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#title(高校白書) [#raae8974]
____________
| __________ | 谷部っち高校白書続...
| | | |
| | |> PLAY. | | ――――――v――...
| | | | ∧...
| | | | ピッ (...
| | | | ◇⊂ ...
|  ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ | ||―┌ ┌ _)_|| ...
| °° ∞ ≡ ≡ | || (_(__) ...
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
俺のスパイクは変わり果てた姿で発見された。ボロボロのズッ...
切り刻まれて、御丁寧にも靴の裏に「アホ死ねカス」のメッセ...
「おもろいやんけ」鼻で笑ってしまう。
「お前よっぽど先輩方に愛されとるな」
「アホか」
「照れんなや!人気者?」
「照れるか!何ゆうとんねん」
同期が気づかって軽口をたたいてくれるのだが当の本人はケロ...
しかし、発見された場所が笑えなかった。
丘村先輩のロッカーから見つかったと、顧問がそっと教えてく...
3年達が全てのロッカーを捜索したところ、丘村先輩のロッカ...
連絡をしてきたらしいのだ。
完全に罠である。犯人は3年か。
「気色悪いのう……」
俺はうんざりした。俺が気に食わないのはわかるが、丘村先輩...
あまりにも馬鹿らしいので俺のスパイクはグラウンド裏のうさ...
「うさぎがな、じーっとな俺のスパイク暖めてん」
「ほーう、そいでうさぎがマジック片手にアホーって書いてん...
「そやでー。えらいうさぎがいたもんやで」
失笑を買いつつ、この話題はお終いというふうに俺は笑い話に...
そして丘村先輩のほうに向かって笑いかけてみるのだが、どう...
なんやねんな。自分はわるないのやから笑ったらええやんか。
俺なんかはそう思ってしまうのだが、じっと考えこみ、とうと...
「なんや、気にいらん」
「何がやの」
「とにかく気に入らんねん」
「あんたの顔がか?」
俺は隣で頬杖をつく彼女をペコンと叩いた。
「この男前捕まえて何ゆうてんねん」
「自分で言うとったら世話ないわ」
とにかく気に入らなかった。誰が?丘村先輩である。
あの日以来、何故か疎遠になった。話し掛けてもこないし、こ...
「別に捕って食おうとしてるワケではないやん、こっちも」
「何なに?何の話?」
「ないしょ」
とにかく丘村先輩には非は無いはずだ。それなのに、何故か俺...
あの事件以来、俺には目立った嫌がらせは無くなっていた。平...
そんなものあるかは知らんが男の勘で丘村先輩がシロなことは...
何故か最悪の結果がよぎる。なんで俺を避けんねや?
「人間不信になんのは嫌やで、俺は…」
ゾっとするではないか。
「何難しいこと言うてんのよ。怖い顔して」
「おまえ、人間不信っつーのはなぁ、怖いで。あんな…」
説明しようとしたが、途中で面倒臭くなり「…いいわ。お前はそ...
それから間もなくのことである。俺の可哀相なスパイクが発見...
ロッカーからだという噂が流れはじめた。このことを知ってい...
噂の発生源も3年だろう。
微妙に部員内に嫌なムードが漂いはじめた。
「あんな可愛いうさぎがおるかいな」と俺は特別普段通りに振...
1年のなかではまあまあ話が通じるという評判だった丘村先輩...
いや、犯人は丘村先輩やないで。とは言えない。確証はないか...
しかも当の本人は黙秘を続けていたのである。
なんでや。なんで何も言いひんのや。
俺はギリギリと丘村先輩を睨んだ。噛みしめた奥歯がキリリと...
とうとう俺はあやしい3年にアタリをつけ直談判に向かうことに...
卑怯なやり方にも頭にきていたし、何故だか丘村先輩にもイラ...
頭の奥がワンワンとなっているような、とにかく無性に腹がた...
部活内で動くと面倒なことになりそうだったので直接3年の教室...
本当かは知らんが、丘村先輩の妹とつき合っているという噂の...
