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57-307
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#title(僕の金色の(2))[#r2367c14]
オリジナル鉄道もの半擬人化。エロ無しです。バッドエンド注...
>>283からの続きです。今回で終わりです。
|>PLAY ピッ ◇⊂(・∀・ )ジサクジエンガ オオクリシマー...
数年が経ちました。金色の車両と3号はすっかり打ち解け、...
柄になっていました。
金色の車両の話は愚痴ばかりではなくなっていました。終点...
な景色について話したり、変な乗客を乗せた時の話を面白おか...
しました。各駅停車がノロノロ詰まっていても、腹が立つこと...
た。3号の手前の信号が赤くないと、がっかりしている自分に...
彼は時々、沿線に咲く花の花びらをとらえて3号に届けまし...
あじさい、コスモス。小さな野の花の時もあります。
「俺は花なんかに興味は無いが、お前が動けないから持ってき...
お客様の為に、たくさん咲いているところをゆっくり走るんだ...
でもそのついでだから」
金色の車両はいつもそう言うのでした。
3号は金色の車両の話を楽しみにしていました。彼の為に話...
いたつもりが、いつのまにか聞くことが自分の楽しみになって...
止信号の時しかゆっくり話せないことが物足りないくらいでし...
話を聞いていたいと思いました。
そしてそれ以上に、朝日や夕焼けの中、太陽の光をいっぱい...
てくる金色の車両が相変わらず好きでした。
「キミは本当に綺麗だ」
ある日3号は、これまでずっと心の中だけで思ってきたことを...
に出してみました。
「…………。当たり前だろう? 俺は特別なんだから」
一瞬の沈黙の後、金色の車両はさも当然のように答えました。...
何故か3号から目を逸らして答えていましたが。
数日後の夜、その日最後の往復仕事を終えた金色の車両が、...
珍しく徐行運転で走り抜けていきました。
昼間見ると金色や白金に見える彼の身体は、夜間に線路を照...
中では銀色に浮かび上がります。何しろ彼は、その鉄道会社の...
りましたから、いつだってピカピカに磨きあげられていました...
の銀色ボディに沿線で灯る信号機やネオンの色とりどりの光が...
はそれは幻想的な雰囲気を醸し出していたのです。
うっとりと銀色の虹になった彼を眺めていた3号の耳に、
「お・や・す・み……、さ・ん・ご・う……」
という声が響いてきました。
「えっ?」
いつもいばっている彼の、今までに聞いたこともないような優...
中に何かあたたかいものが広がっていきます。
「おやすみなさい……」
幸せそうに答えた3号から少し離れたところで、数人の男性...
をしていました。彼らは残業している公務員と会社員でした。...
とかそういうところの職員と、3号や金色の車両が所属してい...
員と、ゼネコンの社員です。
その日以来、3号の周りにはやたら人が多く来るようになり...
双眼鏡のようなものを持った人と、何かの図面を広げた人がき...
つも3号を渡っている近所の住民さんが集まったりしました。...
メットをかぶった人達が大きなトラックとともにたくさんやっ...
彼らは3号から少し離れたところにある線路際の空き地に穴...
を打ち込み、コンクリートを流しました。3号は自分の仕事を...
横目でその様子を眺めていました。
「何を作っているんだろう?」
工事は昼も夜も続きました。線路を挟んだ両側で作られてい...
上空に伸びはじめ、数ヵ月後には左右の建物が線路の上で繋が...
には屋根とスロープの付いた階段と、大きなエレベーターがあ...
ヘルメットをかぶった人達がいなくなり少し静かになった頃...
社と近所の人達が、新しくできた建物のところに集まりました...
ーターに乗ってこの新しい橋に登り、そのまま線路の反対側に...
た。みんな嬉しそうでした。
3号を渡ってくれる人はとても少なくなりました。開かずの...
まう朝のラッシュの時間帯には、3号の周りには全く人がいな...
数日後、3号のところに鉄道会社の人達がきました。3号の...
てグラグラと揺すってみたりしています。
「結構キテるなぁ。来月のいつだっけ?」
「14日ですね。すぐは無理なんでとりあえず止めるって」
3号は自分がこれからどうなるのか悟りました。いやきっと...
