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#title(Silent Night)
台詞等、基本的にドラマ版準拠ですが、ビジュアルはお好きな...
「監視カメラどこ行ってん」というツッコミはなしでお願いし...
漫画&ドラマ モリのア○ガオ
及川直樹×渡瀬満
|>PLAY ピッ ◇⊂(・∀・ )ジサクジエンガ オオクリシマース!
*Silent Night [#k4dc7a6e]
「死刑囚として生きるってことは、過去、現在、未来、その...
曾て、そのように語った男がいた。
その人はぼくにとって、会ったことも話したこともない実の...
ぼくが生まれて来ることも、満と出会うことも、今、こうし...
そして明日、この手で満を殺すことも。
鉄格子の間から差しこむ月光に、満の頬を伝う涙が煌めいた...
彼の裸の右肩に今も惨たらしく残る、赤黒い傷痕にそっと触...
そして、未決囚として、初めてここにやって来た時の彼。見...
庇うように、傷痕の上に置かれたまま、止まってしまったぼ...
そんな所じゃなく、こっちを構ってくれよ、と言わんばかり...
明朝、必ずやって来る永遠の別れ。そしてその時、彼が耐え...
固く固く彼を抱きしめ、乱暴とすら言えるやり方で、その唇...
ああ満、大事な大事な、ぼくだけの満。暁を知らず、このま...
語るべきことは、この数年間に語り尽くした。この夜、涙に...
だけど満。ぼくは満の髪に、濡れた頬に触れる。ぼくはこの...
正義という名の道なき道を探しあぐね、白と黒、二人の自分...
ごくわずかな苦痛さえ、どんなことがあっても、絶対に与え...
初めて味わう満の内奥。温かく、しっとりと絡みついてくる...
満の目が、「どう?」と問いかけている。微笑みながら、何...
奇妙なことに、唐突に瞼の裏の闇に浮かんだものは、ぼくら...
今はもういないあの人が、死の間際まで、丹精込めて作って...
それらの美しい作品の数々を寺院に納めるよう、ぼくに言っ...
きっと、最後には、あの人の心は澄みきっていたし、彼ら二...
この世界。果てしない苦渋と矛盾と絶望と、「なぜ!?」と...
「直樹・・・・」
満の囁く声がして、我に返った。
腕の中の愛しい人に、意識を戻した。彼の手が動き、ぼくの...
満の唇が開き、短く淡々と、しかし、一言一言を噛みしめる...
「直樹。俺は、ここにいるよ。これまでも。今も。・・・・...
ネオン輝くきらびやかな大都会の片隅に、誰も知らない、鬱...
その奥深くに、ぼくと満は、永遠に開けられることのない秘...
恋人どうしだった、最初で最後の夜の思い出を封じこめて。
その夜、ぼくの愛する人は、何度も何度もぼくの名前を呼び...
満ち足りた、天使のような寝顔を見つめながら、もしかした...
贖罪なんて、救いなんて、どうでもよかったのかも知れない...
そう、あの時、ぼくは確かに、一度、彼を殺したのだ。そし...
半年前、彼に届けられたあのクリスマスの絵を思い出した。...
いつか、そうした人もあったように、森の外に出ることもで...
それを諦めるように諭したのは、このぼくだ。
でも、彼だって、ぼくに背き、生きて再び妹を抱きしめるよ...
最後にぼくを見て、ぼくの手によって、奈落の底に堕ちて行...
明日、朝顔の咲く頃に――。
語るべきことは、この数年間に語り尽くした。
夜が明けるまで、二人とも、もう無言だった。
Fin.
*[#k4dc7a6e]
□ STOP ピッ ◇⊂(・∀・ )イジョウ、ジサクジエンデシタ!
結局、野球のゲームはできなかったようですが、
「(最初で)最後の対戦」とは、こういう意味だったのかも知...
- 素敵ぃぃぃぃ。表現も露骨すぎず(m)ツボをはずさず好きで...
- 「ただの一夜でもあとは余生で良いと思え恋でした」これ、...
