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#title(世の終わりまで)
二次元で干物。リバーシブル設定。
罰当たり注意。
|>PLAY ピッ ◇⊂(・∀・ )ジサクジエンガ オオクリシマース!
*世の終わりまで [#uef21e75]
その指が指し示した水瓶の中の水は、瞬時にして、芳醇な葡...
それと同じ奇跡の指が、今、正に俺を高みに上りつめさせよ...
昂る。昂る。下腹からぐぐぅぅっと歓喜がせり上がって来る...
普段はガリラヤ湖のように清らかで涼しげな主の瞳が、今は...
「おまえのきれいな顔をもっとよく見せてくれ」
ありとあらゆる者を納得させてしまう深い響きを持つ声で、...
骨太ではあるが骨張ったお体に両腕を回し、その胸に頭を凭...
この人こそ神の子であり、救い主であることを疑ったことは...
折しも政情不安定な時世だ。主のように強烈な個性と大きな...
我らの主はそういうお方なのだ。
そんな俺の思いを知ってか知らずか。主はよく整えられた長...
「・・・・先生」
呟くように呼んだ。「うん?」主は無邪気ささえ感じさせる仕...
姿勢を変え、主の逞しい胸の上で両腕を組み、これに顎を載...
「俺があなたを神にしてあげます。千年経ち、二千年経って...
不意の情熱に衝き動かされ、さほど考えもせず、口をついて...
主は黙っておられた。ただじっと、何やらひどく切なげな眼...
その時俺は、生まれて初めての、そして短い生涯で最後の預...
その日の昼間も、いつもの青空説教に耳を傾けていた。また...
集まった群衆に向かって、主は神の御心と魂の自由について...
今彼らにありがたい福音を告げ知らせているその唇が、どん...
今彼らの前に超然と佇んでおられる、慈愛と誠実に満ちた方...
夜だった。いつも夜だった。他の弟子を寄せつけぬ夜の底、...
絡まりあった二匹の蛇のように、いつ果てるともなく愛しあ...
俺のこの全身を覆い隠す衣の下には、主の唇がつけた愛のみ...
あの獣のような主を知っているのは、俺だけだ。主の閨に呼...
背の高い主の姿はここからでもよく見える。それにしても、...
乙女より生まれたあの聖なる方を、最初に誘惑したのは俺だ...
だが、俺は、あの方を穢してしまったなどとは一度も思った...
きれいも汚いも、いいも悪いも、男も女もない。俺はあの方...
ただそれだけのことだ。
主の瞳に俺の顔が映る。こうして肌を重ねる時にはいつも、...
肩までまっすぐ伸びた、艶やかな茶色の髪に指を絡ませた。
「先生、俺はあなたを愛しています」
主は視線を逸らさず、お答えになる。
「知っている。私もおまえを愛している」
意地悪く尋ね返した。
「ペトロよりも?ヨハネよりも?マグダラのマリアよりも?」
「誰よりも愛している」
――あなたの父である、神よりも?
素早く俺の心を読んだのか。その言葉を封じるかのように、...
――俺があなたを神にしてあげます。
主の指が首筋から肩、そして乳首に触れる。甘い声を上げて...
――千年経ち、二千年経っても、何十億という人間があなたの...
主の猛り立った部分を掌に包みこみ、やさしく揉み、撫でさ...
――もしもそれが実現するのなら、たとえこの身が、一点の救...
主の足を開かせ、一息に押し入った。主の体が跳ね、あの方...
――構わない。地獄の最も奥深くにある氷の沼で、永遠に悪魔...
充分に満足するまで埋没させ、主の熱く狭い肉壁に包まれて...
――この世の終わりまで、全ての人間に忌み嫌われ、蔑まれて...
主の腰を掴む。ありとあらゆる角度から、引き寄せ、突き上...
――たとえこの名が、不吉で不名誉な裏切り者を象徴するもの...
「ああ、ユダ・・・・ユダ・・・・!!」
主の両手が俺の背中を掻き毟り、爪を喰いこませる。もう何...
主と繋がっている体の芯が沸騰し、白く融け出し、いつしか...
