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フレンズ 役者+元リーマン

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                    |  米コメディードラマ、友達(英訳)
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 | __________  |    ̄ ̄ ̄V ̄ ̄|  役者+元リーマン…半ナマですよ、と
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 | | |> PLAY.       | |              ̄ ̄V ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
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 | |                | |     ピッ   (・∀・ )
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 |  °°   ∞   ≡ ≡   |       || (_(__)  ||   |  *9シーズン軽くネタバレ
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不動産屋からの帰り道
持ち出すなといわれた話題がどうしても気になっていた
どうしてあんなに否定するのか
ジョークみたいに流せば良いのにといつも思っていた
「何であんな否定するんだ?」
前を歩く背中に向かって問い掛けた
「なにが」
振り向いた顔はまるで何の事かわからない様子で
「さっき、カップルに見られて…」
「あー!その話は二度としたくないって言っただろ」
「何でだよ、お前はゲイじゃない。知ってるさ、だからジョークで」
「その類はジョークに出来ないの」
首を振ってそれ以上何も言わずいつものコーヒーハウスに入る
気にはなるが中から漂うマフィンの香りに思考が吸い取られた

新作のマフィンを貰って頬張る
甘い香りが口に広がって幸せを感じる間もなく
小さめのマフィンはすぐに無くなってしまった
目の前の皿にはもう一つ乗っている
それと交互にチラリと横目で見ると隣でコーヒーを啜る奴と目が合った
「やるよ」
「最初から貰うつもりだった」
「だろうと思った」
そう言って笑った声を聞きながら、残りの一つに手を伸ばした

アパートの階段を登る
昔は同じ部屋に帰っていたのに
最初はなんだか変な感じがしていたが今ではそれが当たり前になっていた
階段を登った踊り場あたりで
自分の部屋に入るかは腹持ち具合と相談する
少し足りないと訴えてくる腹に従って
ドアを開ける背にそのままついて行く
勝手知ったる冷蔵庫を開いてコーラとアイスを取った
「また叱られるぞ」
「全部食うから大丈夫」
うなずいて親指を立てて見せると腑に落ちないような顔をした
「…そういえば」
「ん?」
テレビのスイッチを入れかけた手を止め振り返る
「そうか、お前は俺だから嫌なんだな!?」
「何が」
呆れた様に聞き返してきた
そんな声にも何だか腹が立つ
「俺じゃお前とは釣り合わないって言うのか?」
「…何言ってんだ?…あ」
勢い良く立ち上がった衝撃でテーブルが揺れる
落ちそうになったコーラのビンを急いで支えに来た手を掴んで顔を見る
「俺じゃ嫌なのか?俺じゃ駄目か?何でだ?俺は…そうだなモテるし、テレビにも出てるぞ」
「落ち着けよ、そんな事言っていないだろ」
肩を軽く叩いて落ち着かせようとしているが
元々頭ははっきりしている自覚はあった
「落ち着いてるさ!あとそうだな」

目の前にある顔を引き寄せてキスをする
「!!?っ…ん…ジョー…っ!!」
驚いて開いたままだった唇から舌を差し入れて深く口付ける
いつも女の子にする様に優しくなぞる舌先からさっきのマフィンの味がする
更に味わおうと思い、剥がそうと躍起になっている体を
力ずくで抱き締めて舌を絡め取った
唇を離して抱き締めていた腕を放すと顎を伝い落ちる唾液に気付いて拭う
「それにキスも上手い、セックスだって上手い。試してみるか?」
「!!わ・わかった!!わかったから!お前が一番だ!お前より完璧な奴は居ないさ!」
「…一番?モ/ニ/カは?」
「えー・えーと、男では一番だ!」
慌てふためきながらしきりにドアを気にしている
この部屋は誰かがいきなり入ってきてもおかしくないからだ
そんな様子を見ながら満面の笑みを浮かべてしまう
「そうか、一番だよな!俺もお前が一番だ!」
「あぁ…ありがとう」
「俺は完璧な男だ!」
「そうだな…」
すっかり疲れたチャンドラーを自室へ残し
勢い良く開いた扉から向かいの自分の部屋へと向かう
疲れたような気がしてベッドに座るとふと、思い出したのは
飲みかけのコーラと食べかけのアイスを置いてきたということだった

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                    |  何かイロイロすまん
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