橋ができた時から、何が起きるのか本当は分かっていたのかも...
朝、赤信号で止まった金色の車両は、いつも通り3号に話し...
3号も、何事も無いかのように普通にそれに答えます。
「そういえばな、新しく出来たあの橋の野郎、なんか感じ悪い...
「……そうなんだ」
「ここじゃなくて、1つ前の信号で止められるとあいつの前に...
だからこないだ一応挨拶してやったんだけど、あいつ無視しや...
の方から挨拶してやったっていうのに! 腹立つよなぁ」
「……そうなんだ」
「……? どうしたんだよ? お前最近なんかぼーっとしてない...
「そんなことないよ。踏切がぼーっとしていたら、通る人の命...
「そりゃそうだけど……」
信号が変わり、いつも通りの尻切れトンボな会話を残して金...
出しました。
何日経っても3号は、金色の車両に本当のことを言えません...
を金色の車両が通過するたびに、胸が張り裂けそうになりまし...
な金色の車両も、何故か3号を問い詰めることはできませんで...
心にわだかまりを抱えたまま、日々が過ぎていきました。
某月14日。今朝も金色の彼は3号の前で止まりました。い...
しかけられ、いつものように答えているつもりでした。
「……3号?」
「あ、うん、聞いてるよ」
「それならいいけど……。変わったから行くよ。またな」
「うん。またね」
動き出した金色の車両は朝日を受けて白金の光を放ち、その...
けた視界いっぱいに広がりました。涙で波打つ光の中を遠ざか...
は、溜息が出るくらい美しく思えました。3号は、金色の彼が...
た線路をいつまでもいつまでも見つめ続けていました。誰にも...
うに、赤いシグナルを濡らしながら。
最終電車が車庫に帰っていった後、3号のところにヘルメッ...
達がやってきました。いよいよなんだなと、3号は思いました。
さよなら、僕の金色の……。
静かに、役目を終えた3号踏切の電源が落とされました。間...
っては危険ですから両側にバリケードが築かれ、『使用禁止』...
れました。
踏切として動けなくなった後も薄っすらと3号の意識は残っ...
作業をする工事の人々の声を、ただぼんやりと聞いていました。
次の日の朝。すぅと目の前に車両が止まる気配がしました。...
振動で分かりました。けれどももう、あの光り輝くプラチナの...
な美しい彼の姿を見ることはできませんでした。3号の赤いシ...
ーがかけられていたからです。
「よう」
いつもの通り金色の車両は3号に話しかけましたが、3号から...
ませんでした。
「おい、3号?」
彼には、何がどうなったのか分かりませんでした。今まで一...
自分を無視したことなどありません。それなのに、自分が来た...
こにいるというのに、3号はカンともスンとも言わないのです。
「俺が通ってるのに、どうしてカンカンやらないんだ? 誰か...
だろう? お前はいつも人間を気にしていたじゃないか」
金色の車両は3号を見ました。いつもならウザイくらいに点...
シグナルが見えません。他の踏切より少し甲高い、3号独特の...
こえません。人が通る道の左右は、良く分からない板でふさが...
「3号……」
3号の薄れゆく意識の中に、金色の車両の声が響いていまし...
さよならって言いたくなくて、最期までただキミの話を聞き...
こうなってしまうことをどうしても言えなかった。ごめんなさ...
当に楽しかった。キミに会えて幸せだった。ありがとう。大好...
彼に伝えたかったけれど、3号にはもう、それを伝えるすべ...
せんでした。
金色の車両はそれでも毎日3号に話しかけ続けました。もう...
ないのだと分かっていても、話しかけずにはいられませんでし...
から最初に声をかけられて以来ずっと、金色の車両はほとんど...
向かってしゃべり続けてきたのでした。一方的に話していると...
ら前と同じなのに、今はどうしてこんなに悲しいのでしょう。
彼は、とりとめの無い話に耳を傾け続けてくれた、そして美...
れた3号に、自分がどれだけ甘えていたのか、どれだけ支えら...
い知ったのでした。ちっぽけで優しい踏切が、自分にとってど...
在だったのかを。
「おい3号。今日俺は団体のお客様を乗せるんだ。終点の山で...