あどけない子供のような寝顔を見せて、先に微睡み始めたの...
大切な大切なその方の、哀しいほど色白の頬に、そっと口づ...
やがてあの最後の夜、永訣の時、ゲッセマネの園でそうする...
夜だった。
Fin.
* [#i44c507c]
□ STOP ピッ ◇⊂(・∀・ )イジョウ、ジサクジエンデシタ!
みんなの聖書 マンガシリーズ①
「新約聖書Ⅰ 救世主(メシア)~人類を救いし者~」
赤髪ピアスのユダ×男前イエス様
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それと同じ奇跡の指が、今、正に俺を高みに上りつめさせよ...
昂る。昂る。下腹からぐぐぅぅっと歓喜がせり上がって来る...
普段はガリラヤ湖のように清らかで涼しげな主の瞳が、今は...
「おまえのきれいな顔をもっとよく見せてくれ」
ありとあらゆる者を納得させてしまう深い響きを持つ声で、...
骨太ではあるが骨張ったお体に両腕を回し、その胸に頭を凭...
この人こそ神の子であり、救い主であることを疑ったことは...
折しも政情不安定な時世だ。主のように強烈な個性と大きな...
我らの主はそういうお方なのだ。
そんな俺の思いを知ってか知らずか。主はよく整えられた長...
「・・・・先生」
呟くように呼んだ。「うん?」主は無邪気ささえ感じさせる仕...
姿勢を変え、主の逞しい胸の上で両腕を組み、これに顎を載...
「俺があなたを神にしてあげます。千年経ち、二千年経って...
不意の情熱に衝き動かされ、さほど考えもせず、口をついて...
主は黙っておられた。ただじっと、何やらひどく切なげな眼...
その時俺は、生まれて初めての、そして短い生涯で最後の預...
その日の昼間も、いつもの青空説教に耳を傾けていた。また...
集まった群衆に向かって、主は神の御心と魂の自由について...
今彼らにありがたい福音を告げ知らせているその唇が、どん...
今彼らの前に超然と佇んでおられる、慈愛と誠実に満ちた方...
夜だった。いつも夜だった。他の弟子を寄せつけぬ夜の底、...
絡まりあった二匹の蛇のように、いつ果てるともなく愛しあ...
俺のこの全身を覆い隠す衣の下には、主の唇がつけた愛のみ...
あの獣のような主を知っているのは、俺だけだ。主の閨に呼...
背の高い主の姿はここからでもよく見える。それにしても、...
乙女より生まれたあの聖なる方を、最初に誘惑したのは俺だ...
だが、俺は、あの方を穢してしまったなどとは一度も思った...
きれいも汚いも、いいも悪いも、男も女もない。俺はあの方...
ただそれだけのことだ。
主の瞳に俺の顔が映る。こうして肌を重ねる時にはいつも、...
肩までまっすぐ伸びた、艶やかな茶色の髪に指を絡ませた。
「先生、俺はあなたを愛しています」
主は視線を逸らさず、お答えになる。
「知っている。私もおまえを愛している」
意地悪く尋ね返した。
「ペトロよりも?ヨハネよりも?マグダラのマリアよりも?」
「誰よりも愛している」
――あなたの父である、神よりも?
素早く俺の心を読んだのか。その言葉を封じるかのように、...
――俺があなたを神にしてあげます。
主の指が首筋から肩、そして乳首に触れる。甘い声を上げて...
――千年経ち、二千年経っても、何十億という人間があなたの...
主の猛り立った部分を掌に包みこみ、やさしく揉み、撫でさ...
――もしもそれが実現するのなら、たとえこの身が、一点の救...
主の足を開かせ、一息に押し入った。主の体が跳ね、あの方...
――構わない。地獄の最も奥深くにある氷の沼で、永遠に悪魔...
充分に満足するまで埋没させ、主の熱く狭い肉壁に包まれて...
――この世の終わりまで、全ての人間に忌み嫌われ、蔑まれて...
主の腰を掴む。ありとあらゆる角度から、引き寄せ、突き上...
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