「おい、丘村先輩の苦労を無駄にしたるなよ」
「はあ!?」
いきなりそいつは突拍子もないことを言い出した。
「おまえ、俺今めちゃくちゃ虫の居所悪いから、くだらないこ...
「ちゃうねん、ちゃうねんて!」
「はよ、言えや。休み時間終わっちまうやろ」
「これは連れに聞いたんやけどな」
連れイコール丘村先輩の妹だろう。
「先輩は3年と取り引きしててん。スパイク隠したんは3年やで...
「どういう話や」
「だからようわからんけど取り引きしててん。スパイク隠した...
「なんで丘村先輩がそんなことせなあかんねや」
「それは…」
「はよ言えや!」
「話して欲しかったらこの手を離さんかい!」
知らず知らずのうちに首を押さえ付けていた手を、そいつは苦...
ヤツの話はこうである。
丘村先輩も1年のころ上の先輩に目をつけられ、なんやら嫌が...
NO!イジメ宣言の丘村先輩は早速上に食って掛かった。余計状...
結果、身体を壊すことになった。同期も巻き込んで険悪なムー...
こんなんはくり返したくはない。そう誓った丘村先輩は悪の芽...
自分が犠牲になることによって。
「なんか、めちゃくちゃムカつくわーーーー!!!」
夕食後、庭から空に向かって吠える息子を母親が不思議そうに...
「風邪ひくで。家はいり」
「うるせい。ほっとけ」
結局あの後、3年の教室には行かなかった。気が抜けたのもある...
そして丘村先輩に腹がたっていた。
そんなんを俺に言わんと黙って片付けたのが気に入らない、何...
ゆえや、俺に。俺の問題やろうが。お前は俺の保護者か。
面と向かっていってやりたい。しかし、避ける。
可愛さあまって憎さ100倍。
「阿呆か!可愛ないわ!」
「なにブツブツ言ってんねん。はよ家はいりー。窓閉めるで」
母親の面倒臭そうな声がとんできた。
____________
| __________ |
| | | |
| | □ STOP. | |
| | | | ∧...
| | | | ピッ (...
| | | | ◇⊂ ...
|  ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ | ||―┌ ┌ _)_|| ...
| °° ∞ ≡ ≡ | || (_(__) ...
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
谷部兄の存在を脳内アボーンしてました。すっかり忘れてたよ。
なのでいないものとして読んでください。完全フィクションで...
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| | |> PLAY. | | ――――――v――...
| | | | ∧...
| | | | ピッ (...
| | | | ◇⊂ ...
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俺のスパイクは変わり果てた姿で発見された。ボロボロのズッ...
切り刻まれて、御丁寧にも靴の裏に「アホ死ねカス」のメッセ...
「おもろいやんけ」鼻で笑ってしまう。
「お前よっぽど先輩方に愛されとるな」
「アホか」
「照れんなや!人気者?」
「照れるか!何ゆうとんねん」
同期が気づかって軽口をたたいてくれるのだが当の本人はケロ...
しかし、発見された場所が笑えなかった。
丘村先輩のロッカーから見つかったと、顧問がそっと教えてく...
3年達が全てのロッカーを捜索したところ、丘村先輩のロッカ...
連絡をしてきたらしいのだ。
完全に罠である。犯人は3年か。
「気色悪いのう……」
俺はうんざりした。俺が気に食わないのはわかるが、丘村先輩...
あまりにも馬鹿らしいので俺のスパイクはグラウンド裏のうさ...
「うさぎがな、じーっとな俺のスパイク暖めてん」
「ほーう、そいでうさぎがマジック片手にアホーって書いてん...
「そやでー。えらいうさぎがいたもんやで」
失笑を買いつつ、この話題はお終いというふうに俺は笑い話に...
そして丘村先輩のほうに向かって笑いかけてみるのだが、どう...
なんやねんな。自分はわるないのやから笑ったらええやんか。
俺なんかはそう思ってしまうのだが、じっと考えこみ、とうと...
