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*超掌編、二次 [#v418e200] #title(アリアンロッド トラン×クリス) 元ネタ「蟻案ロッド・リプレイ・口紅」 トラン×クリス前提で 本編終了から一年後の設定 |>PLAY ピッ ◇⊂ (・∀・ ) ジサクジエンガ オオクリシマース! 簡素な墓石に花を添え、神への祈りを終えたクリスは、ふと気配を感じ振り返った 「やれやれ、これだから神殿は」 肩を竦めながら微笑むレントに苦笑を返す 「お前も弔いに来たのか?」 「なぜ私が? 前任者とは何の面識もないんですよ」 言いながらも、摘んで来たのだろう野花を墓前に手向け 「反神殿組織である、我がダイナストカバルの幹部、トラン・セプター。貴方の遺志は私が引き継ぎましょう」 瞑目するでもなく、祈る訳でもなく。ただ淡々と誓いを述べる 「祈り位捧げたらどうだ、悪の組織の幹部」 仮にも聖騎士の前なんだぞ。と、敢えて茶々を入れてみる。 「聞こえなかったのか、クリス・ファーディナント。我が組織、ネオ・ダイナストカバルは地域住民の皆様に愛される反神殿組織。神への祈りなど不要。…これだから神殿の犬は」 こちらも、敢えていつも通りな返答を返す。 そう、それはトランが生前の頃から頻繁にやり取りされていた、他愛のない言葉の応酬。 レントは来た時と同じ様にふらりと元来た道を帰って行く。 ただ、ポンとクリスの肩を叩いてから。 それはレントなりの慰めだったのかもしれない。 アルテナから聞いた 『レントの記憶回路の一部は、トランの部品を使ったんだ』 という言葉に、ノエルとエイプリルは純粋に嬉しそうな顔をしていた。 自分は…どんな表情をしていた? 喜び?困惑? 初めて会った時のレントは、理路整然・効率優先の言動しかしなかった。 だが今、レントはかなり人間くさい行動をとる様になってきている。 (なあ、トラン。最近レントが気になると言ったら、お前は怒るだろうか?) 墓石に向かって語りかける。 あの熾烈な神竜との戦闘時、確かにレントに重なったトランを見た。 あれから、自分に芽生えた新しい想い。 果たして、これから続く旅で答えが出るのだろうか? 「行きますよ、クリス」 呼んでいるレントにトランが重なって見えた気がした。 そっとトランの墓石を撫でてから、クリスはレントに向かって歩き出した。 また、冒険の日々が始まる。 □ STOP ピッ ◇⊂ (・∀・ ) イジョウ、ジサクジエンデシタ! 原作知らない方には ?(-"-;)? な話でスミマセン…m(_ _)m トランとレントは人造生命で、 トランは話の途中で亡くなってます。 ノエルやエイプリルは旅の仲間です。 失礼しましたm(_ _)m #comment