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#title(芸人 チュートリアル徳井×ナインティナイン矢部 「徳井と矢部のダラダラ日記4」) お久しぶりに投下させていただきます 鯨人 特異×八部 ライトエロ有 八部がツンデレのおはなし |>PLAY ピッ ◇⊂(・∀・ )ジサクジエンガ オオクリシマース! 携帯をいじっている時に、彼からいきなりかかってくる電話は少し嬉しいものがある。 特異は幾分、顔を緩ませながら通話ボタンを押した。 「はいはい」 「おう、俺」 「ははは」 「なんやねん、いきなり。不気味やわぁ」 「や、ちょうど八部さんにメール打ってたもんで」 「そぉか」 「そそ。今終わりですか。メシ行きません?」 「あーうん。それで電話してんけど」 家で待ってろ。 八部の言葉に特異はさほど気掛かりもなく自宅に戻った。 ただあまり八部自身からの要望を聞いたことがなかったので、 特異はなんとなしに嬉しさを感じていた。 適当に酒とつまみを買い込んだ。彼も何か持ってくるかもしれない。 せっかく自宅で飲むのだからエッチはするだろう。かれこれ二週間ぶりだろうか。 とりあえず風呂を沸かしておこう。メシはあまりもので炒飯でも作ればいい。 ダラダラと暇を潰しているうちにインターホンが鳴った。 玄関を開けると予想通り、手に何袋かぶら下げて、ヘラッと笑っている男が立っていた。 「早いすね」 「まぁな。はい」 「どーもー。あ、チーかま。これ好き……何ですの、それ」 特異は差し出された袋の中身を見ていたが、八部が白い紙箱を持っているのに気づいた。 呼び掛けを無視してスタスタとリビングへ消えていく彼の後に特異も続く。 今日の八部はどことなく落ち着きの無い様であった。 付き合ってまだ1年と満たないが、特異は他人には分からない、 彼の微妙な気分の温度差を察する事が出来ると自負している。 自信過剰と言われても構わない。 八部はリビングに入るなりキッチンへ向かった。食器棚から二枚皿を出しているのが見える。 近づくとシッシッと手を振られリビングに追い返された。 紙箱の中身は否応なしに想像できる。ケーキだ。 スタンダードなショートケーキな気がする。食いたい気分にでもなったのか。 彼が買っている様子を想像して笑いが込み上げる。 OLならば絵になるが、オッサンとケーキはちょっと面白い。 特異の予想は的中していた。 八部がショートケーキを持って戻ってきたので、種類までズバリ当てたのだった。 ただひとつ、予想外の物を除いてであるが。 ケーキに蝋燭が一本刺さっている。はて、確かお互い誕生日は今月ではないはずだ。 真意が見えず八部の顔を見つめると、彼はソワソワと目を泳がせ、 大きく息を一つ吐いてからボソリと素っ頓狂な事を言い放った。 「誕生日、おめでと」 何を勘違いをしているのか。どこから突っ込んでよいのか分からない。 特異は目をパチクリとさせ、八部の顔をまじまじと見た。 ポカンとしている特異を尻目に、八部はテキパキとライターで蝋燭に火をつける。 「はい。じゃー…消してください」 「え」 「……ほら、はよ吹いて」 「はあ…」 話が見えないまま、一応彼の言う通り蝋燭に向かい息を吹きかける。 火は呆気なく消え、八部はさっさと蝋燭を片しケーキを食べはじめた。 なんとなく理由を聞くタイミングを逃した様で、同じ様にケーキに手をつける。 「……やっぱ俺、こんなん苦手やわ」 フォークでクリームを突きながら独り言の様に呟く八部を見る。 彼は目線を合わそうとせず、皿の一点を見つめながら話しはじめた。 「俺、知らんかってん」 「うん」 「先月やってんな、おまえ」 気づいた瞬間、彼が一層愛おしくなってしまった。 「そーゆことね」 「柄やないねん。この歳でこういうのは」 「ええよ別に」 「…誕生祝い、遅れてごめん」 ようやくチラリとこちらを見た八部は、照れ臭かったのだろう、 特異の肩に頭からうなだれ、はぁとため息をついた。 事務的で実に味気ないこの時期外れの誕生日が、あまりに幸せすぎて参った。 これが俗に言う小さな幸せとやらか。 