃないのか」
自分のすぐ脇に積まれた骸骨やら怪しげな葛籠やらに目を走らせ、ギンコが言った。
「仕方あるまい。まっ昼間から母屋の雨戸を閉めるわけにもいかんだろ」
「だからってここは…」
里の診療所を兼ねた立派な家屋を埋めるだけでは飽き足らず、イヒ野はその妙な収集品を貯め込
むための蔵を持っていた。
蔵は昼間とも光が射さずに薄暗い。その中でギンコはイヒ野に組み敷かれていた。
「お前が今日中に立つと言うからだろう、ギンコ」
「一度くらいは我慢できんのか」
「できんな」
きっぱりとイヒ野は言い放つ。わかったわかった好きにしろ、とギンコは溜息をついた。
「次いつ会えるともわからんだろ」
諦め大の字に寝そべったギンコの首を、イヒ野は幾分優しく撫でる。
腹の思いをそのまま言い述べる、イヒ野のこの性格をギンコは嫌いではなかった。
しかしここは、木精で作られた液に浸った蛇と目が合うような所だ。さすがに気持ちが良いも
のではない。
もう一つ気に食わないのは、イヒ野という男は異形のモノを愛でる趣味があるということだ。
別にその趣味を今さらどうこう言うわけではない。多岐に渡る収集品はギンコの役に立つこと
もあったし、また収集家は蟲師のいい商売相手でもあった。
「…お前、まさか不感症になったんじゃないだろうな」
イヒ野の咎めるような声が、ギンコの物思いを中断させる。ぼんやりと宙を見ていたギンコは、
イヒ野に焦点を戻した。
「何でだ」
「あまりにも顔がなさすぎる」
「失礼な。そちらの腕にかかってるんじゃないか?」
にやりとギンコが笑うと、イヒ野はかちんときたようで、急いた仕草でギンコのシャツを捲った。
それから腹の辺りへしゃぶりつく。
ギンコが気に入らないのは、イヒ野の趣味ではない。自分が“異形のモノ”に近い見てくれをし
ているということだ。
髪も目も、多くの者のそれとは異なった色をしている。それに加え、蟲を呼ぶ体質。見る者に
よっては、“異形のモノ”側に入れられてもおかしくはない。
このような蔵にいると、自分が収集品のうちの一つにされたような気分になる。ギンコの頭は、
思わずとも勝手にそんなことを思うのだった。
「相変わらず脱がせにくいな、この服は」
イヒ野は慣れない手つきで釦を外し、身体の内側へ手を馳せる。それから顕わにしたギンコの半
身を見て、一瞬動きを止めた。
「何だよ」
「いや、こっちはもっと慣れねえなと思って」
何かを考えるように顎に手を当て、白いんだもんなあ、毛。とイヒ野は呟いた。
どうやら蟲とは関係のない部分でも扱いづらいらしい。ギンコは苦い顔をした。そして何とな
く苛々して、イヒ野の着物の帯を一気に引き解いてやった。
「ちょっ…おい、急ぐな…」
身体に割って入られる痛みと熱さに、ギンコは表情を歪める。
「痛いか?直に良くなる。…のはお前が一番知ってるか」
「うるせ…。大体悪趣味なんだよこんな所でひっ倒しやがって」
「今はお前が乗り上げてるじゃないか」
ギンコの腰を抱えたままイヒ野はにっと笑う。
「埃だらけの床にそう転がってられるかよ」
とても睦言とは思えぬ言葉が続けざまに蔵へ響いてゆく。
構わずにイヒ野が身体を揺らすと、ギンコの口からは呻きが漏れた。
その呻きを引きずり出すように、イヒ野はギンコの唇を吸う。そのまま、人形に傷がついていな
いか確かめるかの如く、顔や全身を指で触れた。
「綺麗な目だ」
左目を隠す前髪を掻き上げてから、イヒ野は満足そうに微笑む。
それから義眼の目ん玉を、イヒ野の舌先が舐めた。ギンコは神経が通っていないはずのその部分
から、背へぞくりとしたものが伝わったように感じた。
「目が好きなのか?」
「そうだな、好きだ」
イヒ野が頷く。
やはり収集気分か、とギンコは思った。
それならばとギンコは身体の力を抜く。できるだけ人を感じさせないよう。
それからそういったモノとして、イヒ野の動きに合わせ腰を揺らめかせる。
イヒ野の顔が悦予に染まる様を見てギンコは少し満足感を覚えた。
果てる最後にだけ少し、喉が鳴った。
「なあ、媚薬みたいな蟲とかいないのか」
服を着込みギンコが木精の液に沈んだ蛇を眺めていると、イヒ野がぼつりと言った。
「どんな蟲だよ…」
「山芋みたいなやつだよ」
「なんだそりゃ」
呆れた顔をしてギンコがイヒ野の方を向くと、意外にもイヒ野は真面目に語っている風だった。
「山芋の粉末、いいらしいな。痒くて掻き回して欲しくなって仕方ないんだと」
「そりゃ…後始末が大変そうだな」
何の話かとギンコは首をひねる。
「いや、その、なんだ。用意しておくか、山芋」
「はァ?」
「何かお前、見ていて辛そうだったもんでな。やはり痛いのかと思って…」
イヒ野は言って眉をひそめる。思いも寄らなかったその言葉に、ギンコは驚く。
珍しさ故に大事にしようとでも思っているのだろうか。それとも医家という生業がそうさせて
いるのか。ギンコにはイヒ野の意図がはかりかねた。
「気にすんな」
「そうか?」
少々身体が痛もうが、ギンコにとってそれはさほど問題ではない。イヒ野がどういう名目でギン
コを扱おうとも、ギンコはイヒ野という男が嫌いではないからだ。
「お前が嫌でなければ次はもう少し間隔を開けずに来てくれないか。お前はどう思っているか
知らんが、俺は恋しい」
「目が好きなら置いて行くが」
「は?何を言ってるんだ?」
今度はイヒ野がギンコを理解できないといった風に、訝しげな顔をした。
「義眼だって言わなかったか」
「いや、それは知ってるが」
「さっき言ったろう、目が好きだと」
「…ああ。そりゃお前の目は綺麗だと思うが…お前がいなけりゃ何の意味もないじゃないか」
イヒ野の言葉にギンコはぽかんと口を開ける。煙草を咥えていたらきっと唇から落としていただ
ろう。収集品の一つと同じ扱いではなかったのか。
「お前…何か勝手に誤解していたんじゃないか?俺はちゃんと恋しいと言ったはずだが」
ギンコは碧色の目を一度瞬かせ、そしてほんの少しだけ目元を赤く染めた。
それを見てイヒ野は打って変わってにたにたと笑う。
「次、来るのは初秋の頃か?」
「………考えとく」
「山芋みたいな蟲連れて来いよ」
「そんなのいねえよ」
「わからないだろ。いるかもしれないじゃないか」
「おまえが山芋を擦っておけばいいだけだろう」
蔵の戸の方へ急ぎ足で向かいながらギンコが言うと、今度はイヒ野の方が目元を赤くした。
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| 自分の愛でてるものが~のセリフに萌えすぎまして
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| __________ |  ̄ ̄ ̄V ̄ ̄| お目汚し失礼しました
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