Top/8-409

ラドゥーナ メルン×ディーラ

                    / ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
                    |  漫画・ラ・ド・ゥ・ーナの補完だよ
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 | __________  |    ̄ ̄ ̄V ̄ ̄|  メルン×ディーラさ
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 | | |> PLAY.       | |              ̄ ̄V ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
 | |                | |           ∧_∧ ∧_∧ ∧∧ この漫画を覚えている人がそもそもいるのかと
 | |                | |     ピッ   (´∀` )(・∀・ )(゚Д゚ ) 小一時間
 | |                | |       ◇⊂    )(    ) |  ヽノ___
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「……な、なあ、本当に、その…する訳?」
「あったり前じゃないか。まさか今更止めなんてのはなしさ、ディーラ」
「う、うう…」
「大丈夫。やさしーく、痛くないようにしてあげるからサ」
後ろに逃げようにも壁、穴掘って逃げようにもベッド。目の前には壮年の男――メラン。
ああ、どうしてあの時頷いてしまったんだろう。
他に選択肢などなかったのは分かっているけど。

メルンは、このスラムの顔役だ。
眩く輝く金髪、深みのある蒼い瞳に白い肌、ついでに鷲鼻。
混血が当たり前な今じゃあ珍しい、純粋なアーリア人種。
対して俺は黒髪黒目、まあ、人種は…あえて言うなら、アジアの血も少しは混じってるかも知れない、って程度で
はっきりしたことは分からない。それが普通なんだけど。
俺はメルンが嫌いじゃない。一応、のたれ死ぬ所を拾って貰った「命の恩人」と言ってもいい。
(まあその後の「育ての親」は別だったんだけど)
いや、話が脱線した。
そう、問題は今の状況なんだ。

遡ること8時間前、俺はヤクでぶっとんだ姉ちゃん二人に強姦されつつあげくに
ブツを切り取られそうになったところをメルンに助けてもらった。
そのことには今だって、感謝している。この街の女達のヒモである俺には、かかせない商売道具だし。
メルンの背後に天使の羽根などというとんでもない幻覚すら見えた。
だが、実はその際にとんでもない交換条件をつきつけられていたのだ。

「取引だ、一晩でいいよ?―――――僕の自由にさせてくれるなら助けてあげよう」

メルンの背後に見えていた天使の羽根が悪魔のそれに変わった瞬間だった。
そう、このおっちゃん、女に不自由してる訳でもなんでもなく、単にホモなのだ。男好き。
恋人いるんじゃなかったのか、あんた。それも何人も。
で、結局それに頷いてしまった俺は、その場は命を存えたものの今別の意味で命の危機に瀕している。
そう、男としての危機ってやつだ。

でもメルンには逆らえない。
逆らうと、後で色々と面倒なことが待っている。
まずは一週間程身を隠さなきゃならないし、それに女達にも勿論会えない。それはマズイ。
バイトだってもちろん首になるだろうし(今だってろくに出ちゃいないが)
それに、…もう二度とメルンに助けてもらえなくなってしまう。
メルンの保護が受けられなくなるなんて、つまりそれは俺的にはこの街を出て行けと言われるようなものだし。
あーでもなあ、ここは男としてのプライド、いやそれ以前に………
「もしもし?ディーラ?聞こえてるの?脱がせちゃうよー?」
「え?」
気が付いたら俺は既に上着を脱がされシャツ一枚きり、ズボンもベルトを外されかかっているところだった。
「い、いやいやいやちょっと待ってメルン、っこ、ココロの準備というものがですね」
「うん、まあキミのいいたいことも分からないでもないんだけどね。僕気付いたんだよ」
何に。
「君の心の準備を待ってたら、多分一生キミのシャツ一枚なんて悩殺的な姿を見なきゃならないだろうってね」
ばれてる。
「だから、君から最後に一言だけ僕に何か言いたいことがあるなら聞いてあげよう。何かあるかな?」
…実力行使、ということか…?
「…えーと、はじめてなんで、その…やさしくしてね?」
「よろしい」
満面の笑みで応えられても全然安心感が得られないのがメルンのメルンたる所以なのか…。

…なんとも奇妙な感じがする。
俺とメルンがキスしているのだ。
20の俺と50は往ってるだろうメルンがディープ・キス。笑えない。
しかも、…ちょっと待ってくれ、どうしてそんな上手いんだ。
ヤバイ、これは。俺だって経験は並じゃないはず、なのに。
淫猥な音があたりに響く。他には何も聞こえない。
互いが互いの舌を吸い、唇を舐め、唾液を交換しあう。口からこぼれてシーツに落ち、小さな沁みをつくる。
俺はメルンを追うのに必死で、シャツのボタンをさりげなく外され、胸を触られるまでそのことに気付けなかった。
メルンの手は大きい。普段触ってくる、どの女達とも違う。
ごつごつした、少しかさついた肌が俺の胸を這い回る。
初めは少し緊張したが、そんなこと思ってる暇なんて無かった。
少し気を抜くとすぐ骨抜きになってしまいそうな快感が口からやってくるのだ。
初めは胸を触られている"だけ"だったが、段々と妙な感覚が胸にやってくる。
その…妙にもぞもぞするというか。性器に直接触れるのとは違う、曖昧な感覚。
もっと触って欲しいような、もう触らないで欲しいような、そんな妙な―――