「カワイイこと、してくれるやない」 ニヤニヤとからかう口調で言うと、頭突きのプレゼントをもらった。 そのまま唇が重なる。八部から甘い味がするのは砂糖のせいだけではない気がした。 あとはもう衝動に身を任せ、お互いなだれ込むようにベッドに倒れ込んだ。 最中、ふと気になり八部に問う。 「なんでホールで買ってくれんかったの、ケーキ」 すると彼は特異の腹をつまみニヤリと笑ったので、規則的な律動をやめ荒く腰を動かしてやった。 「はっ、あ、クソ…、俺の体力、考えろ阿呆、ぅあ…」 「ダイエット、すればいんでしょ。付き合ってよ」 揚げ足を取るなという目で睨まれたが、このあと八部か散々鳴かされたのは言うまでもない。 翌朝、八部は朝一の仕事のため足早に出ていった。 昼過ぎまで寝ていた特異も、ようやく重い腰を上げ出掛ける支度をする。 玄関でふと靴棚の上を見て、特異は一人で笑った。 以前、八部の腕時計をカッコイイと言ったのを思い出す。 棚の上には使い込まれた腕時計と紙が一枚置いてあり、“おまえにやる”と雑な字で書いてあった。 □ STOP ピッ ◇⊂(・∀・ )イジョウ、ジサクジエンデシタ! 大変、お粗末でした 読んで下さった方、ありがとうございました #comment
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#title(芸人 チュートリアル徳井×ナインティナイン矢部 「徳井と矢部のダラダラ日記4」) お久しぶりに投下させていただきます 鯨人 特異×八部 ライトエロ有 八部がツンデレのおはなし |>PLAY ピッ ◇⊂(・∀・ )ジサクジエンガ オオクリシマース! 携帯をいじっている時に、彼からいきなりかかってくる電話は少し嬉しいものがある。 特異は幾分、顔を緩ませながら通話ボタンを押した。 「はいはい」 「おう、俺」 「ははは」 「なんやねん、いきなり。不気味やわぁ」 「や、ちょうど八部さんにメール打ってたもんで」 「そぉか」 「そそ。今終わりですか。メシ行きません?」 「あーうん。それで電話してんけど」 家で待ってろ。 八部の言葉に特異はさほど気掛かりもなく自宅に戻った。 ただあまり八部自身からの要望を聞いたことがなかったので、 特異はなんとなしに嬉しさを感じていた。 適当に酒とつまみを買い込んだ。彼も何か持ってくるかもしれない。 せっかく自宅で飲むのだからエッチはするだろう。かれこれ二週間ぶりだろうか。 とりあえず風呂を沸かしておこう。メシはあまりもので炒飯でも作ればいい。 ダラダラと暇を潰しているうちにインターホンが鳴った。 玄関を開けると予想通り、手に何袋かぶら下げて、ヘラッと笑っている男が立っていた。 「早いすね」 「まぁな。はい」 「どーもー。あ、チーかま。これ好き……何ですの、それ」 特異は差し出された袋の中身を見ていたが、八部が白い紙箱を持っているのに気づいた。 呼び掛けを無視してスタスタとリビングへ消えていく彼の後に特異も続く。 今日の八部はどことなく落ち着きの無い様であった。 付き合ってまだ1年と満たないが、特異は他人には分からない、 彼の微妙な気分の温度差を察する事が出来ると自負している。 自信過剰と言われても構わない。 八部はリビングに入るなりキッチンへ向かった。食器棚から二枚皿を出しているのが見える。 近づくとシッシッと手を振られリビングに追い返された。 紙箱の中身は否応なしに想像できる。ケーキだ。 スタンダードなショートケーキな気がする。食いたい気分にでもなったのか。 彼が買っている様子を想像して笑いが込み上げる。 OLならば絵になるが、オッサンとケーキはちょっと面白い。 特異の予想は的中していた。 八部がショートケーキを持って戻ってきたので、種類までズバリ当てたのだった。 ただひとつ、予想外の物を除いてであるが。 ケーキに蝋燭が一本刺さっている。はて、確かお互い誕生日は今月ではないはずだ。 真意が見えず八部の顔を見つめると、彼はソワソワと目を泳がせ、 大きく息を一つ吐いてからボソリと素っ頓狂な事を言い放った。 「誕生日、おめでと」 何を勘違いをしているのか。どこから突っ込んでよいのか分からない。 特異は目をパチクリとさせ、八部の顔をまじまじと見た。 ポカンとしている特異を尻目に、八部はテキパキとライターで蝋燭に火をつける。 「はい。じゃー…消してください」 「え」 「……ほら、はよ吹いて」 「はあ…」 話が見えないまま、一応彼の言う通り蝋燭に向かい息を吹きかける。 火は呆気なく消え、八部はさっさと蝋燭を片しケーキを食べはじめた。 なんとなく理由を聞くタイミングを逃した様で、同じ様にケーキに手をつける。 「……やっぱ俺、こんなん苦手やわ」 フォークでクリームを突きながら独り言の様に呟く八部を見る。 彼は目線を合わそうとせず、皿の一点を見つめながら話しはじめた。 「俺、知らんかってん」 「うん」 「先月やってんな、おまえ」 気づいた瞬間、彼が一層愛おしくなってしまった。 「そーゆことね」 「柄やないねん。この歳でこういうのは」 「ええよ別に」 「…誕生祝い、遅れてごめん」 ようやくチラリとこちらを見た八部は、照れ臭かったのだろう、 特異の肩に頭からうなだれ、はぁとため息をついた。 事務的で実に味気ないこの時期外れの誕生日が、あまりに幸せすぎて参った。 これが俗に言う小さな幸せとやらか。 「カワイイこと、してくれるやない」 ニヤニヤとからかう口調で言うと、頭突きのプレゼントをもらった。 そのまま唇が重なる。八部から甘い味がするのは砂糖のせいだけではない気がした。 あとはもう衝動に身を任せ、お互いなだれ込むようにベッドに倒れ込んだ。 最中、ふと気になり八部に問う。 「なんでホールで買ってくれんかったの、ケーキ」 すると彼は特異の腹をつまみニヤリと笑ったので、規則的な律動をやめ荒く腰を動かしてやった。 「はっ、あ、クソ…、俺の体力、考えろ阿呆、ぅあ…」 「ダイエット、すればいんでしょ。付き合ってよ」 揚げ足を取るなという目で睨まれたが、このあと八部か散々鳴かされたのは言うまでもない。 翌朝、八部は朝一の仕事のため足早に出ていった。 昼過ぎまで寝ていた特異も、ようやく重い腰を上げ出掛ける支度をする。 玄関でふと靴棚の上を見て、特異は一人で笑った。 以前、八部の腕時計をカッコイイと言ったのを思い出す。 棚の上には使い込まれた腕時計と紙が一枚置いてあり、“おまえにやる”と雑な字で書いてあった。 □ STOP ピッ ◇⊂(・∀・ )イジョウ、ジサクジエンデシタ! 大変、お粗末でした 読んで下さった方、ありがとうございました #comment
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第71巻
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第68巻
第67巻
第66巻
第65巻
第64巻
第63巻
第62巻
第61巻
第60巻
第59巻
第58巻
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第56巻
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第36巻
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第31巻
第30巻
第29巻
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第26巻
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第14巻
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第12巻
第11巻
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第8巻
第7巻
第6巻
第5巻
第4巻
第3.1巻
第3巻
第2巻
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