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木更津キャッツアイ 弟×兄

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                    |   久々に見たよ 木皿津の泥棒猫モナ。
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 | __________  |    ̄ ̄ ̄V ̄ ̄|  写真屋 弟×兄だって
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 | | |> PLAY.       | |              ̄ ̄V ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
 | |                | |           ∧_∧ ∧_∧ ∧∧ ドキドキ
 | |                | |     ピッ   (´∀` )(・∀・ )(゚Д゚ )
 | |                | |       ◇⊂    )(    ) |  ヽノ___
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真っ暗で肌寒い部屋に響く呼吸の音。
熱い呼吸を整えるので精一杯のくせに、
時々、俺の腕を必死に掴んで何度も名前を呼ぶ。
昔から俺がこの人に負けることは何一つなかったのに、
なぜかこの時ばかりは、俺は負けてる気がしてならないんだ。

「糸屯くーん、起きてるー?」
酔って上機嫌のこの人は、真夜中だというのに勝手に俺の部屋に入ってきた。
「もう寝るんだけど」
「そんなこと言わないでよ糸屯くん。ちょっと話付き合ってよ」
こんな時ばっかり俺のことを君付けする。
「何で俺の部屋入ってくんだよ」
「いやね、さっきまでマス夕ーんところで飲んでたんよ、皆で。
もうすげえ盛り上がってさー。物産とか超バカでさ、」
「だから、何で俺ん所来てんだよ。自分の部屋行けよ」
「だって、さみしいじゃん、ひとり」
酔ってるせいなのか、えらくストレートだ。
普段なら、一緒にいるどころか、名前を出すのでさえ嫌がるのに。

「…俺が迷惑だから自分の部屋行けって」
「何で。物産のバカ話聞きたくねえ?」
「聞きたくない」
「じゃあ、バソビは?」
「やだ」
「何でよ。すげえ面白いのに」
「やだっつってんの」
「ちょっと糸屯くん。少しくらい付き合いなさいって」
「嫌だって言ってんだろ!兄貴の友達の話なんか聞きたくねえんだよ!」

…しまった。うっかり口に出てしまった。
「…糸屯くん、やきもち?」
「……」
「…かーわいいー」
もう最悪だ。何か顔も赤い気がする。
どうしてこの人のことになると余裕がなくなるんだ。
俺の事を見て、目の前でへらへら笑ってる。むかつく。
「…だったら何だよ」
「マジでやきもちなの?うわっ、何お前。超ウケる」
「兄貴、」
何だかよくわからないけど、気付くと力いっぱい腕を掴んでいた。
「…痛いんですけど」
「ここいていいから、その代わり、していい?」
「…糸屯くん、最初からそう言えば?」

別に最初からそんなつもりじゃなかったけど。
でも、この人バカだから何言っても通じないだろうし。
はじめは「お前、がっつきすぎ」とか笑ってたくせに、
もう顔は真っ赤で息すんのもつらそう。
そのくせ、顔は腕で隠して俺には見えないようにしてる。バカ兄貴。
「ね、兄貴、もう入れてい?」
「…は、なに、勝手にすれば」
ぐいっ、と力をかけると、突然俺の腕を掴んできた。
すごくつらそうな、きつそうな、目には涙がいっぱいだった。
俺の肩に腕をまわし、耳元で必死につぶやいていた。
「じゅん、」
ああ、だめだ。もう何だかよくわからない。
ぞくぞくするようなこの感じ。
俺を呼ぶ声が遠くで聞こえて、頭が真っ白になっていった。

「…兄貴、俺、朝練行くんだけど」
…起きるわけないか。ただでさえ起きないんだし。
まあ、どうせ母さんも気にしないだろうし。
「行ってくるから」
そう言って部屋を出ようとしたら、
うー、とか何とかうなってた。
そういう変なところはちゃんとしてんだよな。
…悔しい。
結局いつもあの人のペースだ。
家に帰ったら絶対ヘラヘラしてお出迎えだ。
「糸屯くん、お帰りー」とかって。
それで俺はぶっきらぼうに答える。(最悪、無視)
いつものパターン。
どうしよう。
俺、結局、兄貴に勝てそうな気がしない。

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ageてしまい本当に申し訳ありませんでした。

  • 禿萌えた! -- 2011-12-28 (水) 19:05:00
  • めちゃ萌えました!!純アニ最高♪ -- 2012-04-14 (土) 21:04:50
  • ありがとうございます…!!最高に元気出ました。名作。 -- 2023-10-01 (日) 22:18:52

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