なんだ。毎年言ってるけど、山が燃えているように赤くなるん...
光スポットもできて、とんでもなく混んでるんだ。俺が運ぶお...
ぱいになるくらいで、いつもより1往復多く走らなきゃならな...
らい忙しいんだ。
だからお前に、いつものアレをとってきてやるのは、少し……...
くなっちゃうかもしれないんだよ。でもそれまで、それまでは...
わざわざとってきてやるんだからな……」
数日後、3号の全面撤去作業が始まりました。地面に埋めら...
黒の身体が掘り起こされ、今にも引き抜かれようとしています...
のって優しいメロディが聞こえ、地面から心地よい振動が伝わ...
その時、3号のシグナルにかぶせられていたカバーの片方が...
にひっかかって外れました。現れた真っ赤なシグナルの上に、...
白い雲と、すぐ傍を走っていく金色の車両が映りました。
金色の車体の鼻先を、静かに水がつたいました。天気雨と思...
イパーのスイッチを入れましたが、何故かワイパーは少し動い...
代わりに一枚の真っ赤な紅葉の葉が空に舞い上がって、3号の...
ふわりと降りたのでした。
□ STOP ピッ ◇⊂(・∀・ )イジョウ、ジサクジエンデシタ!
- (´;ω;`) -- &new{2010-04-20 (火) 02:10:24};
- これは名作 -- &new{2010-04-25 (日) 03:24:20};
- 若手とどっちととつとつと読んだけど、やっぱり泣けた -- ...
- いい作品だった。シグナルとシグナレスを思い出した。無機...
- 泣いた -- &new{2011-02-08 (火) 14:15:49};
#comment
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#title(僕の金色の(2))[#r2367c14]
オリジナル鉄道もの半擬人化。エロ無しです。バッドエンド注...
>>283からの続きです。今回で終わりです。
|>PLAY ピッ ◇⊂(・∀・ )ジサクジエンガ オオクリシマー...
数年が経ちました。金色の車両と3号はすっかり打ち解け、...
柄になっていました。
金色の車両の話は愚痴ばかりではなくなっていました。終点...
な景色について話したり、変な乗客を乗せた時の話を面白おか...
しました。各駅停車がノロノロ詰まっていても、腹が立つこと...
た。3号の手前の信号が赤くないと、がっかりしている自分に...
彼は時々、沿線に咲く花の花びらをとらえて3号に届けまし...
あじさい、コスモス。小さな野の花の時もあります。
「俺は花なんかに興味は無いが、お前が動けないから持ってき...
お客様の為に、たくさん咲いているところをゆっくり走るんだ...
でもそのついでだから」
金色の車両はいつもそう言うのでした。
3号は金色の車両の話を楽しみにしていました。彼の為に話...
いたつもりが、いつのまにか聞くことが自分の楽しみになって...
止信号の時しかゆっくり話せないことが物足りないくらいでし...
話を聞いていたいと思いました。
そしてそれ以上に、朝日や夕焼けの中、太陽の光をいっぱい...
てくる金色の車両が相変わらず好きでした。
「キミは本当に綺麗だ」
ある日3号は、これまでずっと心の中だけで思ってきたことを...
に出してみました。
「…………。当たり前だろう? 俺は特別なんだから」
一瞬の沈黙の後、金色の車両はさも当然のように答えました。...
何故か3号から目を逸らして答えていましたが。
数日後の夜、その日最後の往復仕事を終えた金色の車両が、...
珍しく徐行運転で走り抜けていきました。
昼間見ると金色や白金に見える彼の身体は、夜間に線路を照...
中では銀色に浮かび上がります。何しろ彼は、その鉄道会社の...
りましたから、いつだってピカピカに磨きあげられていました...
の銀色ボディに沿線で灯る信号機やネオンの色とりどりの光が...
はそれは幻想的な雰囲気を醸し出していたのです。
うっとりと銀色の虹になった彼を眺めていた3号の耳に、
「お・や・す・み……、さ・ん・ご・う……」
という声が響いてきました。
「えっ?」
いつもいばっている彼の、今までに聞いたこともないような優...
中に何かあたたかいものが広がっていきます。
「おやすみなさい……」
幸せそうに答えた3号から少し離れたところで、数人の男性...
