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66-137 の変更点


#title(寝取られ片想い)
リョマ伝スレからネタ貰いました。方言は挫けました。 
妄想が収まらないのでついカッとなって…。 
イゾ→テンテー、田中ツンベ×テンテー 
|>PLAY ピッ ◇⊂(・∀・ )ジサクジエンガ オオクリシマース! 

眼前にぱっと赤い花が咲いたかと思いきや、それは斬られた男の血飛沫であった。 
斬った男は素早く刀を翻し、切先で相手の喉を突き止めを刺す。 
「お見事。心兵衛殿」 
血刀を拭いながら佐津間の人斬り・多仲心兵衛が振り返り、 
「武知殿に皆の手本となるよう宜しく頼むと言われてしまっては、 
 見っともない真似は出来ませんからな」 
と、快男児そのものといった爽やかな笑顔を見せた。 
「井蔵も天誅で名を上げたいならよく見ておけよ、何せ天誅の先陣を切った男の技だ」 
「また帝の御座す都が奸賊の血で洗われたのう、先生もお喜びになる」 
心兵衛の鮮やかな刀捌きに見蕩れていた井蔵だが、仲間に声を掛けられ我に返ると、 
井蔵も抜刀していた刃を鞘に収めた。 
(先生のところへ帰ろう) 
しかしかつては常に井蔵を兄のように嗜め、気にかけてくれていた愛する師匠は、今は他の男の物であった。 
(なぜ先生はこの男とそれほどまでに…) 
井蔵は恨みがましい視線をこのたび師の義兄弟となった目の前の男、田中心兵衛に向けた。 
「恋仇でも見るような顔だな」 
向うからやってきた心兵衛が、井蔵の剣呑な視線に気づき、面白がっているような口調で話し掛けてきた。 
「我が藩と同じく土イ左藩でも衆道は盛んなようだが、武知殿に決まった方はおられなかったのか? 
 井蔵は武知殿の一番のお気に入りだと他の皆が言っておったが、もしや…」 
「俺と先生はそんな関係じゃねえよ!」 


心兵衛の質問に井蔵は鼻白んで答えた。 
井蔵を武知の高弟であることや剣技の腕を鼻に掛け、 
生意気だとか思い上がっているとか陰口を叩く者もあるが、 
自分が嫉妬される立場にいるというのは心地よかった。 
何より武知が目を掛けてくれていた。自分は武知の一番弟子でどこへ行くにも一緒だった。 
道場で井蔵の腕に並ぶ者はなく、武知の一番の男は自分だという自負があった。 
(それが今では…) 
「それは妙な勘違いをしてすまなかったな」 
悄気た井蔵の反応を面白そうに見つめ、心兵衛がおどけたように答える。 
「お詫びと言っては何だがおぬしにいいものを見せてやる。今夜武知殿の宿に来るといい」 
どこか酷薄な光を瞳に浮かべ、心兵衛は擦れ違いざま以蔵の耳元で囁いて行った。 

(先生はずっとワシの憧れの人じゃった!) 
はじめて会ったとき、土イ左にこんな男もいるのかと目を瞠ったものだ。 
差し出された手の白さが眩しかった。 
その時からずっと、井蔵は武知に夢中だった。 
あたかも一枝の寒梅のように清らかな彼の師の面影が、井蔵の心の大部分を占め続けてきた。 
衆道の風習が色濃く残る土イ左ではそれは最早恋心といっても過言ではなかった。 
師の雪のような白い肌に、叶わぬ思いと知りつつくすぶる劣情を密かに抱き続けていた。 
もっとも密かな想いだと思ってるのは井蔵本人だけで、彼の仲間達には周知の事実であったが。 



深夜宿舎の寺を抜け出し、井蔵は武知が仮住まいにしている宿まで辿り着いた。 
心兵衛が何故あのような誘いを掛けたのか、井蔵はその真意を図りかねていた。 
(先生の部屋で、心兵衛は俺に一体何の用事が…?) 
どこか不安な気持ちを抱えながら、音を立てないよう注意して戸を開け、 
人気の無くなった廊下を進み、武知の部屋の前まで来た。 
襖の隙間から行燈の明かりが漏れ、男のくぐもった声と武知の良く通る声が聞こえてくる。 
「私が14の時だった。同じ道場の上市の子息達が家に押し掛けてきたことがあった。 
 親が居る隣の間で五人がかりで犯されたよ。下市の家の者が上市に対して何ができただろう? 
 だが道場の有力者の念弟になったお陰で私は可愛がられ、腕を上げた」 
「心兵衛殿、お前は私が知っているどの男とも違うな。 
 ただただ私に傾倒するだけの男達とも、力尽くで私を慰み物にした彼奴等とも」 
「井蔵?あれは若年の頃から面倒を見てきた弟みたいなものだ。そんな目で見たことなどなかった…」 
衝撃的な話の内容に、井蔵は目の前が真っ暗になったような感覚に襲われた。 
(嘘じゃ…先生がそんな…) 
もうこれ以上聞きたくない、いま中を覗いたら 
きっと取り返しのつかないものが壊れてしまうと思うのに、 
その思いとは裏腹に井蔵は息を殺し足音を忍ばせ、襖の隙間に顔を寄せていた。 
襖の隙間から二人の親密な会話が聞こえ漏れてくる。 
「私の諱はもともとは美楯だったが不敬なので…小楯と改めたのです」 
「今日よりは顧みなくて大君の 醜の御楯と出で立つわれは、ですね」 
「さすがは心兵衛殿、存じておられましたか」 
「心兵衛と読んでください、私の美楯殿…」 
行燈の薄明かりの下、寝乱れた布団と無造作に放り出された着物の散乱する中、 
武知の太股から爪先にかけて心兵衛が舌を這わせている。 
予想していたものの思わず叫びたくなる衝動を必死で堪えながら様子を窺っていると、 
心兵衛が武知の上に覆い被さった。 
そのまま腰を回し押し付けるような動きをすると武知から甘い呻き声が漏れる。 
武知が心兵衛の首に腕を回し、二人は貪る様にお互いの口を吸い、舌を絡め合う。 



