ページ内容へ
ナビゲーションへ
当サイトをご覧いただくにはブラウザの設定で
JavaScriptを有効に設定
する必要がございます。
ページの一覧
最終更新一覧
ヘルプ
ホーム
使い方
文字サイズ:小
文字サイズ:中
文字サイズ:大
リロード
編集
ツール
名前変更
凍結
差分
バックアップ
添付
複製
印刷
Top
/
18-405
18-405
の編集
-- 雛形とするページ --
(no template pages)
#title(夏の夜) [#mb318d50] / ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ | モララーのビデオを見るモナ‥‥。 ____________ \ / ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ | __________ |  ̄ ̄ ̄V ̄ ̄| きっと楽しんでもらえるよ。 | | | | \ | | |> PLAY. | |  ̄ ̄V ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ | | | | ∧_∧ ∧_∧ ∧∧ ドキドキ | | | | ピッ (´∀` )(・∀・ )(゚Д゚ ) | | | | ◇⊂ )( ) | ヽノ___ |  ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ | ||―┌ ┌ _) ┌ ┌ _)⊂UUO__|| | | °° ∞ ≡ ≡ | || (_(__)(_(__). || |  ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ 「ここは…?」 赤木が目を覚ましたのは真夜中。 目を開けるなり飛び起きて「痛…」とか呟いてるあたり、どこかしこで無茶なことしてるんだろうと思われる。 自分が赤木を心配してることを自覚して、そんな義理はないと思い直し何故か気恥ずかしくなった。あまり喋らないようにしよう。 「工藤?」 赤木の意識は割としっかりしているようだった。ひと安心、て、それも違う。 俺の密やかな葛藤と一人問答をぼうっとした目つきで1秒ほど見たあと、赤木は再び問うた。 「ここ、どこ」 俺ん家。とは言いたくなかった。別に恥かしくて偽るようなことでもないのに、何故か告げるのが躊躇われた。 「工藤ん家…」 当の赤木は洞察力がたいそう鋭いようで参った。尋ねるのではなく自分で呟いて納得しているだけだ。 「どこかヤバイとこはないか」 素気なく…を装って無機質に尋ねた。が、そろそろ無駄なんじゃないかと暗に気付いている。 「ヤバイ?うん、大丈夫」 そして途切れる会話。俺は元々無口で、赤木も多くを語らないタイプのようなのに、何故か気まずく感じられる。 「聞かないの」 沈黙を破ったのは赤木の方。 「俺が聞くことじゃねえだろ…それは」 こないだは磯の香りを漂わせて、今日はどこか体に痛みを訴えて、だいたいどんなことかは想像がつく。 「ふうん」 また赤木は「ふうん」を繰り返す。俺はこれがなんとなく苦手だった。それがどういう反応なのか、具体的に解らないから。 「体が平気なら帰れよ、次が最後だからな」 「次?」 これは俺のつまらないモットーみたいなもので 「3度までなら助けてやるが、それ以降はくどいだろ、4度目はナシ」 赤木の方に3本指を立てて言った。 「ククク、ふうん…。じゃあさ、そのラス1、今使う」 赤木は小さく喉で笑ったあと続けた。 「今?」 「泊めてよ、今夜。それで3度。それっきり。」 意外なことを赤木は言った。帰れよと言ったら帰るだろうと思っていた。 「俺はランプの魔人やそんなじゃないんだ。それは違うだろ」 3度願いを叶えるなんて、そんなこと俺がやったら可笑しいだけだ。 「じゃあ、俺今右肩が痛む」 じゃあ、なんてわざとらしく赤木が言った。 こう言ってるんだ、他に仕様がない。 「わかったよ、わかった。それでいいだろ、泊めれば…」 言い終わってから、何だか自分を一瞬だけ言いくるめるための口実に思えてきた。 「ありがとう。ククク…」 赤木はまた、喉で笑った。 ____________ | __________ | | | | | | | □ STOP. | | | | | | ∧_∧ ヒトリデコソーリミルヨ | | | | ピッ (・∀・ ) | | | | ◇⊂ ) __ |  ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ | ||―┌ ┌ _)_|| | | °° ∞ ≡ ≡ | || (_(__) || | #comment
タイムスタンプを変更しない
#title(夏の夜) [#mb318d50] / ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ | モララーのビデオを見るモナ‥‥。 ____________ \ / ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ | __________ |  ̄ ̄ ̄V ̄ ̄| きっと楽しんでもらえるよ。 | | | | \ | | |> PLAY. | |  ̄ ̄V ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ | | | | ∧_∧ ∧_∧ ∧∧ ドキドキ | | | | ピッ (´∀` )(・∀・ )(゚Д゚ ) | | | | ◇⊂ )( ) | ヽノ___ |  ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ | ||―┌ ┌ _) ┌ ┌ _)⊂UUO__|| | | °° ∞ ≡ ≡ | || (_(__)(_(__). || |  ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ 「ここは…?」 赤木が目を覚ましたのは真夜中。 目を開けるなり飛び起きて「痛…」とか呟いてるあたり、どこかしこで無茶なことしてるんだろうと思われる。 自分が赤木を心配してることを自覚して、そんな義理はないと思い直し何故か気恥ずかしくなった。あまり喋らないようにしよう。 「工藤?」 赤木の意識は割としっかりしているようだった。ひと安心、て、それも違う。 俺の密やかな葛藤と一人問答をぼうっとした目つきで1秒ほど見たあと、赤木は再び問うた。 「ここ、どこ」 俺ん家。とは言いたくなかった。別に恥かしくて偽るようなことでもないのに、何故か告げるのが躊躇われた。 「工藤ん家…」 当の赤木は洞察力がたいそう鋭いようで参った。尋ねるのではなく自分で呟いて納得しているだけだ。 「どこかヤバイとこはないか」 素気なく…を装って無機質に尋ねた。が、そろそろ無駄なんじゃないかと暗に気付いている。 「ヤバイ?うん、大丈夫」 そして途切れる会話。俺は元々無口で、赤木も多くを語らないタイプのようなのに、何故か気まずく感じられる。 「聞かないの」 沈黙を破ったのは赤木の方。 「俺が聞くことじゃねえだろ…それは」 こないだは磯の香りを漂わせて、今日はどこか体に痛みを訴えて、だいたいどんなことかは想像がつく。 「ふうん」 また赤木は「ふうん」を繰り返す。俺はこれがなんとなく苦手だった。それがどういう反応なのか、具体的に解らないから。 「体が平気なら帰れよ、次が最後だからな」 「次?」 これは俺のつまらないモットーみたいなもので 「3度までなら助けてやるが、それ以降はくどいだろ、4度目はナシ」 赤木の方に3本指を立てて言った。 「ククク、ふうん…。じゃあさ、そのラス1、今使う」 赤木は小さく喉で笑ったあと続けた。 「今?」 「泊めてよ、今夜。それで3度。それっきり。」 意外なことを赤木は言った。帰れよと言ったら帰るだろうと思っていた。 「俺はランプの魔人やそんなじゃないんだ。それは違うだろ」 3度願いを叶えるなんて、そんなこと俺がやったら可笑しいだけだ。 「じゃあ、俺今右肩が痛む」 じゃあ、なんてわざとらしく赤木が言った。 こう言ってるんだ、他に仕様がない。 「わかったよ、わかった。それでいいだろ、泊めれば…」 言い終わってから、何だか自分を一瞬だけ言いくるめるための口実に思えてきた。 「ありがとう。ククク…」 赤木はまた、喉で笑った。 ____________ | __________ | | | | | | | □ STOP. | | | | | | ∧_∧ ヒトリデコソーリミルヨ | | | | ピッ (・∀・ ) | | | | ◇⊂ ) __ |  ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ | ||―┌ ┌ _)_|| | | °° ∞ ≡ ≡ | || (_(__) || | #comment
テキスト整形のルールを表示する
ページ新規作成
新しいページはこちらから投稿できます。
作品一覧
シリーズものインデックス3
シリーズものインデックス2
シリーズものインデックス
第71巻
第70巻
第69巻
第68巻
第67巻
第66巻
第65巻
第64巻
第63巻
第62巻
第61巻
第60巻
第59巻
第58巻
第57巻
第56巻
第55巻
第54巻
第53巻
第52巻
第51巻
第50巻
第49巻
第48巻
第47巻
第46巻
第45巻
第44巻
第43巻
第42巻
第41巻
第40巻
第39巻
第38巻
第37巻
第36巻
第35巻
第34巻
第33巻
第32巻
第31巻
第30巻
第29巻
第28巻
第27巻
第26巻
第25巻
第24巻
第23巻
第22巻
第21巻
第20巻
第19巻
第18巻
第17巻
第16巻
第15巻
第14巻
第13巻
第12巻
第11巻
第10巻
第9巻
第8巻
第7巻
第6巻
第5巻
第4巻
第3.1巻
第3巻
第2巻
第1巻
ページ新規作成: