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皿戻し

前提「インテ利失踪事件3人目の被害者は宇京で、助けに来たのは何故か斧田」
(ラスト近くの登場シーンから)
|>PLAY ピッ ◇⊂(・∀・ )ジサクジエンガ オオクリシマース!

「本当は解けてるくせに、解けない振りで時間稼ぎか?おまえらしいね」
「遅かったですね」
「きっと来てくれると思っていました、くらい言えないの」
「来てくださると思っていました」
「いいこだね」

 斧田は、蛇のように細い眼差しで、囚われの宇京を眺める。彼にしては珍しく随分暴れたのだろう、
乱れたスーツからのぞく鎖骨は、痛んではいなかったが少し汗ばんでいた。
 ベッドの上以外では散らかることのない前髪が額に貼り付いている。口元には殴られたとおぼしき痣。
 凄絶な、色気。
 そんな姿を得体の知れない奴らに見せてしまったのは、誤算のひとつだった。

「何かされた?」

「とりたてて言うほどのことは何も」
「言えないようなことはされたんだ?」
「・・・・だいたいご想像の通りですね」

 まぁとりあえず逮捕してから考えようか。
 呟いて、斧田は犯人たちに視線を向けた。

「ウチのにちょっかいかけたのは、どっち?」

 低い声が、響いた。

□ STOP ピッ ◇⊂(・∀・ )イジョウ、ジサクジエンデシタ!


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