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#title(黎明)
以前神話スレで挙がった洗礼者ヨハネ×イエス様です。
※使徒ヨハネとは別人です。
|>PLAY ピッ ◇⊂(・∀・ )ジサクジエンガ オオクリシマース!
*黎明 [#pfea243b]
あの日、天が開き、神の霊が白い鳩となって彼の上に舞い降...
私はそれを見た。
天から声が聞こえた。「私の愛する子。私の心に適う者・・...
私はそれを聞いた。
一年で最も夜の長い季節。だが、ちょうど今時分を境に、太...
まだ夜の明けきらぬ冷気の中、清冽な水で顔を洗い、いつも...
そのあまりに無防備な寝姿に、子供の頃を思い出す。彼に関...
幼かった当時、母親というものはみんなうちの母のように年...
それなのに、彼女が時々、ふと寂しそうな顔をするのが子供...
「おはよう」
気がつくと、彼が寝台の上に身を起こし、ぱっちりと開いた...
「何顰め面してるの?」
「私はいつも」
顰め面してるんだ、と言おうとしたが、彼が私を掴んで引っ...
満足するまで、一頻り唇と舌とを味わった後、彼がつくづく...
「ヨハネのキスってプラムみたいに甘い。不思議だな。普段...
なんでこういう台詞を照れもせず、子供みたいにあっけらか...
私が居心地悪そうにしていると、更に追い討ちをかけてくる...
「ヨハネって結構女の人にモテそうな気がするけど、どうな...
おまえほどじゃないよ、と言おうと思ったが、やめた。
「さあな。女性には潔癖だから」
男性にはもっと潔癖だったつもりなんだが。
「どうする?こっちには全くその気がないのに、一方的に惚...
軽口を叩きながら、私を寝台に引きこみ、皮帯を解き始めた...
「・・・・このご時世に、縁起でもないこと言わないでくれ」
「こんな恐ろしげな、ごわごわチクチクしたもん着てないで...
「おまえの方こそ、その革新的すぎる所がいのち取りになら...
天使の羽で織ったような、滑らかで柔らかい素材の寝間着の...
彼は起き上がり、顔を曇らせて私を見た。
「私はいずれヨハネの所を巣立って行かなくちゃいけないの...
「エッチなら夕べ、あんなにしたろ」
「いや、そういう問題じゃなくてさ」
彼がまじめに話したそうだったので、口調を変えた。
「そう。あなたはもうじき、神の子として、より多くの人々...
私の弟子の中にも、彼こそ預言されたメシアと信じて慕う者...
確かに、私と彼とは近い血で繋がっている。私は彼に水で洗...
しかし、本来ならば、私は屈んで彼の――いや、その方の履物...
こちらの胸の内を悟ったかのように、彼は私の頭を抱えて胸...
「そんなことない。ヨハネは私にとっても神にとってもみん...
約束する。私が将来、沢山の人を教え導くようになっても、...
それから、私の目を覗きこみ、勢いこんで言った。
「だから、もう一回、しよ」
「それが言いたかったんかい!」
再び彼を寝台に横たえ、寝間着の胸元をそっと開いた。私の...
清らな顔に苦悶にも似た色を滲ませ、掠れた声で途切れ途切...
いつものことだが、結局何もかも、彼の思い通りだ。思えば...
彼の頬に軽く口づけ、枕の上に扇のように広がる、しなやか...
「おまえはやっぱり預言通りの、ユダヤの王、いや世界の王...
「何?急に何言ってるの?」
息を弾ませ弾ませ、無邪気に問いかける。曾て私が頭の先か...
拒まれるなどとは露ほども疑っていなかった。実際拒まなか...
彼にとって、私は初めての男性だったようだった。私にとっ...
あの晩、
「ヨハネと会うの久しぶりだけど、思い出すね。子供の頃、...
と言った彼に、
「そんなに早熟だった覚えはないが」
と返したものだ。
「・・・・ヨハネ・・・・早く」
彼が私の充血した部分を強く掴む。
「待ちなさい。まだ・・・・」
彼の亀頭から滴る雫で、奥に通じる部分をよく湿してやる。
彼の体をこれっぽっちも傷つけないよう、ゆっくりと慎重に...