「なんや、気にいらん」
「何がやの」
「とにかく気に入らんねん」
「あんたの顔がか?」
俺は隣で頬杖をつく彼女をペコンと叩いた。
「この男前捕まえて何ゆうてんねん」
「自分で言うとったら世話ないわ」
とにかく気に入らなかった。誰が?丘村先輩である。
あの日以来、何故か疎遠になった。話し掛けてもこないし、こ...
「別に捕って食おうとしてるワケではないやん、こっちも」
「何なに?何の話?」
「ないしょ」
とにかく丘村先輩には非は無いはずだ。それなのに、何故か俺...
あの事件以来、俺には目立った嫌がらせは無くなっていた。平...
そんなものあるかは知らんが男の勘で丘村先輩がシロなことは...
何故か最悪の結果がよぎる。なんで俺を避けんねや?
「人間不信になんのは嫌やで、俺は…」
ゾっとするではないか。
「何難しいこと言うてんのよ。怖い顔して」
「おまえ、人間不信っつーのはなぁ、怖いで。あんな…」
説明しようとしたが、途中で面倒臭くなり「…いいわ。お前はそ...
それから間もなくのことである。俺の可哀相なスパイクが発見...
ロッカーからだという噂が流れはじめた。このことを知ってい...
噂の発生源も3年だろう。
微妙に部員内に嫌なムードが漂いはじめた。
「あんな可愛いうさぎがおるかいな」と俺は特別普段通りに振...
1年のなかではまあまあ話が通じるという評判だった丘村先輩...
いや、犯人は丘村先輩やないで。とは言えない。確証はないか...
しかも当の本人は黙秘を続けていたのである。
なんでや。なんで何も言いひんのや。
俺はギリギリと丘村先輩を睨んだ。噛みしめた奥歯がキリリと...
とうとう俺はあやしい3年にアタリをつけ直談判に向かうことに...
卑怯なやり方にも頭にきていたし、何故だか丘村先輩にもイラ...
頭の奥がワンワンとなっているような、とにかく無性に腹がた...
部活内で動くと面倒なことになりそうだったので直接3年の教室...
本当かは知らんが、丘村先輩の妹とつき合っているという噂の...
「おい、丘村先輩の苦労を無駄にしたるなよ」
「はあ!?」
いきなりそいつは突拍子もないことを言い出した。
「おまえ、俺今めちゃくちゃ虫の居所悪いから、くだらないこ...
「ちゃうねん、ちゃうねんて!」
「はよ、言えや。休み時間終わっちまうやろ」
「これは連れに聞いたんやけどな」
連れイコール丘村先輩の妹だろう。
「先輩は3年と取り引きしててん。スパイク隠したんは3年やで...
「どういう話や」
「だからようわからんけど取り引きしててん。スパイク隠した...
「なんで丘村先輩がそんなことせなあかんねや」
「それは…」
「はよ言えや!」
「話して欲しかったらこの手を離さんかい!」
知らず知らずのうちに首を押さえ付けていた手を、そいつは苦...
ヤツの話はこうである。
丘村先輩も1年のころ上の先輩に目をつけられ、なんやら嫌が...
NO!イジメ宣言の丘村先輩は早速上に食って掛かった。余計状...
結果、身体を壊すことになった。同期も巻き込んで険悪なムー...
こんなんはくり返したくはない。そう誓った丘村先輩は悪の芽...
自分が犠牲になることによって。
「なんか、めちゃくちゃムカつくわーーーー!!!」
夕食後、庭から空に向かって吠える息子を母親が不思議そうに...
「風邪ひくで。家はいり」
「うるせい。ほっとけ」
結局あの後、3年の教室には行かなかった。気が抜けたのもある...
そして丘村先輩に腹がたっていた。
そんなんを俺に言わんと黙って片付けたのが気に入らない、何...
ゆえや、俺に。俺の問題やろうが。お前は俺の保護者か。
面と向かっていってやりたい。しかし、避ける。
可愛さあまって憎さ100倍。
「阿呆か!可愛ないわ!」
「なにブツブツ言ってんねん。はよ家はいりー。窓閉めるで」
母親の面倒臭そうな声がとんできた。
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