をしていました。彼らは残業している公務員と会社員でした。...
とかそういうところの職員と、3号や金色の車両が所属してい...
員と、ゼネコンの社員です。
その日以来、3号の周りにはやたら人が多く来るようになり...
双眼鏡のようなものを持った人と、何かの図面を広げた人がき...
つも3号を渡っている近所の住民さんが集まったりしました。...
メットをかぶった人達が大きなトラックとともにたくさんやっ...
彼らは3号から少し離れたところにある線路際の空き地に穴...
を打ち込み、コンクリートを流しました。3号は自分の仕事を...
横目でその様子を眺めていました。
「何を作っているんだろう?」
工事は昼も夜も続きました。線路を挟んだ両側で作られてい...
上空に伸びはじめ、数ヵ月後には左右の建物が線路の上で繋が...
には屋根とスロープの付いた階段と、大きなエレベーターがあ...
ヘルメットをかぶった人達がいなくなり少し静かになった頃...
社と近所の人達が、新しくできた建物のところに集まりました...
ーターに乗ってこの新しい橋に登り、そのまま線路の反対側に...
た。みんな嬉しそうでした。
3号を渡ってくれる人はとても少なくなりました。開かずの...
まう朝のラッシュの時間帯には、3号の周りには全く人がいな...
数日後、3号のところに鉄道会社の人達がきました。3号の...
てグラグラと揺すってみたりしています。
「結構キテるなぁ。来月のいつだっけ?」
「14日ですね。すぐは無理なんでとりあえず止めるって」
3号は自分がこれからどうなるのか悟りました。いやきっと...
橋ができた時から、何が起きるのか本当は分かっていたのかも...
朝、赤信号で止まった金色の車両は、いつも通り3号に話し...
3号も、何事も無いかのように普通にそれに答えます。
「そういえばな、新しく出来たあの橋の野郎、なんか感じ悪い...
「……そうなんだ」
「ここじゃなくて、1つ前の信号で止められるとあいつの前に...
だからこないだ一応挨拶してやったんだけど、あいつ無視しや...
の方から挨拶してやったっていうのに! 腹立つよなぁ」
「……そうなんだ」
「……? どうしたんだよ? お前最近なんかぼーっとしてない...
「そんなことないよ。踏切がぼーっとしていたら、通る人の命...
「そりゃそうだけど……」
信号が変わり、いつも通りの尻切れトンボな会話を残して金...
出しました。
何日経っても3号は、金色の車両に本当のことを言えません...
を金色の車両が通過するたびに、胸が張り裂けそうになりまし...
な金色の車両も、何故か3号を問い詰めることはできませんで...
心にわだかまりを抱えたまま、日々が過ぎていきました。
某月14日。今朝も金色の彼は3号の前で止まりました。い...
しかけられ、いつものように答えているつもりでした。
「……3号?」
「あ、うん、聞いてるよ」
「それならいいけど……。変わったから行くよ。またな」
「うん。またね」
動き出した金色の車両は朝日を受けて白金の光を放ち、その...
けた視界いっぱいに広がりました。涙で波打つ光の中を遠ざか...
は、溜息が出るくらい美しく思えました。3号は、金色の彼が...
た線路をいつまでもいつまでも見つめ続けていました。誰にも...
うに、赤いシグナルを濡らしながら。
最終電車が車庫に帰っていった後、3号のところにヘルメッ...
達がやってきました。いよいよなんだなと、3号は思いました。
さよなら、僕の金色の……。
静かに、役目を終えた3号踏切の電源が落とされました。間...
っては危険ですから両側にバリケードが築かれ、『使用禁止』...
れました。
踏切として動けなくなった後も薄っすらと3号の意識は残っ...
作業をする工事の人々の声を、ただぼんやりと聞いていました。
次の日の朝。すぅと目の前に車両が止まる気配がしました。...
振動で分かりました。けれどももう、あの光り輝くプラチナの...
な美しい彼の姿を見ることはできませんでした。3号の赤いシ...
ーがかけられていたからです。
「よう」
いつもの通り金色の車両は3号に話しかけましたが、3号から...
ませんでした。
「おい、3号?」
彼には、何がどうなったのか分かりませんでした。今まで一...
