シン・シティ ロアーク枢機卿×ケビン
更新日: 2011-05-01 (日) 15:57:02
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| 映画 罪街 黒幕×殺人鬼ぬこらしいよ
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ケ七"ンは自分の息が上がるのを感じた。彼はどれだけ走っても、誰を殺しても、
息を乱したことは無かった。彼の心臓はいつもメトロノームのように恐ろしい正確
さで任務を遂行していた。
だが、彼の姿を見るとそのリズムは途端に狂いを見せた。
初めてそれを感じた時、ケ七"ンは自分が病気になったのではないかと思ってパ
ニックを起こした。そんな彼を口アーク卿は優しく抱きしめた。
「ケ七"ン、怖がることは無いんだよ。ほら、触ってごらん」
口アークはケ七"ンの手をとって自分の左胸へと導いた。ケ七"ンは恐る恐る目
を開けた。
「私の心臓もどくどく言っているだろ?」
「……………」
「好きな人と一緒にいるとこうなるんだよ」
「……………?」
ケ七"ンは必死に手のひらの感触を追いかけた。確かに、口アーク卿の心臓の
音も、自分のそれと同じぐらい乱れて聞こえた。ケ七"ンは口アークの顔をくいい
るように見つめていた。
「分かったかい?」
「う」
「だから、ほら、もう泣かないで………」
「……………?」
泣く?ケ七"ンは自分の頬を触った。そこは確かに濡れていた。ケ七"ンはそれを
ぼんやり見つめていた。これは自分が流したのか、ケ七"ンは不思議な気持ちだ
った。ケ七"ンは今まで泣いたこともなかったし、泣きたいと思ったこともなかった。
涙とは、殺される人間がよく流す液体で、女性の場合は男性の場合よりもよく多く
流れる。涙についてのケ七"ンの知識はその程度のものだった。それが痛いとき
に流れるらしいということくらいはケ七"ンも犠牲者たちの言葉から分かっていた。
だが、自分は別に痛い思いをしたわけではなかった。血は一滴も流れていなかっ
た。だったら、なぜだろう。
口アーク卿はぼうっとしているケ七"ンの顔を引き寄せると彼のめがねをゆっくりと
外し、頬を濡れた舌で舐めた。
「………あ」
濡れたものを感じた瞬間、頭がくらりとした。いまや、ケ七"ンの鼓動は乱れに乱れ
ていた。体温が上がり息が熱くなる。ケ七"ンはこの不調の原因が口アーク卿にあ
ることに気づいていた。彼に肩を抱かれて、体がぶるぶる震える。ケ七"ンは小さく
縮こまって、100メートル走った直後の犬のようにハアハア荒い息をしていた。
「ケ七"ン、どうしたんだ?」
口アーク卿はひどく優しく笑いかけた。
「あ、あああ………あ、あ、あ」
彼はなんとかして自分のこの状況を口アークに伝えようとした。だがうまくいかな
かった。言葉は無力だった。いや、それよりも、自分が本当は何を求めているの
かケ七"ンには分かっていなかった。ただただどうにかなってしまいそうだった。自
分を救えるのは彼しか居ない、ケ七"ンは口アークの服をぎゅっと握り締めて、し
きりに声をたてた。
「そうか、熱いんだね。そういう時は……」
そういって、口アークはケ七"ンのシャツに手をかけた。ボタンが外されていくにつ
れ、ケ七"ンは確かに少し気分がよくなった。だが、まだ足りなかった。口アーク卿
は、彼のズボンも、下着まで脱がせた。ケ七"ンはされるがままになっていた。時折
触れる彼の指先は、たとえようもなく心地よかった。
素肌をさらした彼を、口アーク卿はベッドに横たえた。白い肌が白いシーツに映る。
「美しい」
その口アークの言葉は、ケ七"ンに言ったのではないようだった。ケ七"ンは、その
言葉の内容よりも、彼の声の抑揚の方がずっと美しいと思った。口アークは陶酔
