ページ内容へ
ナビゲーションへ
当サイトをご覧いただくにはブラウザの設定で
JavaScriptを有効に設定
する必要がございます。
ページの一覧
最終更新一覧
ヘルプ
ホーム
使い方
文字サイズ:小
文字サイズ:中
文字サイズ:大
リロード
編集
ツール
名前変更
凍結
差分
バックアップ
添付
複製
印刷
Top
/
S-56
S-56
の編集
-- 雛形とするページ --
(no template pages)
#title(白い巨塔 新堂×財前) [#l0c86596] 横入りすみません。 四島スレより「振動先生ととある学会で出会う56」が頭を離れなかった+ 更にもっと前スレでの「56のマシンガントーク」も気に入ったので。 +++ 地元のホールを会場にした中規模のシンポジウム。自分の発表を終えた振動は 次の演題が興味を引く物ではない事を確認して会議室を抜け出した。 自販機のコーヒーを手に廊下に設えてある椅子に座る。一口飲み下して 大きく息を吐き、首を回したその時。 エレベーターのドアが開く音がして、廊下の突き当たりの大きな窓から入る 光を背に小柄な人影がせかせかとこちらに近づいて来るのが目に入った。 多忙な同業者ばかりである。こういう集まりでは参加を興味のある発表に絞って、 遅れてやって来る者も中座する者も珍しくはない。振動は気にも止めず、 頼りない香りのコーヒーをもう一口含んだ。 あっと言う間に近づいた一直線の足音は振動の鼻先をかすめると、驚いた事に 隣にばさりとブリーフケースを投げ出した。向かいにも並びにも椅子は いくらでも空いている。どういうつもりかと訝る振動の視線の先で、小柄な男は 鞄から手早く数枚の書類と赤のボールペンを取り出した。それと同時に端正な 横顔の口元もすごい勢いで動き出す。 「どうしたんだ聡見、今日はこっちに来る予定じゃなかったろう?出がけに 君と丈内君を渡り廊下で見かけたと思ったけどな、あれからどうやって1本前の のぞみに乗ったんだ?ああそれとも新横浜からここまで僕はタクシーを使ったん だがひょっとして地下鉄の方が早いのか?」 #comment
タイムスタンプを変更しない
#title(白い巨塔 新堂×財前) [#l0c86596] 横入りすみません。 四島スレより「振動先生ととある学会で出会う56」が頭を離れなかった+ 更にもっと前スレでの「56のマシンガントーク」も気に入ったので。 +++ 地元のホールを会場にした中規模のシンポジウム。自分の発表を終えた振動は 次の演題が興味を引く物ではない事を確認して会議室を抜け出した。 自販機のコーヒーを手に廊下に設えてある椅子に座る。一口飲み下して 大きく息を吐き、首を回したその時。 エレベーターのドアが開く音がして、廊下の突き当たりの大きな窓から入る 光を背に小柄な人影がせかせかとこちらに近づいて来るのが目に入った。 多忙な同業者ばかりである。こういう集まりでは参加を興味のある発表に絞って、 遅れてやって来る者も中座する者も珍しくはない。振動は気にも止めず、 頼りない香りのコーヒーをもう一口含んだ。 あっと言う間に近づいた一直線の足音は振動の鼻先をかすめると、驚いた事に 隣にばさりとブリーフケースを投げ出した。向かいにも並びにも椅子は いくらでも空いている。どういうつもりかと訝る振動の視線の先で、小柄な男は 鞄から手早く数枚の書類と赤のボールペンを取り出した。それと同時に端正な 横顔の口元もすごい勢いで動き出す。 「どうしたんだ聡見、今日はこっちに来る予定じゃなかったろう?出がけに 君と丈内君を渡り廊下で見かけたと思ったけどな、あれからどうやって1本前の のぞみに乗ったんだ?ああそれとも新横浜からここまで僕はタクシーを使ったん だがひょっとして地下鉄の方が早いのか?」 #comment
テキスト整形のルールを表示する
ページ新規作成
新しいページはこちらから投稿できます。
作品一覧
シリーズものインデックス3
シリーズものインデックス2
シリーズものインデックス
第71巻
第70巻
第69巻
第68巻
第67巻
第66巻
第65巻
第64巻
第63巻
第62巻
第61巻
第60巻
第59巻
第58巻
第57巻
第56巻
第55巻
第54巻
第53巻
第52巻
第51巻
第50巻
第49巻
第48巻
第47巻
第46巻
第45巻
第44巻
第43巻
第42巻
第41巻
第40巻
第39巻
第38巻
第37巻
第36巻
第35巻
第34巻
第33巻
第32巻
第31巻
第30巻
第29巻
第28巻
第27巻
第26巻
第25巻
第24巻
第23巻
第22巻
第21巻
第20巻
第19巻
第18巻
第17巻
第16巻
第15巻
第14巻
第13巻
第12巻
第11巻
第10巻
第9巻
第8巻
第7巻
第6巻
第5巻
第4巻
第3.1巻
第3巻
第2巻
第1巻
ページ新規作成: