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無題(仮)

|>PLAY ピッ ◇⊂(・∀・ )ジサクジエンガ オオクリシマース!
ス/プ/レさんから出てる18禁BLゲー「そし僕」の捏造と言うか妄想SSです
本スレよりこちらでとのお言葉を頂いたので、投下させて下さい
カプは赤視点の蒼(山)×赤(井)。

 正直男二人で眠るにはこのベッドは少し狭い。 おそらく彼も少なからず
そう思っているだろう。 実際今までに、 眠りの途中ベッドから落下して
睡眠を中断させた事も何度かあった。それでもお互い別々に眠ろうとしない
のは何故なのか―。
 すぐ傍で静かに寝息をたてている蒼/山を見ながら、 起きぬけの頭で、
ぼんやりとそんな事を考えていた。 起こさないようにそっと頬に手を
置いてみると、 体温が伝わりその温かさに少しほっとする。人よりも
ずっと霊感の強い蒼/山は、その影響で時々体調を崩す。倒れたり寝込ん
だりする訳ではないのだが、傍目にもはっきりと分かる程冴えない顔色を
していれば、やはり心配になる。

 昨日も帰り道、 何かと遭遇してしまったらしく少し青冷めた顔をして
いたが、 具合を問うといつもの様に優しく「大丈夫だ」、と返してくる
だけだった。それでも眠りに就く前、肌を合わせた時に気付いた彼の体の
冷たさに堪らなく不安になった。
元々体温の低い方だとはいえ昨夜はいつもよりずっと冷え切っている
ようで。 行為に及ぶことで多少なりとも蒼/山を温められるだろうと、
焦るように彼を求めた俺に少し驚いたふうな彼の表情が脳裏に再現される。
そして続いて思い出してしまった己の痴態に暫し思考が停止した。

顔に血が上っていくのが分かる。おそらく顔を真っ赤にしながら俺は
一人呟く。「…あれは修/平が具合悪そうで…体も指の先まで冷たいし…
ちょっとでも温めないと、とか…心配でどうしようかと思っただけで…
別にそんな………」
誰が聞いている訳でも無いのに、言い訳のような独り言を繰り出して
しまう。
ひとしきり混乱した後、そっと蒼/山の様子の窺うと先程と同じに気持ち
良さそうに眠っている。その寝顔を眺め、次第に平穏な気持ちに戻って
いくと、先程抱いた疑問――何故狭いベッドで一緒に眠ろうとするのか――
の答えのひとつが浮かんでくるような気がした。

人は人と色々な物を分け合う。例えばそれは形のある物や、あるいは
感情や体験の様に見えない物と、さまざまだ。そして人の体温もそうやって
分け合えるものの一つだということを、俺は蒼/山と一緒に眠る事で知った。
ただ隣で眠るだけでも二人の体温が交わる。体を重ねる行為で高められて
いく温度は更に二人を深く繋ぐ。それは、きっと、心が感じる快楽。体が感じる
快感のように激しくはないけれど、優しく俺を満たしてくれる。そして俺も
蒼/山を満たしてあげられていればいいと思う。
そんな事を考えながらいつもは抱きしめてくる蒼/山の体を、今日は自分の
腕の中にそっと抱き込んだ。 起こしてしまうかなとは思ったけれど。
夜明けまでのあと少しの間、同じ体温の二人でいたいから。

一応ここで終わりなのですが、こちらに書き込むにはエロ風味が足りない
ようなので、一寸付け足し
途中に入るエチーの回想です。蒼赤のはずが、なんか微妙に赤蒼にも
読めてしまうような気がするので、逆カプ苦手な方は飛ばしてください。

あと番号間違えてる… 138が3/4で、139が4/4でした、

照明をおとした部屋でそっと唇を重ねる、いつもの行為の始まり。
でも今夜は、触れた温度に違和感を覚えた。彼の体温を確かめるように、
掌を頬から首筋、胸へと滑らせる。指先に感じるのは、酷く、冷たい体。
焦燥感に駆られ、もう一度唇を重ねる。舌を忍ばせ、絡め取り、熱を
分け与える強引なキスに、青山は僅かにバランスを崩し、俺に押し倒
される形でベッドの上に仰向けになった。
「…どうかした?瞭」
いつもと逆の態勢から、途惑った様子の蒼/山が声をかけてくる。
「今の修/平の体、すごく冷たい。…だから」
答えを返しながら、胸のあたりを悪戯していた手をさらに下へと
移動させ、そっと蒼/山に指を絡ませた。
「だから、先に、俺が温めてあげる」
聴き取れないくらいの声でそう呟き、そのまま蒼/山の下肢に顔を
近付けると、俺が何をするつもりなのか気づいたらしく抵抗しよう
とするが、構わず口に含んだ。
「…っ」
瞬間、蒼/山が小さく喘ぐ。初めての行為に少し緊張するが、懸命に
形をなぞり快楽を生む部分を刺激するよう、舌を動かす。いつもは手を
使ってしているコトを、今は唇と舌でしている。たったそれだけの違い
なのに、あっというまに蒼/山が昂ぶっていくのがわかる。

「り、瞭、も…放し…て」
吐息混じりの掠れた声に、一旦、口腔内から蒼/山を解放し
「このまま、出しちゃっても、いいよ」
と言ってみるけれど、弱々しく首を振って拒否をする。ホントに嫌がってる
みたいだったから仕方なく唇を離し、代わりに右手で包むように握り込んだ。
数回擦り上げ、先端を指で刺激してやると、あっけないほど直ぐ俺の手の
中に白濁した体液を溢れさせていく。
「は…あ……」
荒い息をつき、放射の余韻に震える蒼/山の頬にゆっくりと手を置いてみる。
そして最初と同じに掌を、頬、首筋、胸へと滑らせ、体の熱を確認していった。
汗の浮かぶ額、上気した頬、温かい―熱い身体。ああ、いつもの蒼/山の温度だ。
「…もう大丈夫だね」
思わず呟くと、一瞬不思議そうな顔をするが、すぐに小さく微笑んで手を伸
ばしてきた。そのまま腕を引かれ蒼/山の胸に倒れ込むように、体が重なる。
汗ばむ胸に頬を摺り寄せると、少し速い、けれど規則正しい心音が響いてくる。
彼の鼓動に自分の鼓動が重なっていく、その心地良さに満たされるように、俺は
そっと目を閉じた。

□ STOP ピッ ◇⊂(・∀・ )イジョウ、ジサクジエンデシタ!
トレカのSSがコンプ出来なくて、ムシャクシャしてやった今は反省している

長々と失礼いたしました


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