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43-225 の変更点


*裸の王様 [#y4ff079f]
#title(裸の王様)
最近有名なコピペに感化されて書いたものだよ! 
2番煎じだったらごめんね。SSはおろか、801板も久々だから緊張するよ! 
|>PLAY ヒ゜ッ ◇⊂(・∀・ )ジサクジエンガ オオクリシマース! 

~~~前提~~~ 
83 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/11/10(月) 17:27:20.74 ID:iyW5Jc4B0 
とある王様が悪徳商人に騙され、『馬鹿には見えない服』を売りつけられた。 
みんな王様を馬鹿にすまいと必死に振舞ったのだが、王様は意気揚々とパレードに出てしまう。 
しかしある子供に「王様は裸だ!」と冷静に突っ込まれてしまった。 

+民は「馬鹿じゃねーの」「こんなのが王様とかこの国オワタ」と王様を野次り、泣かせてしまった。 

VIPPERは王様のクオリティの高さに感動し、惜しみない拍手を送った。 

ν速民は『馬鹿には見えない服』を持っている王様のファッションセンスに愕然とし、鬱になった。 

801板民は王様のモノが存外立派だったことが話題を呼び、その年のコミケで王様本が激増した。 

ハングル板民は「あんな服を売つける商人は韓国人だったに違いない」と思った。 

学歴板住民は「俺には見える。俺には見える」とずっと言っていた。 





「何なのだ、あの者達は!」 
そう吐き捨てるように王は言い捨てる。 
「それもこれも――」 
あの、数ヶ月前の屈辱を思い出す。 
仕立て屋に騙され、裸で公衆の面前に立ってしまったあの時を――。 

飛び交う野次、群集の蔑みや好奇の目。何故か一部称える者たち。 
いつも人より秀で、賞賛の的であった王には初めての経験であった。 
「あんな、全人格を否定されるような発言は、生まれてこの方受けた事はなかった。」 

顔を歪めて呟く。そして、何よりも辛いのは―― 
「城の者は、誰も私を直視しようとしないっ!」 
あの一件以来、城内の空気は一変してしまった。 
今まで、いつも笑顔で接してくれた者たちも、目を合わせず、ぎこちなく愛想笑いを浮かべて 
必要以上には接してこない。 
ある大臣に至っては「俺には見える。俺には見える」と呟き、会議中も上の空だ。 





「どうなってしまうのだ。どうするべきなのだ、私は――」 
独り言つ王の目の端に、今日も束になった冊子類が映る。 
誰が何の為にかは分からない。ただ、毎日のように王に関する話題の載った新聞等が 
執務終了後の王の自室に置かれている。 
「……最近は、ひきこもりで話題は定着しているな。」 
あれ以来、城外はおろか 自室と執務室を往復するのみだ。そう言われても仕方あるまい。 
露出の無いせいか、新聞や週刊誌の数は一時期に比べて減ってはいるのだが――。 

「何なのだ、これは」 
週刊誌の書き立てる醜聞よりも、ある意味では酷い、薄い冊子。 
そこには、王のあられもない姿への妄想が書き綴られていた。 
「見えない糸×はたおり機だと?今日のは妄想もいいとこだな」 
初めは週刊誌に紛れて、一冊か二冊だった妄想達。できるだけ、見ないようにしていたが――。 
「今は半分近くがこの妄想達なのだな」 
無視は出来ない。これも、国民の声なのだから。 
初めて手に取ったときは、数ページで読むのを止めた。 
眩暈や動悸がとまらなかった。あの事を再度味わっているような感覚に耐えられなかった。 





しかし、しかし今は――。 
何故だか、読む手が止まらなかった。読む手は震えるが、止める事は出来ない。 
これは、国民の声なのだと自分に言い聞かせる。必要な事なのだと。 
王の身体の中心に、血が集まって行く。 
自分の分身を握り締める。どうしようもない快感に支配されて行く。 
「……んんっ」 
広い部屋に吐息が漏れる。握り込んだ右手がはやる。 
人々の視線や、野次を思い出す。先ほど目を通した週刊誌の卑猥な煽り文句。 
「……わ、わたしは……、騙されたのだっ!」 
羞恥心と快感で眩暈がする。もう、どちらを感じているのか分からない。 
針のむしろの毎日。従者の、慇懃すぎる態度。 
「……私はっ、私は……ああっ……!」 

王は自分の右手に広がった液体を丁寧に拭き取りながら呟く。 
「私は……変態だ……」 




801板住人×王様でした。気が向けば続き書くかもね! 

□ STOP ピッ ◇⊂(・∀・ )イジョウ、ジサクジエンデシタ!
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