した目つきをしていた。不思議に、彼は少し落ち着いていた。ケ七"ンは全く羞恥
心を持たなかった。口アーク卿の光る瞳に見据えられても、居心地悪くはなかった。
「ケ七"ン………」
彼はケ七"ンの唇にキスをした。
途端に、ケ七"ンの体はまたどうしようもない渇きを自覚した。そして、彼は本能
的に自分のするべきことを悟り、自分にのしかかる男の首に両腕を絡ませた。
「あああ………お願いです」
口アーク卿は一瞬動きを止めたが、すぐに微笑んで、ケ七"ンの首筋にキスを繰
り返していった。
ケ七"ンには何もかもが信じられなかった。子供時代にレイプされたことはなんど
かあったが、その時とこれは全く違っていた。彼にとってセックスとは単なる拷問
の一手段であり、彼がそれを受ける時は、体は常にも増して無感覚になっていっ
た。
だから、これは何か別のものに違いない、ケ七"ンはそう思った。ケ七"ンは生ま
れて初めて、必要とされている、と感じた。物心ついた時から広がっていた胸の
奥の隙間が埋まっていく気がしていた。ケ七"ンは彼の腕の中で声をあげ、必死
にしがみついた。心のままに声を出したのも初めてだった。今まで、そうしたい、と
思ったことすらなかったというのに。
彼は自分の全てだ、とケ七"ンは思った。そんなことを思うのも初めてだった。彼は
自分を抱いている男の腕に触れて、確かめるように撫でた。
「……………」
口アークは動きを止めて、微笑んだ。ケ七"ンは、今のこの気持ちを声に出したい
と望んだが、彼はこの気持ちを正確に指し示す言葉を知らなかった。その代わり
に、彼はその大きな目ですがるように口アーク卿を見つめた。
動きが再開された。体が熱くなり、頭が痺れた。やがてくるくるとまわる渦の中に
ケ七"ンは飲み込まれていき、それを止めたいとも思わなかった。
「あっ」
内部に入っている男のものがいとおしく感じられた。汗で肌が濡れる。
今、彼が自分を殺そうとしたら、簡単に出来るに違いない。ケ七"ンはその考えが
嬉しかった。殺して欲しいと思った。体が熱い。殺して欲しい、と感じる
人間には、もうこの先二度と出会えないだろう。どうせ自分はいつか誰かに殺され
て死ぬ、それ以外の生き方なんて出来ない、だったら自分の選んだ人間に、この
男に。
彼は目を開けた。
「……………っ!」
激しい波がケ七"ンを襲った。
「あっ、あっ」
開放に声をあげてのたうちまわる。快感にまみれながら、男が自分の中で果てる
のをほのかに感じた。
白い光りの中でケ七"ンは目を閉じた。
ケ七"ンは眠りから目覚めた。広いベッドの中だった。首を回すと、とろけるような
笑みを浮かべている口アーク卿と目が合った。二人とも、服は着ていなかった。
「うなされていたよ」
ケ七"ンはうなずいた。夢を見ていた、あの「儀式」をはじめておこなった直後、彼に
はじめて抱かれたときの夢だ。あの時、自分は初めて白い光りと救いを見たのだっ
た。彼に抱かれて………。
口アーク卿は、いとおしげにケ七"ンの乱れた黒髪を梳いた。その感触は少しくす
ぐったかった。ケ七"ンは口アーク以外には絶対に見せない微笑みを浮かべて、
彼の唇にキスをした。
血の匂いがした。
当たり前だ。多分、自分の息も血なまぐさいのだろう。食事の後なのだから。ケ七"
ンは触れていた唇を離した。そして、口アーク卿の広い胸に顔を埋めて、どくどく
いう彼の鼓動に耳を澄ませた。
「愛しています……」
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なんか詰まってて読みづらい…orz 初投稿なので勝手がわかりませんでした
読んでくださってありがとうございます
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