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48-129 の変更点


*ゲ仁ソ 特異×八部 [#g4392c74]
#title(芸人 チュートリアル徳井×ナインティナイン矢部)
初投稿失礼します。ゲイニソコンビ越えカプ。 
エロくはないです。 


                    / ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ 
                     |   中途リアル特異×100-1八部だモナー 
 ____________  \            / ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ 
 | __________  |    ̄ ̄ ̄∨ ̄ ̄|   二番煎じらしいよ 
 | |                | |             \ 
 | | |> PLAY.       | |               ̄ ̄∨ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ 
 | |                | |           ∧_∧ ∧_∧ ∧∧ ドキドキ 
 | |                | |     ピッ   (´∀` )(・∀・ )(゚Д゚ ) 
 | |                | |       ◇⊂    )(    ) |  ヽノ___ 
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このまま堕ちていって、戻れなくなってしまうんだろうな、と漠然と思った。 
いつもふわふわと笑って、舌っ足らずな喋り方をして。 
好かれることは多い人なのだろうけれど。 
「何考えてるん」 
「なんもないよ」 
二人とも口数が多い方じゃない。 
居心地はいいけれど微妙な距離感が、二人の間に確かに存在する。 
でも、これ以上あなたに近付いてしまったら、僕はあなたを壊してしまうだろう。 
「何、考えてんの」 
「なんにも」 
あなたは煙草の匂いがする。 
あなたの居ない所で同じ匂いがするだけで、胸がぎゅっと苦しくなる。 
「ねぇ」 
僕と目が合うと、優しくふわりと笑ってくれる。 
「好きやよ」 
そう言って、あなたの肩に頭を預けた。 
好き。あなたは滅多に言わないけど、この言葉を使うとき、一番幸せそうな顔をする。 
年上なのに、そんな時には幼い子供のように見える。
「いきなり何やのよ」 
あなたは笑う。 
言葉自体は冷たくても、あなたの声はこんなにも優しい。 
口では嫌がるのに、いつも照れたようにあなたは笑うんだ。 
「なんもない。ただこうしてたいの」 
そう言うと、あなたはガキかお前は、なんて笑って、僕に同じく頭を寄せて来た。 
長めの髪が頬に触れて、少しくすぐったい。 
でも、あなたに体を預けるのは心地好くて、自然と目を閉じてしまう。 
こんな風に二人で、何も言わずに過ごす時間が、僕にとっての全てなのかも知れない。 

目を閉じて、あなたの体温と時計の秒針の音だけを感じていると、いつか二人の境界が溶けていくような錯覚をすることがある。 
布越しに伝わる遠慮がちなあなたの熱は、あなたの無垢を裏付ける代わりに、僕の劣情をも煽る。 
「義.実」 
柔らかい声が、あなたを通して僕の頭の中で優しく響く。 
あなたの喉仏が言葉と一緒に上下するのを、目を閉じた僕は容易に想像することが出来る。 
「ん、なに」 
あなたが僕のことを名前で呼ぶのは、初めてだ。 
だから少しだけ、胸がどきどきした。 
「…呼んでみたかっただけ」 
あなたは僕を横目で見て、また、ふわりと微笑んだ。 
それがあまりにも美しくて、眩しくて、思わず目を伏せてしまった。 
心配そうな声が頭上から降ってくる。 
「…嫌やった?」 
見上げると、首を傾げてこっちを覗き込む顔が近くにあった。 
「全然。嬉しかった」 
あなたをぎゅっと抱き締めて、頬にキスをした。 
「よかった」 
長い腕が僕の背に回される。 
この瞬間はいつだって、あなたを一番近くで感じられる。 
「何、考えてるん」 
「こんなに幸せで罰が当たらへんかなって」 
いつもはこういうことを言うと馬鹿にするくせに、今日はただ、そうやねぇ、と抱き締め返してくれた。 

「ねぇ」 
「うん」 
あなたに触れていると、柔らかくて温かくて、眠ってしまいそうになる。 
だから、その前に。 
「言うてよ、今日くらい。好きってさ」
あなたの言う「好き」は、言葉にならない程優しいから。 
「…好きや」 
ためらいがちなあなたの唇が、 
「あいしてる、義.実」 
僕の名前を呼んだ。 
愛している、と言った。 
「何、泣いてんねん」 
「なんでもない」 
言われるまで気付かなかったけれど、僕は涙を流していた。 
カッコ悪くて袖で拭うと、あなたが子供を見るように笑った。 

あなたの優しさは、少しずるい。 
いつもあなたは僕よりずっと大人で、あなたと一緒にいるとき、僕はまるで小さな子供だ。 
「ねぇ、ねぇ」 
「ん」 
「俺ね、」 
あなたが居ないと、駄目なんだ。 
伝えたいことがたくさんあるのに、伝え方がわからない。 
「…俺もやで」 
あなたが笑う。 
僕が言いたかったことばをあなたは最初から知っていて、 
僕が一番欲しいことばを、あなたはさらりと言ってしまう。 
「…ずるいわ、矢.部さん」 
それは嬉しいけど、少し苦しい。 
「…せやね」 
あなたの手が、僕の頬に触れる。 
僕が見上げると、静かな水面のようなあなたの目があった。 
あなたはそれ以上何も言わずに、ゆっくりと唇を合わせてきた。 
いつものベタベタした甘いのじゃなくて、どこからか寂しさが込み上げて来るような。 
息が苦しくなって、ようやく離れたそのあとも、しばらくは二人とも何も言わなかった。 
ただ、並んでソファに座って、時を過ごした。 

「…なぁ、義.実」 
「…うん」 
なんだか、妙な背徳感に襲われる。 
「…どこにも、行かんでな」 
あなたが呟いた。 
遠くの一点を見つめているように見えるあなたの目。 
吐き出された言葉は、やけに孤独な響きをしていた。 
あんなキスをした後だから? 
分からないけれど。 
「…行かんよ、どこにも」 
僕とあなたの間には、境界線がある。 
あなたは確かに僕の側へ侵入してきたはずなのに、 
僕は今、初めてあなたを遠くに感じていた。 



なんか不完全燃焼ですいません 

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 | | □ STOP.       | | 
 | |                | |           ∧_∧ ROMに戻る 
 | |                | |     ピッ   (・∀・ ) 
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