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妖美獣 ピエール×風沖

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 | |                | |           ∧_∧ ヒマツブシニドーゾ
 | |                | |     ピッ   (・∀・ )
 | |                | |       ◇⊂    ) __
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以前にキケチ作品の用微獣ピ工ーノレを投稿させて頂いた続きでピ工ーノレ×風沖です。
暇潰しにドウゾ。

【予備知識】
卵から孵化した「刷り込み」息子×不幸にも義父になってしまった学生探偵の阿呆な日常デスヨ


風呂は日本人の癒しの空間だ。
俺は親父臭く、そんなことをしみじみ感じながら風呂に浸かっていた。
一仕事終えた後の風呂は本当に最高だ。ここがマンションじゃなければ、一つ「ビバノンノン」と歌いたいところである。
しかし、今日も今日とて正に謀ったようなタイミングで俺の幸せな時間を邪魔する馬鹿息子は現れるのであった。

「父さん、お背中流しましょうか?」
優雅な声と共に戸の開く音。
ぎょっとして振り返ると腰にタオルを巻き付けただけのピ工ーノレが浴室に一歩足を踏み入れたところであった。

「何のつもりだ?!テメェ!!」
過去に、この義理の息子に襲われそうになった経験がある俺はバスタブの端っこに逃げ警戒心を露にしてピ工ーノレを睨み付ける。
しかし、ピ工ーノレは俺の迷惑そうな態度など歯牙にもかけず、にっこりと優雅に微笑んだ。
「父と子で心温まるにスキンをしようと思いまして」
明らかにスキンシップの間違いだが、ピ工ーノレが俺に求めていることから考えるとスキンでも意味があっているところが笑えない。
この場合、「それを言うならスキンシップだろっ!!」と突っ込むべきところなのだろうが、何だかどっと疲れた俺は敢えてピ工ーノレの間違いを正さず深々と溜息を吐いた。

「お疲れですね、父さん。マッサージでも…」
「誰のせいだ、誰の」
心配そうなピ工ーノレに頭を抱え込みつつ俺は近寄ってこようとする馬鹿息子を手でシッシと追い払う。
それでもピ工ーノレは浴室から出て行こうとしないが、ピ工ーノレが最終的には無理強いはしないと分かっているせいか俺は何処か呑気な気持ちでいた。
されても、ちゅーぐらいだろう、とか。

以前はキスだけでも冗談じゃねぇ、と思っていたが最近では「力」では俺より遥かに勝る化物の息子が健気にも自制しているのにほだされて
「まぁ、ちゅーぐらいいいか」という気持ちになってきている俺がいた。
まぁ、相手は人外生物だけあって唾液にも媚薬効果があったりするので油断は禁物なんだが、
ピ工ーノレが媚薬に酔った俺をどうこうするつもりがないと宣言しているので、それはそれで返って安心だったりもする。
いざとなったら媚薬にやられた振りをしてやろう、とか気楽に考えたりしてな。
よくよく考えるとキスを許していること自体非常にヤバイ方向に進んでいる気がするが、まぁ、あんまり深く考えないでおこう。

で、まぁ…そんな気合の抜けた状態で俺はピ工ーノレが浴室に入ってきた瞬間から気になっていたことを聞いてみた。

「それより何でタオルなんて巻いてやがる?」
「慎みです」
と、優雅にピ工ーノレ。
「阿呆か、お前は。いいか?他人と入浴するときも堂々とチンコを晒すのが真の男のマナーってもんだ」
ちなみにタオルは肩に掛け大股で闊歩するべし。

「しかし、性器を堂々と晒しては他人に威圧感を与えます」
威圧感て。
コイツは俺がコイツのチンコごときにビビると思っているのか?と思うと思わずカチンときた。
「俺が息子のチンコにたじろぐヘタレに見えるかよ?
だいたいチンコなんて剥け具合とかエラ具合とか大きさの差はあるけど、そこまで大した差…」
ねぇだろう?と言おうとして俺は、ふと頭を過ぎった仮定に言葉を切った。

そう言えば、コイツって人間じゃないんだよな?

「なぁ…まさかと思うがお前のチンコって八股に分かれてたり、先っちょに牙が生えてて火吹いたりしねぇよな?」

恐る恐るの俺の問いかけにピ工ーノレは暫し考え込んだ後、大真面目に答えた。
「父さんが、そういうのが好みでしたら出来ないこともありませんが」

出来ないこともないのかッ?!しかも「父さんが好みなら」って何だ?
「馬鹿野郎!!そんなもん好みの訳ねぇだろう!!」
「それでは父さんは通常の男性器がお好みということですね?」
「つーかチンコに好みも糞もあるか!!俺自身のチンコ以外は興味ねぇっつーんだよ!!」
思わず怒鳴りつつも、ちょっと空しくなってきた。さっきから俺は何を「チンコチンコ」連呼しているんだ?
駄目だ、やっぱり疲れてきた。
「俺はもう出るぞ」
そして、さっさと布団に入って綺麗なオネェチャンの夢でも見ようと俺は浴槽から勢い良く立ち上がった。
無論、真の漢なので股間で息子(注:股間に初期装備の息子の方でありピ工ーノレのことではない)がブラブラしても気にしない。
「え?でも…まだ親子のスキンを」
心底悲しそうな眼差しで見つめられ、思わず俺足を止めた。
この馬鹿息子、何時の間にか捨てられた子犬の眼差しを習得しやがって。
俺が動物に弱いことを知っていてやっているのか?
(しかし、断じて卵から生まれた訳の分からない化物には弱くないと俺は主張する)

仕方ねぇな…。
俺は大きく溜息を吐くと、自分から軽くピ工ーノレに口付けた。
あくまで軽く、触れるぐらいのヤツだがな。
珍しく目を瞠っているピ工ーノレに俺はぶっきらぼうに告げた。
「以上、スキンシップは終わりだ。文句ねぇだろ?」
文句は言わさん!!という父親の威厳が通じたのかピ工ーノレが素直に頷いたのを見て俺は多少愉快な気分になってきた。

「いいか、ちゃんと100数えるまでキチンと浸かって出てこいよ」
じゃないと偉い大人にはなれないからな?
なんて、さも父親らしく告げニヤリとピ工ーノレに笑いかけ俺は浴室を後にした。

 >追記
ちなみに、次なるピ工ーノレの親子スキンシップ計画は親子で川の字で寝る、らしい。
既に画数が足りていない。

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 | | □ STOP.       | |
 | |                | |           ∧_∧ オメヨゴシスマソ
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 | |                | |       ◇⊂    ) __
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