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S-85 の変更点


*谷&丘 [#ib45f8c1]
#title(谷&丘) [#ib45f8c1]

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                    |  >>16の続きみたい。っつーことは100-1パロ? 
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 | __________  |    ̄ ̄ ̄V ̄ ̄|  ダーク炸裂ですがな! 
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 | | |> PLAY.       | |              ̄ ̄V ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ 
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 | |                | |     ピッ   (´∀` )(・∀・ )(゚Д゚ ) 
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10分だったかもしれないし、1時間だったかもしれない。 
谷部は丘村を抱きしめたまま、玄関に座り込んでいた。 
早鐘のような丘村の心臓の音を感じながら、何もできずに固まっていた。 
涙はとりあえず乾き、頬の皮膚はひきつったようにカサカサになっている。 
腕の中で小さな体が身動きした。 
「……」 
そして深い溜息。 
「足、痺れてんねんけど」小さな声が聞こえてきた。 
「……」谷部はとっさに言葉をかえせないでいた。 
「落ち着いたか?」 
優しい丘村の声。 
「………わからへん」 
上手く発音できない。谷部の声はまだ小さく震えていた。 
「とりあえず、手を外してくれ。痛くなっとるから」 
丘村はゆっくり言うと、谷部の腕をふ、と触った。 
谷部は頷いて、きつく絡めた自身の両手を外そうとする。 
「……。ごめん。あかんねん。これ…」 
谷部の指は極度の緊張でガチガチに固まっていた。指が自分のものじゃないように動かない。 
「ゆっくりでええから」 
丘村はそういって谷部の背中をトントンと擦った。 
「こんな子やったかいな、おまえ……」 
囁くような小さな声で呟いて腕の中の丘村は息を漏らすように笑った。 
「ほんまやな…」 
「そうやで」 
白くなった指先がやっと外れた。二人の間に冷たい空気がわってはいる。 
丘村の目が谷部の顔をかすると、下を向き、パッと離れようとした。 
それを捕まえるかのように谷部の腕がまた丘村の背中にまわる。 
「……」 
流石に丘村も驚いてぎゅっと体中に力を入れた。 




「どうした?」固い丘村の声。 
「わからへん」 
「わからへん、て。おまえ…」 
「……離したないんや」 
「……」 
「冗談にせんとってよ…」 
「……」 
「俺、……。せんといて。冗談に」 
「じゃあ、どうしたらええんや!!」 
谷部の肩を叩くと、丘村は大声をあげた。 
今まで聞いた事のない、涙まじりのつぶれたような声だった。 
「もう面倒くさい。嫌や。これ以上考えるのは嫌や。」 
丘村は消え入るように呟くと、肩を震わせた。 
「頭、爆発する…。あかんくなる…」 
また追い詰めてしまった。谷部は熱くなった丘村の体を抱いたまま途方に暮れた。 
それでもこの腕を外せない自分が酷くずるく思えて。 
「お前、抱くんか。俺を。抱きたいんか」 
「……」 
「俺、男やぞ。セックスできんのか。勃つんか」 
「…勃たへん」 
「おまえ、言うてることが…」 
そういう丘村の口に谷部はぶつけるようにして自身の唇を当てた。 
「勃たへんけど、抱きたいんや」 
そういって丘村の顎をつかみ唇を開かせると、深い角度で舌を差し入れた。 
「んぅ……何を言ってる…ねや…」 
丘村は必死に腕をつっぱねるようにして谷部の肩を押すが、体格の違い上、ビクともしない。 
夢中で口腔を犯した。 
丘村の息のピッチがあがっていく。耳の血管が赤く浮かび上がる。 





「ん……あ、かん……て。ん…ふ」 
丘村の睫の濃いまなじりは涙で湿っていた。 
「はなせ…やめろや…。頭イカレたんか…オラァ!…は…ん…」 
「静かに…せえ……」 
言葉とは裏腹に丘村の体はグッタリとなり、顔は燃えるように熱い。 
汗で濡れたこめかみがゾクリとするほどいやらしかった。 
「感じてんのか…。あんた。感じてんねやろ」 
谷部は切羽詰まった声でくり返した。 
「何を、寝言いっとんのじゃ…。んっ。俺、風呂入ってへんから…な…」 
アホ…と呟く唇を甘噛みすると、丘村は低く呻いて、谷部の体に体重を預けてきた。 
やっと唇を離すと、二人の間に透明な糸がひいた。 
目を閉じて、肩で息をする腕の中の丘村の小さな顔。 
このまま、突然笑い出してもいいし、一発ビンタしてごまかしたってもいい。 
こっちかて頭爆発する。 
おかしなっとんのや。 
腹の中が燃えるように熱い。 





「俺は……なんなんやねん……」 
丘村は目を閉じたまま小さく吐き捨てた。 
「俺は……。俺かて……っ」 
こんなこと言いたくないんやってば…。きっしょいねん…。言葉尻は小さくなって消えていった。 
馬乗りになって丘村を見下ろす。 
「俺は……」谷部は丘村の肩をつかみ、覆いかぶさった。 
丘村は意外なほど真剣な瞳で谷部を睨みあげた。 
昔みた、夏休み最後の試合を何故か思い出した。 
土の匂い、シャツの匂い。雑草の匂いが鼻を掠めた。 
俺ら、なんでこんなことになってんねやろ。 
なんでこんなに泣けてくんねやろ。 
「あんたをみてると……」 
「……」 
「あんたをみてると、かなしくて…たまらん……」 
丘村の表情は読めなかった。 
「かなしくて……でも、それは…」 
俺のせいとは違わんのか……。最後の呟きは口の中で消えていった。 
谷部の涙が丘村の頬を濡らし、そして唇が静かに首筋を這っていった。 





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 | | □ STOP.       | | 
 | |                | |           ∧_∧ キチクゼメデハナイデスガトチュウデチカラツキマシタスマソw 
 | |                | |     ピッ   (・∀・ ) 
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