なんと言うか、男として非常に不満な状況なんだが、メルンは実に男として一級と言わざるを得ない。
恋愛感情なんざ一ミリも抱いてない、更に言うならばその前の状況としても全く興奮などしていなかった相手に対して、
キスと胸をまさぐる―――これだけで勃たせることができたんだから。
メルンの口が離れる。口から糸が引く。
その時の俺の表情がどんなだったかなんて―――正直考えたくもない、俺の今後の人生を考えるならね。
「ふふ…そんなにかわいい顔しないでおくれ、ディーラ。僕のかわいい子猫ちゃん。
ずっとキスしていたくなってしまうじゃないか」
訂正しよう、一級の男はこんな鳥肌が立つような科白は言わない。
「ここがもうこんなになって…随分と辛そうじゃないか?」
そう言いながら、まるで魔法のように俺のズボンを膝までずり下ろしてゆく。
なでるように、やさしく俺のモノに触れる。俺は何となくその手を止めたくてゆるゆるとその手を
掴んでみようとしたけれど、あきらめた。メルンを怒らせたくはないし、この程度ならまだ、その、許せる。
メルンとのキスが再開し、俺は再び快楽に溺れてゆく。
メルンが俺のモノをいじる手を上下させる度に、俺は小さく震えた。
やがて俺をいじっていた手が唐突に止まる。と同時に尻の穴に何か異物が入り込んできた。
情けないながら俺は女の子のように「ひゃあっ!?」と叫んでしまった。
メルンの指だった。何かぬるりとしているのは、あらかじめ何か塗っていたに違いない。
いや、実はメルンがポケットにチューブ状のものを入れてたのは知ってたし。多分あれ。
メルンにやめろ、と抗議しようとしても口は塞がれ、俺の腕力じゃメルンの腕を止めることなどたとえ本気を出しても無理だったようだ。
体格差があり過ぎる。

なんだかもう俺はどうでも良くなってきてしまった。
だって、メルンとのセックスは、コレは不可効力というやつだ。俺に責任はない。
メルンに脅されたんだから、仕方ないだろう?メルンに逆らえる奴なんてこの街には――
その瞬間俺の脳裏に浮かんだのは俺の幼馴染だった。
ディドー。猫目のディドー。きっとこのメルンに唯一逆らう男。
今、俺とディドーは非常に気まずい関係に陥っている。
ディドーは俺ともう口を利いてくれないだろうか。
目の前のメルンの顔を焦点の合わない目でみながらぼんやりと思う。
だって俺を助ける為にメルンが殺したヤク中の女は…ディドーの女だったのだ。
そのことを思うと、こんなことをしているにも関わらずどうしようもなくいたたまれない気持ちになった。
だけど不思議なことにその後ろめたさは、より敏感に俺に快楽を追わせる。

唐突に視界が急に広くなった。
メルンが俺から少し離れたのだ。
「…?」
前と後ろから同時に指が離れ、無意識に俺は腰を少し振ってしまう。
なんだろう。まさかここまで煽っておいて、自慰しろってんじゃあるまいな。
いや、突っ込まれずに済むなら喜んでするけど…
「ディーラ、君はいけない子だね…」
「…??」
増々なんのことか分からない。
「…な…何、い、って……」
う、息切れして声がうまく出ない。恥ずかしいことに、ディープキスの所為で酸素が足りていない。
メルンは顔は赤くなってるけど普通に喋っているっていうのに何て差だ。
「途中で何か別のことを考えたろう?今キミは僕との契約を履行中なのに…いけないね、おしおきだ」
ディドーのことか、いやでもあれは…
そんなことを考える内に、人を脱がせるのが天才的なメルンは自身の服も神業的な速さで脱ぎ、俺のモノを見つめつつ言った。
「もう大分つらそうだね。きっともう少しだろうけど…お預けだ。
キミのそのかわいらしい口で僕を勃たせて、いかせてごらん?ディーラ、そうしたらご褒美にイカせてあげるよ」
「なッ!?」
「ああ、あらかじめ言っておくけど、僕の条件を先に飲んだのはキミだからね。
だから、僕の命令を拒否する権利は今のキミにはないから」

―――――――――――――僕の自由にさせてくれるなら。

いや、言ったけどさ、言ったけどさ。何が哀しくて男を初体験な日にフェラまで初体験ですか。
そもそもその交換条件というのがありえない位理不尽な条件でですね―――
そんな文句が口をついて出た。いや、正確には出るはずだった。

