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#title(涼宮ハルヒの憂鬱の古泉×夏目友人帳の夏目 「帰り道」) 初投下です。かなり作品に脈絡のないクロスオーバーものなので苦手な人はスルーして下さい。 古泉(涼宮ハルヒの憂鬱)×夏目(夏目友人帳) |>PLAY ピッ ◇⊂(・∀・ )ジサクジエンガ オオクリシマース! SOS団の活動が急遽中止になり、珍しく二人で一緒に帰る事になった。 付き合い始めてから三ヶ月、放課後は古泉が忙しい事もあり二人で帰ったのはまだ数える程しかない。他愛のない会話をしながら、内心では二人とも少し緊張していた。それを気付かれまいとする不器用な努力にもお互い気が付いていて、その事に少しほっとする。 古泉に気付かれないように夏目はちらりと後ろを振り返った。そこにいるのはにゃんこ先生だ。いつもは夏目に抱えられていたり横並びに歩いているにゃんこ先生が、今日に限って距離を取って後ろを歩いている。 夏目の緊張はそのせいでもあった。夏目の視線に気付いてにゃんこ先生はからかうようにニヤリと笑った。 「どうかしましたか?」 「あ。いや、何でもない。」 古泉が夏目の顔を覗き込む。その動作で二人の距離が少し近づき、夏目が慌てて視線を前に戻す。その拍子に、不意に互いの手の甲がコツンと触れた。 (……あ。) (……手、が。) 思いがけず相手に触れてしまった事に気が付き、二人は気恥ずかしさと戸惑いからかち合った視線をほぼ同時に逸らした。触れた所から体温が上がっていくような錯覚。ただ歩くだけで精一杯でうまく言葉が出ない。結局夏目は口をつぐんでしまう事になった。 このまま離れたくはないけど、どうしていいか分からない。お互いそう思っているのかしばらく緊張感をわずかに含んだ沈黙が流れる。 それから初めに動いたのは古泉の手だった。触れた手を絡め取ってギュッと握る。それはいわゆる恋人繋ぎの状態だ。 (う、わ。) 二人分の心臓がドキリと跳ねた。重なった手のひらがやけに熱い。 恥ずかしくて顔を上げる事が出来ない。かといってずっとこのままでいるのも気まずいと思い、夏目は思いきって顔を上げて古泉を見た。そうしたら頬を赤くした古泉が夏目を見ていて、予想外に目が合う。 その頬に自分も同じ表情をしているのだろうな、と思いながら夏目はキュッと手を握り返した。 「…温かい、な。」 「えぇ。温かいですね。」 二人は照れて笑い合う。帰り道が別れるまでの短い時間をやけに長く感じながら、道がずっと続けばいいのにと思った。さっきまでとは違って気まずさのない、おもはゆい沈黙を踏みしめて歩く。それは多分、幸せという類いのもの。 後ろの方を付いていくにゃんこ先生はそんな二人を見ながら小さく溜め息をついた。もちろん二人がそれに気が付く事はない。 (全く…馬鹿かあいつらは。) 赤い頬をして微笑む夏目に目をやってどこか満足げにそう一人ごちた。 □ STOP ピッ ◇⊂(・∀・ )イジョウ、ジサクジエンデシタ! かなり自己満足だけど後悔はしていない。 不慣れなんで見辛かったらごめんなさい。 #comment
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#title(涼宮ハルヒの憂鬱の古泉×夏目友人帳の夏目 「帰り道」) 初投下です。かなり作品に脈絡のないクロスオーバーものなので苦手な人はスルーして下さい。 古泉(涼宮ハルヒの憂鬱)×夏目(夏目友人帳) |>PLAY ピッ ◇⊂(・∀・ )ジサクジエンガ オオクリシマース! SOS団の活動が急遽中止になり、珍しく二人で一緒に帰る事になった。 付き合い始めてから三ヶ月、放課後は古泉が忙しい事もあり二人で帰ったのはまだ数える程しかない。他愛のない会話をしながら、内心では二人とも少し緊張していた。それを気付かれまいとする不器用な努力にもお互い気が付いていて、その事に少しほっとする。 古泉に気付かれないように夏目はちらりと後ろを振り返った。そこにいるのはにゃんこ先生だ。いつもは夏目に抱えられていたり横並びに歩いているにゃんこ先生が、今日に限って距離を取って後ろを歩いている。 夏目の緊張はそのせいでもあった。夏目の視線に気付いてにゃんこ先生はからかうようにニヤリと笑った。 「どうかしましたか?」 「あ。いや、何でもない。」 古泉が夏目の顔を覗き込む。その動作で二人の距離が少し近づき、夏目が慌てて視線を前に戻す。その拍子に、不意に互いの手の甲がコツンと触れた。 (……あ。) (……手、が。) 思いがけず相手に触れてしまった事に気が付き、二人は気恥ずかしさと戸惑いからかち合った視線をほぼ同時に逸らした。触れた所から体温が上がっていくような錯覚。ただ歩くだけで精一杯でうまく言葉が出ない。結局夏目は口をつぐんでしまう事になった。 このまま離れたくはないけど、どうしていいか分からない。お互いそう思っているのかしばらく緊張感をわずかに含んだ沈黙が流れる。 それから初めに動いたのは古泉の手だった。触れた手を絡め取ってギュッと握る。それはいわゆる恋人繋ぎの状態だ。 (う、わ。) 二人分の心臓がドキリと跳ねた。重なった手のひらがやけに熱い。 恥ずかしくて顔を上げる事が出来ない。かといってずっとこのままでいるのも気まずいと思い、夏目は思いきって顔を上げて古泉を見た。そうしたら頬を赤くした古泉が夏目を見ていて、予想外に目が合う。 その頬に自分も同じ表情をしているのだろうな、と思いながら夏目はキュッと手を握り返した。 「…温かい、な。」 「えぇ。温かいですね。」 二人は照れて笑い合う。帰り道が別れるまでの短い時間をやけに長く感じながら、道がずっと続けばいいのにと思った。さっきまでとは違って気まずさのない、おもはゆい沈黙を踏みしめて歩く。それは多分、幸せという類いのもの。 後ろの方を付いていくにゃんこ先生はそんな二人を見ながら小さく溜め息をついた。もちろん二人がそれに気が付く事はない。 (全く…馬鹿かあいつらは。) 赤い頬をして微笑む夏目に目をやってどこか満足げにそう一人ごちた。 □ STOP ピッ ◇⊂(・∀・ )イジョウ、ジサクジエンデシタ! かなり自己満足だけど後悔はしていない。 不慣れなんで見辛かったらごめんなさい。 #comment
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