ページ内容へ
ナビゲーションへ
当サイトをご覧いただくにはブラウザの設定で
JavaScriptを有効に設定
する必要がございます。
ページの一覧
最終更新一覧
ヘルプ
ホーム
使い方
文字サイズ:小
文字サイズ:中
文字サイズ:大
1つ前のページに戻る
43-412
をテンプレートにして作成
開始行:
#title(太陽にほえろ! マカロニ×美大生)
/ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄...
| ほえろのマヵ...
____________ \ / ̄ ̄ ̄...
| __________ |  ̄ ̄ ̄∨ ̄ ̄| 祭まで...
| | | | ...
| | |> PLAY. | | ...
| | | | ∧...
| | | | ピッ (´...
| | | | ◇⊂ ...
|  ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ | ||―┌ ┌ _) ┌ ┌ _...
| °° ∞ ≡ ≡ | || (_(__)(...
「夫婦は他人だから、他人同士一緒に生活すれば、憎みあうの...
壁に寄りかかるようにしてぽつんと座っている青年は、解りき...
「そうかなあ、でも、そうじゃない夫婦も居るよ。」
「その人は自分をごまかしてるんだ。」
殺人犯・・・・。女房殺しのヤマを追いかけている・・・・そ...
少なくとも早見には予測できなかった。しかも理解できない事...
”他人同士で憎みあう?”意味が解らない。何を言いたいのか、...
その考えが、さも当たり前かのように淡々と語る青年を見てい...
いやいや、でもおかしい。早見は切り返す。
「そうかなあ・・・。わかったよ、アンタ愛情って奴を信じな...
「信じてますよ。他人同士じゃない親子とか兄弟とか、親戚と...
ますます早見は首をかしげるハメになった。
「いやいや、だけどさ、それは・・・・・・・」何かを言い返...
看護婦は下品に笑いながらそそくさとグラスに酒を注いで、青...
この女、本当に持ってきやがった・・・と思いつつ、青年と看...
一杯引っ掛けたいところだが・・・・・・。
なんともいえない沈黙が辺りを包む。
先ほどまでやけに饒舌だった青年は、女が来てから青年はたい...
現実離れした経験とその疲れに酒が効いたのだろう。
「私もなんだか眠くなっちゃった~、あ、刑事さん、奥に部屋...
そう言って女はスカートから覗く白い脚をくねらせ、近くの診...
嬌声にも似た声を出しては、寝るのにもっとも最適なポジショ...
女の艶かしい足は男を誘惑へと引きずり込むように感じた。
それが女の意思にも見える。その標的は青年に向けられてるわ...
男二人の前でなんとも無防備な奴・・・・こういう女は嫌いだ...
そう思いながら早見は青年の毛布をかけ直してやるとそこには...
なんだか小生意気なことを言っていた彼も、こうして見るとツ...
まだあどけなさの残る顔にほんの少しだけ、胸の高まりを感じ...
「・・・・・・・・・・・・・・・・。」
目の前の女よりも男に目が行くなんてよっぽど疲れている・・...
犯人を逃がし、不思議な青年と出会い、下心丸見えの女が近く...
今日は可笑しな出来事が沢山あったのだ、だから変に興奮して...
「刑事さん・・・・・・。」
「あ?」
「どうしたんです?」
「いや、その・・・・・・。」
ぱっちりと大きな目が早見を捉えていた。自分の胸の高まりを...
「悪い・・・・毛布掛けるつもりが起こしちまったみたいだな...
「ううん、良いんです。なんだか少しだけ悪い夢を見ていたか...
「どんな?」
「・・・・・・・・・・・・・。」
「い・・・・いや・・・・良いよ。言いたくないならさ。」
「刑事さん。」
「なんだ?」
「ちょっと二人で話せませんか?」
「いいけど、ここじゃ、ダメなのか?」
青年は何も言わず、女を見つめる。女は女らしからぬいびきを...
「んじゃ、奥の部屋に行くか。」
青年はこくりと頷き、早見の後を付いていく。随分と素直じゃ...
「さっきの話・・・・」
「ああ、アレか。愛情っての・・・・言わせて貰うけど血のつ...
「どういう事?」
「だってほら、アンタの言ってる事は、兄弟愛とかそういうの...
「そ・・・・そんなことない・・・!」
青年の顔が紅潮し、声を荒らげる。
「じゃあ、なんだってんだよ・・・なんだ、急に。」
「貴方は何もわかっていない。貴方ならきっとわかってくれる...
「おいおい・・・・。」
失敗した・・・・そう思った。よりによって”青年”に見とれて...
よくわかっている、この手のタイプは納得するまで話し続ける...
そんな事とうにわかっていた筈なのに。
「で、俺に何をして欲しいんだよ。どうやら俺とアンタは考え...
「・・・・・・・・」
「要するにアンタは、血のつながった者同士しか信じられない...
「血がつながっている方が信じ合える、愛し合えるって僕は信...
なにか事情がありそうだが、これ以上踏み入れると危険な気が...
すぐそこには一応は寝られそうな、堅い診察ベッドが待ってい...
あとどのくらい耐えればそこに辿り着ける?
まずはこの青年の気を削いで、一刻も早く追い出さなければな...
「お悩み相談って奴か?そうか、アレだろうアンタ、身内を・...
「貴方も、そんな事、畜生がすることだと思いますか?」
「・・・・・・い、いやそれは・・・状況がよくわからないし...
殺意すら感じるその冷たい目線が自分を凍らせる。恐ろしい目。
「・・・・・人それぞれだけどさ、でも他人の女ってのも良い...
青年の視線を避けるようにクルリと背を向け、無意識に腰に手...
「他人なんて所詮、他人です。信じられない・・・・・・。」
「うーん・・・・・・・」
一方的な理論に早見はうんざりしていた。賛同して欲しいのだ...
他人を信じることが出来ないこの青年は、身近に話せる人を欲...
「やはり貴方・・・・いや他人から見たら畜生・・・・なんで...
「反対に聞くけどさ、じゃあなんで他人である俺にそんな事を...
「・・・・・わからない・・・。」
「近親相姦してますけどそんな事するのは畜生だと思いますか...
「そ・・・・・そんな汚らわしい言い方をするなんて・・・・...
「俺は他人だし、そんな事しか言えないし考えられないんだよ...
イライラして自分でも決して上品とはいえない会話をしている...
青年は早見の言葉に萎縮したのか堅そうなベッドに背を丸めて...
「刑事さん・・・・・・僕、もうどうしたらいいかわからない...
本当にお悩み相談になってしまった・・・・。これは長丁場に...
青年は穢れているようで、純粋なのだ。とても。繊細すぎるの...
「それに・・・・・・」
「それに?」
「こんな事話したの貴方が初めてなんです。こうやって、ちゃ...
「へぇ・・・・。」
「貴方だったらどうにかなりそうな気がして。」
「う・・ん・・・・・」
頭を掻きながら早見は青年が丸くなっているベッドへ腰掛け、...
ほっそりとした白い手が伸びてきて、抜き取った煙草を唇に持...
早見が自分の煙草に火をつけた時だった、火を貸そうと振り向...
青年は伏目がちに煙草の先を見つめながら、早見の煙草の先に...
「火くらい、貸したのに・・・・・」
早見にはその時間が偉く長く感じて、高まりを抑えきれずにい...
「そういや、アンタ、名前は?」
「貞文です。」
「何やってんだ?」
「大学生・・・・美大なんです。」
「へえ、そんな感じするぜ。」
「そう、ですか?」
変人、奇人、それでもって純粋、繊細。芸術家きどりはこうい...
「友達とか、大学なら可愛い子いるだろ?」
「・・・・・・・・うわべだけの友達なんていりません。」
「まあ、そりゃそうなんだが・・・・。」
「でも、刑事さんとこうやって話せるのはとても楽しい。」
「俺はうわべだけじゃないのか?」
「貴方は特別な気がします。だから、色々話した・・・。」
「そうか・・・・・・」
どうも気に入られてしまった。睡眠への道のりへは長そうだっ...
____________
| __________ |
| | | |
| | □ STOP. | |
| | | | ∧...
| | | | ピッ (...
| | | | ◇⊂ ...
|  ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ | ||―┌ ┌ _)_|| ...
| °° ∞ ≡ ≡ | || (_(__) ...
#comment
終了行:
#title(太陽にほえろ! マカロニ×美大生)
/ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄...
| ほえろのマヵ...
____________ \ / ̄ ̄ ̄...
| __________ |  ̄ ̄ ̄∨ ̄ ̄| 祭まで...
| | | | ...
| | |> PLAY. | | ...
| | | | ∧...
| | | | ピッ (´...
| | | | ◇⊂ ...
|  ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ | ||―┌ ┌ _) ┌ ┌ _...
| °° ∞ ≡ ≡ | || (_(__)(...