ここまで聞こえてくる荒い息づかいと水音からその激しさが伺い知れた。 
常に清廉な空気を纏う普段の武知とはかけ離れた淫らな姿に、 
井蔵は目眩をおぼえつつ、股間が激しく昂ぶるのを感じていた。 
「あっ…心兵衛…、もうこんなに大きくして…」 
「後悔させませんよ、拙者と義兄弟の契りを交わしてくれると言ったこと…」 
心兵衛と見つめ合って微笑み、半身を起した武知の行動に井蔵は脳天を打たれたような衝撃を受けた。 
そのまま武知は心兵衛の股ぐらに顔を埋め、心兵衛の男根に口で奉仕し始めたのだ。 
心兵衛の赤銅色をした見事な魔羅に指を絡ませ、舌で舐め回す武知は 
白々とした表情の中にどこか恍惚とした色を匂わせていた。 
(先生、そんなことされんで下さい先生っ……) 
これまで見たこともないような表情を浮かべている師の顔を見て、 
股間のモノは苦しいほどにいきり立ち、井蔵は思わず指の爪を噛んだ。 
一物から頭を離し膝を立てうつぶせになった武知の腰を抱え、 
心兵衛は屹立した赤黒い怒張を徐々に弾みをつけて突き入れる。 
肉刀を根元まで収めきると、先程までの穏やかな雰囲気から一転、獰猛な激しさで心兵衛は武知を責めた。 
「あぅっ…」 
「どうです、初めてでしょう、佐津摩の男の味は」 
「悦い…」 
心兵衛が武知の上半身を押さえ込み、白い尻を高く突き出させて結合をより深める。 
後ろからいきり立つ怒張を激しく突き入れさせるたび、武知の口から淫らな悲鳴が上がった。 
武知は前へ這い摺り、何とか狂暴なまでの心兵衛の怒張がもたらす快楽から 
逃がれようと身を捩るが、そうはさせじと心兵衛は体ごと覆い被さるようにして 
武知の上半身を力づくで捻じ伏せる。 
むしろ相手の無駄な抗いを楽しむように低く笑いながら抵抗を封じ、 
押さえきれぬ熱情に滾る剛直を心兵衛は激しく抜き挿しした。 
「なんて熱い…武知殿、今だけは私の…」 
「ああ、ああ、ああ…、ああッ…!」 
妖しく汗に濡れ光る武知の白い裸身がひときわ大きく反り上がり、爪先が布団に抉り込まれた。 
井蔵は襖の陰で目を見開き、身動ぎもせず息をするのも忘れてこの淫らな芝居に見入っていた。 



どこをどう歩いてきたのか、二人の情事の場から逃げ出してきた時の記憶は定かではないが、 
しばらくして井蔵は夜道を幽鬼の如く彷徨っている自分に気付いた。 
思い出すだけでも嫉妬と屈辱感で頭が割れそうに痛み嘔吐感が込み上げてくる、 
それなのに井蔵の一物は痛いほど怒張し褌の中は先走りでドロドロになっていた。 
切なげな声で心兵衛の名を呼び男の腰に足を絡ませる武知の媚態を脳裏によみがえらせ、 
井蔵は路地裏で昂ぶったままの己を慰め果てた。 
先程の白い肌を朱鷺色に染め、嬌声をあげて男を求める武知の姿を脳裏に浮かべている最中、 
武知を抱いている心兵衛の姿がいつしか井蔵自身に摩り替わっていた。 
(俺でもええがじゃないか…) 
(先生の尊敬と愛情を一身に受けるのは、俺でええ……) 
腰の刀を無意識に握りながら、見上げると家屋の屋根の挟間から、 
どこか物狂おしい月の光が井蔵を照らしていた。 
板壁に飛び散った精液を眺めながら、井蔵は自分の心の芯が燃えながら凍ってゆくのを感じていた。 

それから数日後、また天誅で殺された者の首が五条河原に晒された。 
田中心兵衛は血塗れの愛刀をわざわざ宿に持ちこみ、まるで恋人に花でも贈るかのように 
血染めの刀を武知に捧げると、陶然とした眼付きでそう告げるのであった。 
談笑する二人の横顔を眺めながら、武知の微笑みはまるで、あの夜の心狂わす月のようだと井蔵は思った。 

□ STOP ピッ ◇⊂(・∀・*)イジョウ、ジサクジエンデシタ!
- 素晴らしいNTRでした… --  &new{2015-12-31 (木) 17:53:33};
- 素晴らしいNTRでした… --  &new{2015-12-31 (木) 19:48:47};

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