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#title(獣王星 トール×ザギ) [#sb209a89]
/ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄...
| アヌメ獣王星 ト...
____________ \ / ̄ ̄ ̄...
| __________ |  ̄ ̄ ̄V ̄ ̄| さっ...
| | | | ...
| | |> PLAY. | | ...
| | | | ∧...
| | | | ピッ (´...
| | | | ◇⊂ ...
|  ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ | ||―┌ ┌ _) ┌ ┌ _...
| °° ∞ ≡ ≡ | || (_(__)(...
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄...
地中に落ちた後、ザギはさらに深部に向かってムーサの間を進...
ティズの遺体はムーサによって絡め捕られたボールのそばに寝...
キマエラの生命力を象徴するようなあの光景が、彼女には似合...
そして、なんとなく同じ場所では死ねなかった。
怪我を負った状態で地割れに呑みこまれて平気なはずもなく、...
それでも引きずるように運ぶ。さらに、闇へ。
とうとう足に力が入らなくなって崩れ落ちたのは、かすかに光...
朦朧とした意識の中、ザギは遠い空を仰いだ。
分厚い雲に覆われたその向こうを見透かすように目を細める。
記憶に広がる青い空。青は、トールの瞳の色だ。
澄んだ眼に炎を宿す美しく強い獣王は、自分の駒にはならなか...
嬉しくて、それこそが自分の望んだことなのかもしれないとま...
偶然拾った綺麗な子供が思いがけず鋭い顔をするから、そいつ...
それだけだったのかもしれない、と。
視界に浮かんだトールの幻影にザギは弱々しく腕を伸ばす。け...
触れたくないのかが自分でもわからなくて、手は行き場を失っ...
そんな様子を見て、トールが幻影にしてはよくできた苦笑いを...
「らしくない顔してる」
声は、リアルになって鼓膜を震わせた。
「探しにきたのか」
擦れた声でザギが尋ねると、頷きが返ってくる。
「ティズは死んだぜ」
「…チェンに話を聞いた。助からなかった、かもって…」
「俺を庇ってな」
トールはぶんぶんと首を横に振り、くぐもった声で「ザギのせ...
しばらくトールは歯を食いしばって耐えていたが、やはり抑え...
零れ落ちる。次から次へ、軌跡を辿って流れる雫はぽろぽろと...
吸い込まれていった。
「オレは大事な人を死なせてばっかりだ。両親も、ラーイも、...
ティズも…!!」
両手で顔を覆い、膝を折る。
「ザギまで、失うのかと思った」
「俺?」
突然自分の名前が出て、ザギは不思議そうに眉を顰めた。トー...
掌を当てて顔を寄せる。不審げに見つめ返すザギの眼は昔と変...
誰もが服従せずにはいられない瞳だとトールは思った。
ザギは怖くて絶対的で、なのに目を離せない。ザギが何をする...
知りたかった。
今でも名がつくこともなく、ただひたすらにザギへの強い情が...
「死なせない。絶対に…っ」
彼だけは俺から奪わないで―――――――――
縋るようなトールに幼い頃の面影を見て、ザギは懐かしい気分...
「お前は本当にガキだな」
憧れたわけではなく、互いが互いになりたかったわけでもなく...
ものに触れるのは、怖かった。干渉してしまいたくなかった。...
相反する想いに気付かないふりをしてずっと触れずにきた。後...
トールがそっと口付けると、ザギも自分から唇を寄せる。互い...
だんだん深くなってゆく。獣の王がするにしては、ひどく人間...
関を切った欲望は留まることなく先を求める。せり上がってく...
ザギはそれに酔うようにそっと目を閉じた。
____________
| __________ |
| | | |
| | □ STOP. | |
| | | | ∧...
| | | | ピッ (...
| | | | ◇⊂ ...
|  ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ | ||―┌ ┌ _)_|| ...
| °° ∞ ≡ ≡ | || (_(__) ...
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| __________ |  ̄ ̄ ̄V ̄ ̄| さっ...
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地中に落ちた後、ザギはさらに深部に向かってムーサの間を進...
ティズの遺体はムーサによって絡め捕られたボールのそばに寝...
キマエラの生命力を象徴するようなあの光景が、彼女には似合...
そして、なんとなく同じ場所では死ねなかった。
怪我を負った状態で地割れに呑みこまれて平気なはずもなく、...
それでも引きずるように運ぶ。さらに、闇へ。
とうとう足に力が入らなくなって崩れ落ちたのは、かすかに光...
朦朧とした意識の中、ザギは遠い空を仰いだ。
分厚い雲に覆われたその向こうを見透かすように目を細める。
記憶に広がる青い空。青は、トールの瞳の色だ。
澄んだ眼に炎を宿す美しく強い獣王は、自分の駒にはならなか...
嬉しくて、それこそが自分の望んだことなのかもしれないとま...
偶然拾った綺麗な子供が思いがけず鋭い顔をするから、そいつ...
それだけだったのかもしれない、と。
視界に浮かんだトールの幻影にザギは弱々しく腕を伸ばす。け...
触れたくないのかが自分でもわからなくて、手は行き場を失っ...
そんな様子を見て、トールが幻影にしてはよくできた苦笑いを...
「らしくない顔してる」
声は、リアルになって鼓膜を震わせた。
「探しにきたのか」
擦れた声でザギが尋ねると、頷きが返ってくる。
「ティズは死んだぜ」
「…チェンに話を聞いた。助からなかった、かもって…」
「俺を庇ってな」
トールはぶんぶんと首を横に振り、くぐもった声で「ザギのせ...
しばらくトールは歯を食いしばって耐えていたが、やはり抑え...
零れ落ちる。次から次へ、軌跡を辿って流れる雫はぽろぽろと...
吸い込まれていった。
「オレは大事な人を死なせてばっかりだ。両親も、ラーイも、...
ティズも…!!」
両手で顔を覆い、膝を折る。
「ザギまで、失うのかと思った」
「俺?」
突然自分の名前が出て、ザギは不思議そうに眉を顰めた。トー...
掌を当てて顔を寄せる。不審げに見つめ返すザギの眼は昔と変...
誰もが服従せずにはいられない瞳だとトールは思った。
ザギは怖くて絶対的で、なのに目を離せない。ザギが何をする...
知りたかった。
今でも名がつくこともなく、ただひたすらにザギへの強い情が...
「死なせない。絶対に…っ」
彼だけは俺から奪わないで―――――――――
縋るようなトールに幼い頃の面影を見て、ザギは懐かしい気分...
「お前は本当にガキだな」
憧れたわけではなく、互いが互いになりたかったわけでもなく...
ものに触れるのは、怖かった。干渉してしまいたくなかった。...
相反する想いに気付かないふりをしてずっと触れずにきた。後...
トールがそっと口付けると、ザギも自分から唇を寄せる。互い...
だんだん深くなってゆく。獣の王がするにしては、ひどく人間...
関を切った欲望は留まることなく先を求める。せり上がってく...
ザギはそれに酔うようにそっと目を閉じた。
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