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高校白書

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 | __________  |     谷部っち独白風100ー1パロ
 | |                | |      IN 高校白書続きみたいだモナ
 | | |> PLAY.       | |     ――――――v――――――――――
 | |                | |           ∧_∧ 
 | |                | |     ピッ   (・∀・ ) 利っさや九里野登場せず、スマソ…
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 |   ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄  |       ||―┌ ┌ _)_||  |
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丘村先輩と初めてした会話らしい会話は、恥ずかしいがテレビ番組についてである。
その頃俺はいつもニコニコ笑っている先輩に一方的に好意を持っており、
なんどかお近づきになろうとするのだが、上手く避けられてしまうという
中学生の片思いのような状況に陥っていた。情けない話である。
チャンスはいきなりやってきた。丘村先輩を囲む愉快な仲間たち(先輩方)がその場を離れ
丘村さんひとりがグラウンドに残るという場面にでくわしたのだ。
今や!いったれーーー!
そう思った俺はわざとらしくボールを丘村先輩のほうに蹴り、さもそれを追い掛けてきましたよ僕は、
といったポーズで駆け寄った。
そして背中に向かって発した言葉は…恥ずかしくて言えない。
とにかくテンパリすぎて意味不明の言葉を発したのだと思う。
先輩はこっちのほうをみて、こいつアホちゃうかーといった顔をしたが
「そうかー」といって笑ってくれたのだった。
丘村先輩の笑顔は間近でみると、男のくせに可愛いかった。
ちっちゃい顔のなかに綺麗にパーツが収まっていて、しかも目が異様にキラキラしていた。
なんや、小動物みたいやのう、ほんまに。だからみんな先輩に寄っていくねんな。
ひとりでそう納得して俺は何度も頷いたのだった。

初日のわだかまりが溶けた俺達はその日以来、ポツポツと喋るようになっていた。
喋るといっても先輩と後輩なのでそんなにチャンスはない。
「今日寒いっすね」「そうやなー」とか「髪切りました?」「おー、わかった?」
ぐらいなもんである。
他の先輩方がどうも俺達が仲よさげに話しているのが気に食わないらしく、
あっという間に俺と丘村先輩の間にはいって、先輩だけ持って行ってしまうという
ことが多々続いた。まさにロミオとジュリエットである。って違うか。

とにかく丘村先輩は見てて飽きない。いきなり「ウオーーー!」と声をあげて
ボールに向かって走っていって、泥の中にコケてしまったりなど、
まさに身体をはった笑いを率先したりしていた。そして回りを見回して
「笑うなやー!」といって自分が一番笑っていたりするのだ。
一度こんなことがあった。
丘村先輩が部室でロッカーの上のハタキを取ろうとしている背中がみえた。
後ろから近付くと、どうやら背伸びをしても届かない高さのようだった。
つま先立ちでごっついツラそうである。
俺だったら楽勝の高さであるが、ここで俺は躊躇した。
ここで俺が取ってあげるのは簡単や。せやけど、それは先輩にとって嫌味にとられると違うか?
初日につむじを見つめただけで右足スパイク踏みの刑である。
ここで俺がひょいと上から「ハイ、どうぞ」と言った場合、どうなるのか。
せっかくここまで育んできた先輩との関係はおじゃんである。
とうとう丘村先輩はその場でピョンと跳ねだした。しかし届かない。
その背中がいじらしく思えてきて、とうとう俺も後ろから手をのばしてハタキを掴んでしまった。
「どうぞ」
緊張した面持ちで先輩にハタキを渡した。
丘村先輩はじっと何もいわず、俺を見上げていた。俺は緊張でデコに汗をかいた。
なんや、なんか言え!
沈黙に耐えられなくなったころ、先輩はニカっと俺に笑いかけると
「ありがとう」といってくれた。その目にはコンプレックスのカケラも見えなかった。
俺は静かに感動した。ハタキを持ったまま。
先輩は身体は小さくてもでかい器の持ち主であった。

こうなってくると毎日ルンルンである。俺はサッカーの筋もよく毎日楽しく部活動に励んでいた。そして他の活動も励んでいた。
高校にはいってからの俺はアホなくらいモテまくっていた。
あの娘いいなーと思った次の日には隣に並んで歩いているといった感じである。
サッカーの飲み込みも早い、女にもてる。そんな後輩をやはり優しい先輩方は
面白く思う筈がなく、先輩からの風当たりは強かった。しかし、同学年の仲間との関係は良かったし、丘村先輩とも仲良く話す関係だったのでそんなつまらん男の嫉妬はあまり気にしていなかった。
人は無視されるとどうなるか。その答えはまもなく知ることになった。

その日も元気よく部室のロッカーを開けた俺は「なんや?」と首を傾げた。
「俺のスパイクが無いやんけ」
昨日までここにあったはずのモノがない。何故か?
「勝手に歩いてでていったんとちゃうかー」そんな同期の声に
「アホぬかせ、アホー」と返しながらもなんとなく予感はした。
幻滅させんなやぁ…。
俺はふかーく溜息をついた。俺のことを大好きな先輩達がお隠しになったに違いない。
ドラマの見過ぎやっちゅうねん。
「どうすんの?谷部おまえ、スパイクなしで部活でんの?」
「おう出たるわい。ここで負けたら笑いものじゃい」
室内履きで走り込み。室内履きでシュート練習。室内履きでフォーメーション。
完璧にこなしてやった。足はドロドロでつま先はジンジンしていた。
一部の先輩達が俺の方をみてニヤニヤしていた。どんどんテンションが下がる。
なんだか馬鹿らしくなってきた。もう辞めたろうか。
立ち止まった俺の背中にいきなし頭突きがはいってきた。
「ボーっとすんなや!」
頭突きと思ったのはボールだった。丘村先輩が怒った顔で2打目を用意していた。
「ダッシュせいや!」
しかし足はもうドロドロのベットベトである。
「先輩、俺の足元見てやってくださいよ」
「何がや」
「スパイクちゃいますやん」
「知らーーーん!そんなんは俺には関係ない」
そういってボールが飛んできた。笑うしかない。
ガハハ!と大きな声で笑ってやった。先輩も笑った。頷くように何度も笑った。
遠くのほうで痛いくらいの視線を感じた。構うものか。
しかし次の日俺のスパイクは意外なところから見つかったのである。

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 | | □ STOP.       | |               終わってないんかい!! 
 | |                | |           ∧_∧  すいません、まだ続きます。
 | |                | |     ピッ   (・∀・ ) ナンダカジコマンssデスマソ
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