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1000×マー

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                    |  シ毎 モ袁 de 1000×マー
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 | __________  |    ̄ ̄ ̄V ̄ ̄|  ヘヴォンかつヌルポでゴメソだってさ。
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 | | |> PLAY.       | |              ̄ ̄V ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
 | |                | |           ∧_∧ ∧_∧ ∧∧ ガッ!!
 | |                | |     ピッ   (´∀` )(・∀・ )(゚Д゚ )
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俺がエッチしたいって言うと、逝け沢さんはものすごーくイヤそうな顔をする。
眉間に皺を寄せて長い睫を伏せる。
きっと元々は細い腕をしてたんだろう。
関節の細い、だけど鍛え上げられたそれを胸の前で組んで、緊張してるのか固くなったカラダを横からそっと抱き締める。
逝け沢さんからは海の匂いがする。
きっとそれは俺も同じなんだろうけど。
逝け沢さんから香ってくると、それが特別な匂いみたいに思えるから不思議。
毎日嫌になるくらい嗅いでる匂いがひどく愛おしい。
すっと細いうなじに口唇を寄せて、舌でペロッと舐め上げると逝け沢さんはビクッとカラダを振るわせて首をすくめた。
普段と違うこんな初心な反応が可愛いなぁなんて思ってる事は逝け沢さんには言わない。
だってきっとものすごい勢いで恥ずかしがって怒るだろうから。
ホントはそーゆー逝け沢さんも見てみたいけど。

「逝け沢さん、シてもいい?」

シャツの中のわき腹とか腰回りとか、散々撫で回して、逝け沢さんが一人でしゃんとしてられなくなった頃合いを見計らってそーゆー事言うズルい俺。

「…今回だけだっ…」

少し荒い呼吸を継ぎながら毎回そんな答えを返す逝け沢さん。
思わず笑ってしまう。

「なんだ。」

うっすら涙を浮かべた縁の赤い目でギロっと睨まれる。

「なんでもないです。」

こみ上げる笑いをなんとか堪えながら、逝け沢さんの短い髪を撫でる。
逝け沢さんは不機嫌な顔でまっすぐ前を向いたままだ。
意地っ張りで、一回りも年上なのになんて可愛らしい人なんだろうって、本気で思っちゃう自分がヤんなるけど。
可愛いもんは可愛いんだから仕方ない。

「逝け沢さん…」

優しく名前を呼ぶと、ほんの僅かにカラダを預けてくれる。
ホントにホントにほんのちょっと。
ちょこっともたれるくらい。
甘え下手だなぁって思いながらぎゅっと強く抱き締めて、それから逝け沢さんの手を取った。
狭い二段ベッドへ促して、戸惑う逝け沢さんを座らせる。
開いた股の間にカラダを滑り込ませて、床に膝をつく。
見上げるような格好で逝け沢さんの口唇にキスした。
人より血色の悪い口唇が真っ赤に濡れるまで。
口唇を離すと、逝け沢さんはいつも困ったような申し訳ないような悲しいような、なんか切ない顔をするから。
だから俺は、逝け沢さんの頬を両手で包みながら微笑ってあげる。

「全部俺のせいだから。」

逝け沢さんが陸の上で待ってるあの人に罪悪感なんて感じなくて済むように。

「千咲…」
「俺が勝手に逝け沢さんを好きんなって、勝手に逝け沢さんを欲しがってるだけだから。」

ちゃんと逃げ道を作ってあげる。

「千咲、」
「逝け沢さんは見かけによらず優しいから、だから俺を拒めないだけなんです。逝け沢さんは何も悪くないです。みんな俺のせいです。」
「違うっ、千咲。お前のせいなんかじゃない。」

必死で首を横に振りながら。
どうして泣きそうな顔でそんなこと言うんだ。

「こんな事をして…きっといつか罰が下る…。」

骨ばった神経質そうな指先で俺の手を自分の頬から引き離すと、逝け沢さんはそっと俺の首に腕を伸ばしてくる。
腰を屈め、おもむに近づいて来た口唇。
おずおずと触れるだけだったキスからは、逝け沢さんの恐れや躊躇いがひしひしと伝わってきたけど。
だけどその中には俺への気持ちも確かに含まれてて。
嬉しくて嬉しくて、もうそれだけで死んだっていいやって思えた。

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