彼を世になど出すことなく、こうしてずっと一緒に過ごせた...
だが、それは神の御計画に反すること、叶わぬ望みだ。
彼を繰り返し突き上げながら、深く唇を合わせ、舌と舌とを...
その代わり、今だけは、この一時だけは、二人だけの世界だ...
頬に冷たいものが触れ、彼が涙を流しているのに気づいた。
「どうした。痛かったのか」
「・・・・ううん」
彼はかぶりを振って、私の肩に顔を寄せ、尚も静かに声を殺...
「私には、最後に大きな仕事がある。それが何かはまだはっ...
彼の肩を抱き寄せ、やさしく髪を撫でてやった。
「怖いのか。寂しいのか。荒野で悪魔を打ち負かしたおまえ...
「・・・・うん」
と頷き、洟を啜って、「ちょっとだけ」と付け加えた。
彼を強く抱きしめてから、その顔を覗きこみ、頬の涙を手で...
「大丈夫。おまえなら世界を救える。世界を明るく変えられ...
私の血族。私の幼馴染み。私の恋人。私の最も輝かしい後輩。
そして、私の最も偉大な師であり、やがて私の罪をも洗い流...
彼はまだ長い睫を濡らしたまま、無理に微笑んでみせた。そ...
「そうだよね」
空元気を出して寝台から滑り降りると、衣服を身に着けに隣...
「出かけるのか」
「うん。今日はアンデレが兄さんを紹介したいって言ってた...
「服着たらな、ちょっと台所の戸棚の上見てみろ」
そう声をかけて、彼が驚きの叫びを上げ、私の贈った杖とス...
「ヨハネ、これ、私に?どうして?」
「おまえの誕生日だろ、今日」
彼は今初めて、そのことに気づいたような顔をした。それか...
Fin.
* [#v30bf721]
□ STOP ピッ ◇⊂(・∀・ )イジョウ、ジサクジエンデシタ!
タイトル、「二千年と八年前から愛してる」にしようかと本気...
#comment
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以前神話スレで挙がった洗礼者ヨハネ×イエス様です。
※使徒ヨハネとは別人です。
|>PLAY ピッ ◇⊂(・∀・ )ジサクジエンガ オオクリシマース!
*黎明 [#pfea243b]
あの日、天が開き、神の霊が白い鳩となって彼の上に舞い降...
私はそれを見た。
天から声が聞こえた。「私の愛する子。私の心に適う者・・...
私はそれを聞いた。
一年で最も夜の長い季節。だが、ちょうど今時分を境に、太...
まだ夜の明けきらぬ冷気の中、清冽な水で顔を洗い、いつも...
そのあまりに無防備な寝姿に、子供の頃を思い出す。彼に関...
幼かった当時、母親というものはみんなうちの母のように年...
それなのに、彼女が時々、ふと寂しそうな顔をするのが子供...
「おはよう」
気がつくと、彼が寝台の上に身を起こし、ぱっちりと開いた...
「何顰め面してるの?」
「私はいつも」
顰め面してるんだ、と言おうとしたが、彼が私を掴んで引っ...
満足するまで、一頻り唇と舌とを味わった後、彼がつくづく...
「ヨハネのキスってプラムみたいに甘い。不思議だな。普段...
なんでこういう台詞を照れもせず、子供みたいにあっけらか...
私が居心地悪そうにしていると、更に追い討ちをかけてくる...
「ヨハネって結構女の人にモテそうな気がするけど、どうな...
おまえほどじゃないよ、と言おうと思ったが、やめた。
「さあな。女性には潔癖だから」
男性にはもっと潔癖だったつもりなんだが。
「どうする?こっちには全くその気がないのに、一方的に惚...
軽口を叩きながら、私を寝台に引きこみ、皮帯を解き始めた...
「・・・・このご時世に、縁起でもないこと言わないでくれ」
「こんな恐ろしげな、ごわごわチクチクしたもん着てないで...