「夫婦は他人だから、他人同士一緒に生活すれば、憎みあうの...
壁に寄りかかるようにしてぽつんと座っている青年は、解りき...
「そうかなあ、でも、そうじゃない夫婦も居るよ。」
「その人は自分をごまかしてるんだ。」
殺人犯・・・・。女房殺しのヤマを追いかけている・・・・そ...
少なくとも早見には予測できなかった。しかも理解できない事...
”他人同士で憎みあう?”意味が解らない。何を言いたいのか、...
その考えが、さも当たり前かのように淡々と語る青年を見てい...
いやいや、でもおかしい。早見は切り返す。
「そうかなあ・・・。わかったよ、アンタ愛情って奴を信じな...
「信じてますよ。他人同士じゃない親子とか兄弟とか、親戚と...
ますます早見は首をかしげるハメになった。
「いやいや、だけどさ、それは・・・・・・・」何かを言い返...
看護婦は下品に笑いながらそそくさとグラスに酒を注いで、青...
この女、本当に持ってきやがった・・・と思いつつ、青年と看...
一杯引っ掛けたいところだが・・・・・・。
なんともいえない沈黙が辺りを包む。
先ほどまでやけに饒舌だった青年は、女が来てから青年はたい...
現実離れした経験とその疲れに酒が効いたのだろう。
「私もなんだか眠くなっちゃった~、あ、刑事さん、奥に部屋...
そう言って女はスカートから覗く白い脚をくねらせ、近くの診...
嬌声にも似た声を出しては、寝るのにもっとも最適なポジショ...
女の艶かしい足は男を誘惑へと引きずり込むように感じた。
それが女の意思にも見える。その標的は青年に向けられてるわ...
男二人の前でなんとも無防備な奴・・・・こういう女は嫌いだ...
そう思いながら早見は青年の毛布をかけ直してやるとそこには...
なんだか小生意気なことを言っていた彼も、こうして見るとツ...
まだあどけなさの残る顔にほんの少しだけ、胸の高まりを感じ...
「・・・・・・・・・・・・・・・・。」
目の前の女よりも男に目が行くなんてよっぽど疲れている・・...
犯人を逃がし、不思議な青年と出会い、下心丸見えの女が近く...
今日は可笑しな出来事が沢山あったのだ、だから変に興奮して...
「刑事さん・・・・・・。」
「あ?」
「どうしたんです?」
「いや、その・・・・・・。」
ぱっちりと大きな目が早見を捉えていた。自分の胸の高まりを...
「悪い・・・・毛布掛けるつもりが起こしちまったみたいだな...
「ううん、良いんです。なんだか少しだけ悪い夢を見ていたか...
「どんな?」
「・・・・・・・・・・・・・。」
「い・・・・いや・・・・良いよ。言いたくないならさ。」
「刑事さん。」
「なんだ?」
「ちょっと二人で話せませんか?」
「いいけど、ここじゃ、ダメなのか?」
青年は何も言わず、女を見つめる。女は女らしからぬいびきを...
「んじゃ、奥の部屋に行くか。」
青年はこくりと頷き、早見の後を付いていく。随分と素直じゃ...
「さっきの話・・・・」
「ああ、アレか。愛情っての・・・・言わせて貰うけど血のつ...
「どういう事?」
「だってほら、アンタの言ってる事は、兄弟愛とかそういうの...
「そ・・・・そんなことない・・・!」
青年の顔が紅潮し、声を荒らげる。
「じゃあ、なんだってんだよ・・・なんだ、急に。」
「貴方は何もわかっていない。貴方ならきっとわかってくれる...
「おいおい・・・・。」
失敗した・・・・そう思った。よりによって”青年”に見とれて...
よくわかっている、この手のタイプは納得するまで話し続ける...
そんな事とうにわかっていた筈なのに。
「で、俺に何をして欲しいんだよ。どうやら俺とアンタは考え...
「・・・・・・・・」
「要するにアンタは、血のつながった者同士しか信じられない...
「血がつながっている方が信じ合える、愛し合えるって僕は信...
なにか事情がありそうだが、これ以上踏み入れると危険な気が...
すぐそこには一応は寝られそうな、堅い診察ベッドが待ってい...
あとどのくらい耐えればそこに辿り着ける?
