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鬼百合

                    / ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
                    |  牛乳ぶったぎりでネタ投下モナ
 ____________  \         / ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
 | __________  |    ̄ ̄ ̄V ̄ ̄|  日曜朝バイク、後輩×先輩らしいな
 | |                | |            \
 | | |> PLAY.       | |              ̄ ̄V ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
 | |                | |           ∧_∧ ∧_∧ ∧∧ 本スレのカキコに萌えちゃったんだって
 | |                | |     ピッ   (´∀` )(・∀・ )(゚Д゚ )            
 | |                | |       ◇⊂    )(    ) |  ヽノ___
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柔らかなロングヘアはナチュラルブラウン。
長いまつげに縁取られた大きな瞳は黒曜石のごとく。
白く透き通る肌に、桃色の唇が映える。
彼女の周りには、常に凛とした空気が漂っており――

「――とりあえず、仮のバイクで仕事してちょうだい」
「えっ」
書類を読みもせず霞さんに見惚れていた僕は、突然の言葉に戸惑った。
霞さんは僕の憧れの女性だ。包容力のある、美しく魅力的な人。
でも形の良い眉が今日はちょっとつり上がり気味だ。いや、いつもかな。
「しかたないでしょ。急に新しいの買うのはキツイし。・・・も~!竜巻性能良かったのになぁ。
イヴキ君からもキツく言っておいてよね」
「・・・・・・そうします」

言われた箇所への記入が終わると、霞さんは竹氏所有物貸出手続きの書類を手に、橘の会議室を出て行った。
そうだ。霞さんに会えたことはうれしいけれど、僕はここ最近落ち込んでいる。
タシマキ。大切な愛車。緊急時であり、やや致し方ない面もあるにはあるけど――

「普通、止め方がわからないのにバイク走らせたりしないですよね」
「・・・・・・いやあイヴキクン。来ていたんだね!」
背後から声を掛けると、比゛キさんは白々しい態度で応じた。
比゛キさん。僕の仕事の先輩。そこそこ整った顔立ちをしているが、口を開けばこんな人だ。
そしてわが愛車を壊してくれた張本人でもある。
「ええ、タシマキが不慮の事故により壊れてしまいまして、違うバイクを借りる手続きをしに来たんです」
実際には霞さんに呼ばれて、理由を聞きもせずにすっ飛んできたんだけど。
「あー・・・あー、そう」
目が泳いでいる。
比゛キさんは今日オフのようだ。日系新聞片手にコタツでくつろいでいる姿が目に入った途端、
嫌味を言わずにはいられなくなってしまった。
「反省してます?責任は取ってもらいますよー」
比゛キさんの横に片ひざをついて彼の目をじっと覗き込む。
比゛キさんは一瞬たじろいだが、すぐにニッと笑って言った。
「わかったわかった。ちゃんとベンショーするからさ、カラダで」
あはははは、といつものあの明るい笑い声を上げる。
相変わらず比゛キさんの冗談はつまらない。
「何ですか、それ――」
――いや、まてよ。
ふと、僕の心に悪戯心が芽生えた。

このままナメられっぱなしというのもおもしろくないし。
「それじゃあ、タシマキの代価には安すぎか?」
相変わらず笑っている比゛キさんの片手首を握り締めた。かなり強く。
「そうですね。ちょっと足りないです。でもまあ、とりあえず手付金ってことで」
にこやかに言ってみせると、比゛キさんは笑顔のまま固まった。
空いている方の手でその肩を掴んで、そのまま後ろへ押し倒す。
畳にしたたか頭をぶつけて彼が唸っているうちに、さっさとシャツのボタンをはずしていく。
「ちょっと待て、待てって!タンマタンマ!!」
焦っている。してやったりだ。のしかかる僕を押しのけようとするのを無視して、行為を続ける。
片手を乱れたシャツの中に突っ込んでまさぐる。もう片方の手を彼のズボンの上へと伝わせた、時。
「・・・・・・・・・っ」
一瞬、ビクリと比゛キさんの体がはねた。
・・・・・・感じたから?いや、おそらく驚いただけなんだろう。
でもその瞬間の、瞳を閉じて苦しげに眉を寄せる表情を目にした時、僕の中で何かが起きた。
ゾクリと肌があわ立つような、奇妙な感覚。
おふざけのつもりの行為が、僕は止められなくなってしまった。
まだボタンの外しきれていないシャツを破り裂き、露出した肌に唇を這わす。
鍛えているためか、張りのあるきれいな肌。首筋に軽く歯を立て、鎖骨を舌でなぞる。
ズボンのベルトも半ば無理やり取り外した。
そして僕の手は彼の形の良い腹筋を下へと辿った。
ズボンの中へそのまま手を滑り込ませようとしたところで。

「イヴキ」

子供に言い聞かせるような、大きくはないが毅然とした声。僕はハッとなって手を止めた。
目が覚めたような感覚だった。
「・・・・・・本当に悪かったと思ってる。冗談じゃなく、弁償もするつもりだよ。な、もうやめとけって。
あんまりいじめるなよ~」
前半は真面目に、後半はおちゃらけた風に言って、比゛キさんは苦笑した。
「ホラ、いい加減どいてよ。今火中とかおやっさんが来たら、どう思われるよ」
確かにすごい状態だ。かなりヤバいかも。
あわてて比゛キさんから離れると、彼は身を起こして、乱れた着衣を整えた。
――それが残念に思えるなんてどうかしている。
「あー、えっと・・・・・・」
気まずい。しかし比゛キさんはその嫌な沈黙をあっさり破った。
「霞が出かけてて幸いだったな」
ニヤっと笑って見せる。
「か、霞さんが出かけてるのは、ご存じだったんですね」
「うん。さっきちょっと出るって言ってったから・・・あれって貸出手続きをしに行ってたんだなー。
いやーホントごめんね」
「あ、いえ、大丈夫です。その、霞さんと話せましたから」
言うと、あははは、と彼はまた明るく笑った。そしておもむろに立ち上がった。
「そんならよかった。じゃあオレ、ちょっと土手走ってくるから」
「そうですか。ぼくもそろそろおいとましますね」
「まあゆっくりしていきなよ。あ、晃によろしくな」

比゛キさんが部屋から出て行った途端、僕は頭を抱えてうずくまった。
・・・・・・今の出来事。一瞬とはいえ、本気になってしまった。
比゛キさんのあの表情を見た時、認めたくないけれど、僕は欲情していた。男相手に。
それも十歳も年上で鬼の先輩でもある人に。
僕は霞さんが好きなのに!
いや、たとえ好きな人がいなくても、この反応は異常じゃないか。

次にどんな顔して比゛キさんと会えばよいというのか。
それは前途多難な日々の幕開けだった。

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 | | □ STOP.       | |
 | |                | |           ∧_∧ お目汚しスマヌ。
 | |                | |     ピッ   (・∀・ ) まさか小説自体初書きだなんて言えるわけないよな
 | |                | |       ◇⊂    ) __
 |   ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄  |       ||―┌ ┌ _)_||  |
 |  °°   ∞   ≡ ≡   |       || (_(__)  ||   |

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