「おまえの方こそ、その革新的すぎる所がいのち取りになら...
天使の羽で織ったような、滑らかで柔らかい素材の寝間着の...
彼は起き上がり、顔を曇らせて私を見た。
「私はいずれヨハネの所を巣立って行かなくちゃいけないの...
「エッチなら夕べ、あんなにしたろ」
「いや、そういう問題じゃなくてさ」
彼がまじめに話したそうだったので、口調を変えた。
「そう。あなたはもうじき、神の子として、より多くの人々...
私の弟子の中にも、彼こそ預言されたメシアと信じて慕う者...
確かに、私と彼とは近い血で繋がっている。私は彼に水で洗...
しかし、本来ならば、私は屈んで彼の――いや、その方の履物...
こちらの胸の内を悟ったかのように、彼は私の頭を抱えて胸...
「そんなことない。ヨハネは私にとっても神にとってもみん...
約束する。私が将来、沢山の人を教え導くようになっても、...
それから、私の目を覗きこみ、勢いこんで言った。
「だから、もう一回、しよ」
「それが言いたかったんかい!」
再び彼を寝台に横たえ、寝間着の胸元をそっと開いた。私の...
清らな顔に苦悶にも似た色を滲ませ、掠れた声で途切れ途切...
いつものことだが、結局何もかも、彼の思い通りだ。思えば...
彼の頬に軽く口づけ、枕の上に扇のように広がる、しなやか...
「おまえはやっぱり預言通りの、ユダヤの王、いや世界の王...
「何?急に何言ってるの?」
息を弾ませ弾ませ、無邪気に問いかける。曾て私が頭の先か...
拒まれるなどとは露ほども疑っていなかった。実際拒まなか...
彼にとって、私は初めての男性だったようだった。私にとっ...
あの晩、
「ヨハネと会うの久しぶりだけど、思い出すね。子供の頃、...
と言った彼に、
「そんなに早熟だった覚えはないが」
と返したものだ。
「・・・・ヨハネ・・・・早く」
彼が私の充血した部分を強く掴む。
「待ちなさい。まだ・・・・」
彼の亀頭から滴る雫で、奥に通じる部分をよく湿してやる。
彼の体をこれっぽっちも傷つけないよう、ゆっくりと慎重に...
彼を世になど出すことなく、こうしてずっと一緒に過ごせた...
だが、それは神の御計画に反すること、叶わぬ望みだ。
彼を繰り返し突き上げながら、深く唇を合わせ、舌と舌とを...
その代わり、今だけは、この一時だけは、二人だけの世界だ...
頬に冷たいものが触れ、彼が涙を流しているのに気づいた。
「どうした。痛かったのか」
「・・・・ううん」
彼はかぶりを振って、私の肩に顔を寄せ、尚も静かに声を殺...
「私には、最後に大きな仕事がある。それが何かはまだはっ...
彼の肩を抱き寄せ、やさしく髪を撫でてやった。
「怖いのか。寂しいのか。荒野で悪魔を打ち負かしたおまえ...
「・・・・うん」
と頷き、洟を啜って、「ちょっとだけ」と付け加えた。
彼を強く抱きしめてから、その顔を覗きこみ、頬の涙を手で...
「大丈夫。おまえなら世界を救える。世界を明るく変えられ...
私の血族。私の幼馴染み。私の恋人。私の最も輝かしい後輩。
そして、私の最も偉大な師であり、やがて私の罪をも洗い流...
彼はまだ長い睫を濡らしたまま、無理に微笑んでみせた。そ...
「そうだよね」
空元気を出して寝台から滑り降りると、衣服を身に着けに隣...
「出かけるのか」
「うん。今日はアンデレが兄さんを紹介したいって言ってた...
「服着たらな、ちょっと台所の戸棚の上見てみろ」
そう声をかけて、彼が驚きの叫びを上げ、私の贈った杖とス...
「ヨハネ、これ、私に?どうして?」
「おまえの誕生日だろ、今日」
彼は今初めて、そのことに気づいたような顔をした。それか...
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