#comment
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#title(Silent Night)
台詞等、基本的にドラマ版準拠ですが、ビジュアルはお好きな...
「監視カメラどこ行ってん」というツッコミはなしでお願いし...
漫画&ドラマ モリのア○ガオ
及川直樹×渡瀬満
|>PLAY ピッ ◇⊂(・∀・ )ジサクジエンガ オオクリシマース!
*Silent Night [#k4dc7a6e]
「死刑囚として生きるってことは、過去、現在、未来、その...
曾て、そのように語った男がいた。
その人はぼくにとって、会ったことも話したこともない実の...
ぼくが生まれて来ることも、満と出会うことも、今、こうし...
そして明日、この手で満を殺すことも。
鉄格子の間から差しこむ月光に、満の頬を伝う涙が煌めいた...
彼の裸の右肩に今も惨たらしく残る、赤黒い傷痕にそっと触...
そして、未決囚として、初めてここにやって来た時の彼。見...
庇うように、傷痕の上に置かれたまま、止まってしまったぼ...
そんな所じゃなく、こっちを構ってくれよ、と言わんばかり...
明朝、必ずやって来る永遠の別れ。そしてその時、彼が耐え...
固く固く彼を抱きしめ、乱暴とすら言えるやり方で、その唇...
ああ満、大事な大事な、ぼくだけの満。暁を知らず、このま...
語るべきことは、この数年間に語り尽くした。この夜、涙に...
だけど満。ぼくは満の髪に、濡れた頬に触れる。ぼくはこの...
正義という名の道なき道を探しあぐね、白と黒、二人の自分...
ごくわずかな苦痛さえ、どんなことがあっても、絶対に与え...
初めて味わう満の内奥。温かく、しっとりと絡みついてくる...
満の目が、「どう?」と問いかけている。微笑みながら、何...
奇妙なことに、唐突に瞼の裏の闇に浮かんだものは、ぼくら...
今はもういないあの人が、死の間際まで、丹精込めて作って...
それらの美しい作品の数々を寺院に納めるよう、ぼくに言っ...
きっと、最後には、あの人の心は澄みきっていたし、彼ら二...
この世界。果てしない苦渋と矛盾と絶望と、「なぜ!?」と...
「直樹・・・・」
満の囁く声がして、我に返った。
腕の中の愛しい人に、意識を戻した。彼の手が動き、ぼくの...
満の唇が開き、短く淡々と、しかし、一言一言を噛みしめる...
「直樹。俺は、ここにいるよ。これまでも。今も。・・・・...
ネオン輝くきらびやかな大都会の片隅に、誰も知らない、鬱...
その奥深くに、ぼくと満は、永遠に開けられることのない秘...
恋人どうしだった、最初で最後の夜の思い出を封じこめて。
その夜、ぼくの愛する人は、何度も何度もぼくの名前を呼び...
満ち足りた、天使のような寝顔を見つめながら、もしかした...
贖罪なんて、救いなんて、どうでもよかったのかも知れない...
そう、あの時、ぼくは確かに、一度、彼を殺したのだ。そし...
半年前、彼に届けられたあのクリスマスの絵を思い出した。...
いつか、そうした人もあったように、森の外に出ることもで...
それを諦めるように諭したのは、このぼくだ。
でも、彼だって、ぼくに背き、生きて再び妹を抱きしめるよ...
最後にぼくを見て、ぼくの手によって、奈落の底に堕ちて行...
明日、朝顔の咲く頃に――。
語るべきことは、この数年間に語り尽くした。
夜が明けるまで、二人とも、もう無言だった。
Fin.
*[#k4dc7a6e]
□ STOP ピッ ◇⊂(・∀・ )イジョウ、ジサクジエンデシタ!
結局、野球のゲームはできなかったようですが、
「(最初で)最後の対戦」とは、こういう意味だったのかも知...
- 素敵ぃぃぃぃ。表現も露骨すぎず(m)ツボをはずさず好きで...
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第68巻
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第66巻
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第63巻
第62巻
第61巻
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