自分を無視したことなどありません。それなのに、自分が来た...
こにいるというのに、3号はカンともスンとも言わないのです。
「俺が通ってるのに、どうしてカンカンやらないんだ? 誰か...
だろう? お前はいつも人間を気にしていたじゃないか」
金色の車両は3号を見ました。いつもならウザイくらいに点...
シグナルが見えません。他の踏切より少し甲高い、3号独特の...
こえません。人が通る道の左右は、良く分からない板でふさが...
「3号……」
3号の薄れゆく意識の中に、金色の車両の声が響いていまし...
さよならって言いたくなくて、最期までただキミの話を聞き...
こうなってしまうことをどうしても言えなかった。ごめんなさ...
当に楽しかった。キミに会えて幸せだった。ありがとう。大好...
彼に伝えたかったけれど、3号にはもう、それを伝えるすべ...
せんでした。
金色の車両はそれでも毎日3号に話しかけ続けました。もう...
ないのだと分かっていても、話しかけずにはいられませんでし...
から最初に声をかけられて以来ずっと、金色の車両はほとんど...
向かってしゃべり続けてきたのでした。一方的に話していると...
ら前と同じなのに、今はどうしてこんなに悲しいのでしょう。
彼は、とりとめの無い話に耳を傾け続けてくれた、そして美...
れた3号に、自分がどれだけ甘えていたのか、どれだけ支えら...
い知ったのでした。ちっぽけで優しい踏切が、自分にとってど...
在だったのかを。
「おい3号。今日俺は団体のお客様を乗せるんだ。終点の山で...
なんだ。毎年言ってるけど、山が燃えているように赤くなるん...
光スポットもできて、とんでもなく混んでるんだ。俺が運ぶお...
ぱいになるくらいで、いつもより1往復多く走らなきゃならな...
らい忙しいんだ。
だからお前に、いつものアレをとってきてやるのは、少し……...
くなっちゃうかもしれないんだよ。でもそれまで、それまでは...
わざわざとってきてやるんだからな……」
数日後、3号の全面撤去作業が始まりました。地面に埋めら...
黒の身体が掘り起こされ、今にも引き抜かれようとしています...
のって優しいメロディが聞こえ、地面から心地よい振動が伝わ...
その時、3号のシグナルにかぶせられていたカバーの片方が...
にひっかかって外れました。現れた真っ赤なシグナルの上に、...
白い雲と、すぐ傍を走っていく金色の車両が映りました。
金色の車体の鼻先を、静かに水がつたいました。天気雨と思...
イパーのスイッチを入れましたが、何故かワイパーは少し動い...
代わりに一枚の真っ赤な紅葉の葉が空に舞い上がって、3号の...
ふわりと降りたのでした。
□ STOP ピッ ◇⊂(・∀・ )イジョウ、ジサクジエンデシタ!
- (´;ω;`) -- &new{2010-04-20 (火) 02:10:24};
- これは名作 -- &new{2010-04-25 (日) 03:24:20};
- 若手とどっちととつとつと読んだけど、やっぱり泣けた -- ...
- いい作品だった。シグナルとシグナレスを思い出した。無機...
- 泣いた -- &new{2011-02-08 (火) 14:15:49};
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作品一覧
シリーズものインデックス3
シリーズものインデックス2
シリーズものインデックス
第71巻
第70巻
第69巻
第68巻
第67巻
第66巻
第65巻
第64巻
第63巻
第62巻
第61巻
第60巻
第59巻
第58巻
第57巻
第56巻
第55巻
第54巻
第53巻
第52巻
第51巻
第50巻
第49巻
第48巻
第47巻
第46巻
第45巻
第44巻
第43巻
第42巻
第41巻
第40巻
第39巻
第38巻
第37巻
第36巻
第35巻
第34巻
第33巻
第32巻
第31巻
第30巻
第29巻
第28巻
第27巻
第26巻
第25巻
第24巻
第23巻
第22巻
第21巻
第20巻
第19巻
第18巻
第17巻
第16巻
第15巻
第14巻
第13巻
第12巻
第11巻
第10巻
第9巻
第8巻
第7巻
第6巻
第5巻
第4巻
第3.1巻
第3巻
第2巻
第1巻
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