実際には俺は一言も発さずゆっくりとメルンの足下に擦りより――その、ブツを口元に持ってきていた。
俺は本当におかしかった。普段ではありえない程の熱に焦らされ、思考回路がトんでいたとしか思えない。
俺にはこの熱をどうにかしたいという思いしかなかった。だからこの熱をどうにかしてくれる可能性のある
メルンに縋るしかなかった。理由はそれだけで、でもそれで俺には充分過ぎた。

苦い。舌先で舐めた俺の第一の感想がそれだった。
女にしてもらったことが一度や二度じゃない、といっても自分がまさかするとは思わなかったから
そんなにまじまじとは見ないが、しかしこうやってされると特に気持ちよかった、というのは覚えていた。
竿を手全体で擦りつつ、慣れない舌使いでラインをなぞってゆく。
メルンの反応を確かめる為に上目遣いでメルンを見やりつつ、舌を少しづつ上下に移動させてゆく。
メルンは少しだけ苦しげに、嬉しそうににこちらを見つめていた。
「ああ、いいよ…ディーラ。怒らないで聞いておくれ。
実は僕はキミを拾ったときにね、キミは街で客を取るタイプじゃないと思ったんだ」
「やっぱり僕の思ったとおりだ。君は普段のあっけらかんとした態度とその媚態のギャップがたまらなく、いい。
………君は娼館が向いているな。しかも一度では客と寝ない方がきっと客も君の虜になるだろう。
でも、僕のものだけにしておきたいほど君は魅力的だ、ディーラ、ディーラ……」
「おほこのひゃくらんてむりらろ」
思わず本音をこぼしたがメルンには多分よく聞こえなかっただろう。男の客なんて無理だろ、と言ったんだが。
メルンのものはもう立派に勃ちあがっていたが、なかなかイキそうにはなかった。

俺は腰のあたりをもじもじさせながら、それでも必死に奉仕していた。
俺の髪をやさしく撫でていたメルンが俺の頭をブツから引き剥がす。
「ぷは…っ。な、何だよ」
「ああ、もういいよ。もう君も限界みたいだしね…だから君にご褒美をあげようと思って」
そう言いながら、俺と同じ目線まで腰を落とす。
「イ…イかせて、くれるの?」
何だか我ながら女々しい聞き方だとは思った。
「ああ、もちろん。…だから、力を抜いてくれるね?…」
もう全裸になっている俺の両膝をつかみ、おもむろに開く。
そして俺にのしかかり、一気に…貫いた。
「ああああああッ!?い、いて…ッぬ、抜い、………」
抜いてくれ、そう最後までは言わせず口を強引に塞がれた。
ついでに竿もまたしごかれて、少しは治まったかも、と思っていた熱は驚く程あっけなく再点火する。
前も後ろも、上の口も下の口も、快楽の入り出口はメルンに全て塞がれて、口に力が入らないものだから腕にしか力を入れられず、拠り所のない腕は迷った末にメルンの背中に回される。

「ん…ンンッふ、あう」
メルンのモノは大きすぎて指程度じゃ慣らしにはやっぱり足りず、少し血が出ているのが分かった。
今はそのことにすら興奮してしまう。
少しづつメルンが動き始める。やっぱり痛い。痛い。痛い。
でも、段々繋がってるところがあつくなってきた。
痛い。依然として痛い。…痛い、はずなのに、なんだか熱さのせいで少し、変な感じだ。
後ろの痛みと前の快楽はリンクし、擦るたびにどちらがどちらの痛みでどちらの快楽なのか、だんだん分からなくなってくる。
「ふっ…うう…ゥッめ、める、んンッ」
「ディー…ラ、ディーラ、…ッは」

ああ、もう、駄目、駄目、もう、我慢できな――――――――――

翌日。
「いやあ、やっぱりキミには素質があるよ、ディーラ。
乱れたキミが、あんなに素晴らしいなんて。言葉ではとても言い表せない。
僕は世界の半分を今まで見過ごしていたような気分だよ」
「……」
あの後、俺は突っ込まれてダルい身体を引きずりながらも何とか自力で――正確には車で送ってもらって――
家に辿り着いた。
何なんだ、このホモのおっちゃんは。何でこんなに浮かれてるんだ。何か嫌な予感がする。
俺は未だに疲労のばっちり残る身体で、街を徘徊していた自分を呪った。
家に来られては面倒だからとその辺をうろついていたのに、見つかっては意味がない。
「ああ、そうそう。僕とキミの素晴らしい夜はばっちり街中に言い伝えておいたから」
「…え?」
いや。今なんて言ったの?え?俺の聞き間違い?

俺は悪魔と取引をしたのだと、今更ながらにうかつな自分を呪った。
…まあ気持ちよかったのは否定しないけど。

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 | | □ STOP.       | |
 | |                | |           ∧_∧ 人間関係わかり辛くてすまそ
 | |                | |     ピッ   (・∀・ )
 | |                | |       ◇⊂    ) __
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余談ではありますがこれは本編の流れです(このシーンはカットだったけど実際にディーラはメルンにヤられてる)


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