まずはこの青年の気を削いで、一刻も早く追い出さなければな...
「お悩み相談って奴か?そうか、アレだろうアンタ、身内を・...
「貴方も、そんな事、畜生がすることだと思いますか?」
「・・・・・・い、いやそれは・・・状況がよくわからないし...
殺意すら感じるその冷たい目線が自分を凍らせる。恐ろしい目。
「・・・・・人それぞれだけどさ、でも他人の女ってのも良い...
青年の視線を避けるようにクルリと背を向け、無意識に腰に手...
「他人なんて所詮、他人です。信じられない・・・・・・。」
「うーん・・・・・・・」
一方的な理論に早見はうんざりしていた。賛同して欲しいのだ...
他人を信じることが出来ないこの青年は、身近に話せる人を欲...
「やはり貴方・・・・いや他人から見たら畜生・・・・なんで...
「反対に聞くけどさ、じゃあなんで他人である俺にそんな事を...
「・・・・・わからない・・・。」
「近親相姦してますけどそんな事するのは畜生だと思いますか...
「そ・・・・・そんな汚らわしい言い方をするなんて・・・・...
「俺は他人だし、そんな事しか言えないし考えられないんだよ...
イライラして自分でも決して上品とはいえない会話をしている...
青年は早見の言葉に萎縮したのか堅そうなベッドに背を丸めて...
「刑事さん・・・・・・僕、もうどうしたらいいかわからない...
本当にお悩み相談になってしまった・・・・。これは長丁場に...
青年は穢れているようで、純粋なのだ。とても。繊細すぎるの...
「それに・・・・・・」
「それに?」
「こんな事話したの貴方が初めてなんです。こうやって、ちゃ...
「へぇ・・・・。」
「貴方だったらどうにかなりそうな気がして。」
「う・・ん・・・・・」
頭を掻きながら早見は青年が丸くなっているベッドへ腰掛け、...
ほっそりとした白い手が伸びてきて、抜き取った煙草を唇に持...
早見が自分の煙草に火をつけた時だった、火を貸そうと振り向...
青年は伏目がちに煙草の先を見つめながら、早見の煙草の先に...
「火くらい、貸したのに・・・・・」
早見にはその時間が偉く長く感じて、高まりを抑えきれずにい...
「そういや、アンタ、名前は?」
「貞文です。」
「何やってんだ?」
「大学生・・・・美大なんです。」
「へえ、そんな感じするぜ。」
「そう、ですか?」
変人、奇人、それでもって純粋、繊細。芸術家きどりはこうい...
「友達とか、大学なら可愛い子いるだろ?」
「・・・・・・・・うわべだけの友達なんていりません。」
「まあ、そりゃそうなんだが・・・・。」
「でも、刑事さんとこうやって話せるのはとても楽しい。」
「俺はうわべだけじゃないのか?」
「貴方は特別な気がします。だから、色々話した・・・。」
「そうか・・・・・・」
どうも気に入られてしまった。睡眠への道のりへは長そうだっ...
____________
| __________ |
| | | |
| | □ STOP. | |
| | | | ∧...
| | | | ピッ (...
| | | | ◇⊂ ...
|  ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ | ||―┌ ┌ _)_|| ...
| °° ∞ ≡ ≡ | || (_(__) ...
#comment
ページ名:
ページ新規作成
新しいページはこちらから投稿できます。
作品一覧
シリーズものインデックス3
シリーズものインデックス2
シリーズものインデックス
第71巻
第70巻
第69巻
第68巻
第67巻
第66巻
第65巻
第64巻
第63巻
第62巻
第61巻
第60巻
第59巻
第58巻
第57巻
第56巻
第55巻
第54巻
第53巻
第52巻
第51巻
第50巻
第49巻
第48巻
第47巻
第46巻
第45巻
第44巻
第43巻
第42巻
第41巻
第40巻
第39巻
第38巻
第37巻
第36巻
第35巻
第34巻
第33巻
第32巻
第31巻
第30巻
第29巻
第28巻
第27巻
第26巻
第25巻
第24巻
第23巻
第22巻
第21巻
第20巻
第19巻
第18巻
第17巻
第16巻
第15巻
第14巻
第13巻
第12巻
第11巻
第10巻
第9巻
第8巻
第7巻
第6巻
第5巻
第4巻
第3.1巻
第3巻
第2巻
第1巻
ページ新規作成: