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#title(夜王 修×蓮) [#i030d739] / ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ | >>385ホストドラマ習練続き ____________ \ / ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ | __________ |  ̄ ̄ ̄V ̄ ̄| ネット繋がるの待ってるうちに長くなった | | | | \ | | |> PLAY. | |  ̄ ̄V ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ | | | | ∧_∧ ∧_∧ ∧∧ もう需要無いって・・・ | | | | ピッ (´∀` )(・∀・ )(゚Д゚ ) | | | | ◇⊂ )( ) | ヽノ___ |  ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ | ||―┌ ┌ _) ┌ ┌ _)⊂UUO__|| | | °° ∞ ≡ ≡ | || (_(__)(_(__). || |  ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ 「しゅ、」 名を呼ぼうとして、止められた。音がしそうな勢いで頭を押しこまれ、舌を噛みそうになる。 その背にまわっていた腕は自然と外れた。 「なにす、」 「どうしたんですか?」 現役No.1の登場だった。 「ちょっとくらっときたんだと。」 「大丈夫ですか、水とか・・・。」 お人好しはこいつもだった。というよりここのところ派閥はあってないようなものだ。 「最近廉さん無理しすぎじゃないですか?」 「誰のせいだ、誰の。」 廉は毒づき秀から離れた。今度はあまりにあっさりだった。亮助は出ていく廉の背中を眼で追った。 視線を戻したとき、秀は何事も無かったかのようにミネラルウォーターを口にしていた。 その裏に動揺を押し殺して。なにを思っている。なにを気にしてる。 ただの気の迷いだ。勘違いだ。 「ねぇ、廉。誰のコト考えてるの?」 赤い唇がそう言ったとき、流石の廉も動揺を隠せなかった。彼女は常連の一人だった。 「よくなかった?」 「ごまかさないの。私のこと全然見てないもの。そういう廉も、好きだけど。」 そう言う表情は、嫉妬というよりむしろ楽しそうだった。 「でも、こういう時くらい目の前の女に構ってよ。」 頭のいい女で助かった、と思うのと同時に、イラついた。今度秀を見たら、絶対ぶん殴ってやろうと心に刻んだ。 が、それは結局、未遂に終わる。 秀が廉を避けているのは誰の目に見ても明らかだった。 二日目から、廉も秀を避けだした。それもあまりに露骨だった。 「またなんかあったんスかね。」菜月が首を横に向ける。 「だろうねぇ。どうよ、亮ちゃん。」謹四郎がそれに倣う。 「そうなんじゃないですか?」亮助は気の無い返事をした。その目は秀を見据えていた。 廉は秀を避けながらも、常に彼を気にしていた。それは多分秀も同じだった。 次に会った時にどういう態度に出るかに、これから先がかかっていたからだ。 だから正確に言えば避けていたというよりは、遠ざけていたと言ったほうが正しい。 答えが出る前に、それも第三者とともに鉢合わせしては困るのだ。 なにも無かったことにして自然に振舞うか、無視するか、どういうつもりだと問い詰めるのか。 どれも上手くいかない気がした。 それでもいつまでも逃げ回っているわけにはいかない。 奪還劇の影響もあってか、あの一件以来、二人はセットで呼ばれ、同じテーブルにつくことが多かった。 今はたまたまそれを逃れていたが時間の問題だ。 夜が終わりロッカーへ向かおうとしたとき、廉は秀がトイレに向かうのを目の端に見つけた。チャンス。 まだどうするかは決めていなかったが、多分今後自然に二人きりになれる可能性は皆無に近い。 さっさと終わらせたかった。これ以上揺さぶられているのは、何より癪に障った。 けれど、そこにいたのは、秀だけではなかった。 亮助が、いた。 秀の唇を、奪って。 驚いたまま硬直していた秀は廉に気づいて更に目を見開いた。 対して廉は、驚くほど冷静な自分に気づいていた。身体の回りで、温度が下がっていく気がする。 亮助はそれをちらりと見ると、何も言わずに出て言った。 「ああ、そういうこと。」 どういうことだ、とは返せなかった。なにかに亀裂が走ったのがはっきりとわかった。 「別にどうでもいいけど、まわりを巻き込むな。くだらない。」 廉は椅子に座ると、がん、と机を蹴るように足を置き、咥えた煙草に火をつけた。 空気は険悪という以外のなにものでもない重さだった。実際その日は雨が降っていて、湿気で重かった。 紫煙が場を満たすほどの沈黙の後、秀が口を開いた。 「ああ、そうだ。」うつむいていた秀は顔を上げた。真っすぐに廉を見据える。 「嘘だよ。」 「嘘だ。」 もう終わりにしよう、という顔だった。怪訝そうに廉は秀の顔を見た。 「お前を連れ帰ったのは本当は俺じゃない。誠也だ。」 雨の音が大きくなった気がした。 ____________ | __________ | | | | | | | □ STOP. | | | | | | ∧_∧ 上手くもねーのに引きなんて使ってんじゃねーよ | | | | ピッ (・∀・ ) | | | | ◇⊂ ) __ |  ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ | ||―┌ ┌ _)_|| | | °° ∞ ≡ ≡ | || (_(__) || | 今更ながらと思いつつできるだけ早く続き書きますorz そして更に今更だけど一応設定は最終回後。 #comment
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#title(夜王 修×蓮) [#i030d739] / ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ | >>385ホストドラマ習練続き ____________ \ / ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ | __________ |  ̄ ̄ ̄V ̄ ̄| ネット繋がるの待ってるうちに長くなった | | | | \ | | |> PLAY. | |  ̄ ̄V ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ | | | | ∧_∧ ∧_∧ ∧∧ もう需要無いって・・・ | | | | ピッ (´∀` )(・∀・ )(゚Д゚ ) | | | | ◇⊂ )( ) | ヽノ___ |  ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ | ||―┌ ┌ _) ┌ ┌ _)⊂UUO__|| | | °° ∞ ≡ ≡ | || (_(__)(_(__). || |  ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ 「しゅ、」 名を呼ぼうとして、止められた。音がしそうな勢いで頭を押しこまれ、舌を噛みそうになる。 その背にまわっていた腕は自然と外れた。 「なにす、」 「どうしたんですか?」 現役No.1の登場だった。 「ちょっとくらっときたんだと。」 「大丈夫ですか、水とか・・・。」 お人好しはこいつもだった。というよりここのところ派閥はあってないようなものだ。 「最近廉さん無理しすぎじゃないですか?」 「誰のせいだ、誰の。」 廉は毒づき秀から離れた。今度はあまりにあっさりだった。亮助は出ていく廉の背中を眼で追った。 視線を戻したとき、秀は何事も無かったかのようにミネラルウォーターを口にしていた。 その裏に動揺を押し殺して。なにを思っている。なにを気にしてる。 ただの気の迷いだ。勘違いだ。 「ねぇ、廉。誰のコト考えてるの?」 赤い唇がそう言ったとき、流石の廉も動揺を隠せなかった。彼女は常連の一人だった。 「よくなかった?」 「ごまかさないの。私のこと全然見てないもの。そういう廉も、好きだけど。」 そう言う表情は、嫉妬というよりむしろ楽しそうだった。 「でも、こういう時くらい目の前の女に構ってよ。」 頭のいい女で助かった、と思うのと同時に、イラついた。今度秀を見たら、絶対ぶん殴ってやろうと心に刻んだ。 が、それは結局、未遂に終わる。 秀が廉を避けているのは誰の目に見ても明らかだった。 二日目から、廉も秀を避けだした。それもあまりに露骨だった。 「またなんかあったんスかね。」菜月が首を横に向ける。 「だろうねぇ。どうよ、亮ちゃん。」謹四郎がそれに倣う。 「そうなんじゃないですか?」亮助は気の無い返事をした。その目は秀を見据えていた。 廉は秀を避けながらも、常に彼を気にしていた。それは多分秀も同じだった。 次に会った時にどういう態度に出るかに、これから先がかかっていたからだ。 だから正確に言えば避けていたというよりは、遠ざけていたと言ったほうが正しい。 答えが出る前に、それも第三者とともに鉢合わせしては困るのだ。 なにも無かったことにして自然に振舞うか、無視するか、どういうつもりだと問い詰めるのか。 どれも上手くいかない気がした。 それでもいつまでも逃げ回っているわけにはいかない。 奪還劇の影響もあってか、あの一件以来、二人はセットで呼ばれ、同じテーブルにつくことが多かった。 今はたまたまそれを逃れていたが時間の問題だ。 夜が終わりロッカーへ向かおうとしたとき、廉は秀がトイレに向かうのを目の端に見つけた。チャンス。 まだどうするかは決めていなかったが、多分今後自然に二人きりになれる可能性は皆無に近い。 さっさと終わらせたかった。これ以上揺さぶられているのは、何より癪に障った。 けれど、そこにいたのは、秀だけではなかった。 亮助が、いた。 秀の唇を、奪って。 驚いたまま硬直していた秀は廉に気づいて更に目を見開いた。 対して廉は、驚くほど冷静な自分に気づいていた。身体の回りで、温度が下がっていく気がする。 亮助はそれをちらりと見ると、何も言わずに出て言った。 「ああ、そういうこと。」 どういうことだ、とは返せなかった。なにかに亀裂が走ったのがはっきりとわかった。 「別にどうでもいいけど、まわりを巻き込むな。くだらない。」 廉は椅子に座ると、がん、と机を蹴るように足を置き、咥えた煙草に火をつけた。 空気は険悪という以外のなにものでもない重さだった。実際その日は雨が降っていて、湿気で重かった。 紫煙が場を満たすほどの沈黙の後、秀が口を開いた。 「ああ、そうだ。」うつむいていた秀は顔を上げた。真っすぐに廉を見据える。 「嘘だよ。」 「嘘だ。」 もう終わりにしよう、という顔だった。怪訝そうに廉は秀の顔を見た。 「お前を連れ帰ったのは本当は俺じゃない。誠也だ。」 雨の音が大きくなった気がした。 ____________ | __________ | | | | | | | □ STOP. | | | | | | ∧_∧ 上手くもねーのに引きなんて使ってんじゃねーよ | | | | ピッ (・∀・ ) | | | | ◇⊂ ) __ |  ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ | ||―┌ ┌ _)_|| | | °° ∞ ≡ ≡ | || (_(__) || | 今更ながらと思いつつできるだけ早く続き書きますorz そして更に今更だけど一応設定は最終回後。 #comment
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