仮面ライダー龍騎 朝倉×慎二
更新日: 2011-05-01 (日) 19:28:17
____________
| __________ | イ反面ライ夕"ー隆起の朝倉×慎二(未遂)
| | | | 一応朝倉×気他岡と連×慎二が前提だが
| | |>PLAY. | | あまりそっちは出てこない。
| | | | ノノノノ
| | | | ピッ (∈゚ )
| | | | ◇⊂(y> と)
|  ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ | / i''i ̄/
| °° ∞ ≡ ≡ | ( (_|| ̄|
木戸慎二が道を歩いていると、声をかけられた。
「よお」
右を見ると裏通りを入って一メートル程入ったところに朝倉武が立っていた。
嫌な人間に出会ってしまったと慎二は思った。
朝倉武というのは出会えばいつでも慎二に戦いを吹っかけてくる乱暴者なので慎二は朝倉武を好きではなかった。
だから慎二は自分には戦う意思が無い、と言う事を言うためにわざわざ裏通りに入って朝倉に近寄った。
無視して早足に立ち去ればいいのだがそこまで頭が回らないのが木戸慎二である。
慎二は口を尖らせて言った。
「俺はお前となんか戦うつもりは無い!」
それだけ言って慎二は帰ろうとしたが、後ろから朝倉に肩を掴まれた。
「待てよ」
慎二が朝倉の手を振りほどこうとして朝倉の手を掴まれた手とは反対側の手で掴んで朝倉の方を振り向くと、
朝倉は慎二の顔に顔を寄せてきた。
三ラーワールドでの戦いは無味無臭だし、普段の朝倉にこんなに接近された事が無かったので気付かなかったが、
顔を近づけられると結構朝倉は臭う。
朝倉という人間が嫌なのと、肩を掴まれている事が嫌なのと、臭いが嫌なのとで慎二は露骨に嫌そうな顔をした。
「メシよこせ」
一瞬慎二は相手の言っている事がわからずキョトンとした。
しかしすぐにその意味を理解すると断固としてそれを拒否した。
「誰がお前なんかに!」
慎二は朝倉が飢え死にすればいいとまでは思ってないが、自分にメシをたかる程度の元気があるなら、そこら辺の残飯でも漁ればいいのだ、と思った。
それを聞くと朝倉は軽く舌打ちをし、何か呟くと慎二を押しのけて表通りの方へ歩き出した。
慎二が朝倉の視線の方へ眼をやるとコンビニがあった。
このまま行けば朝倉はコンビニに突入して店の中を破壊しつくした後今日の昼飯を奪うだろう。
そんな事になれば被害は甚大、慎二は責任重大…とそこまで想像して慎二は慌てて朝倉を制止した。
昼飯を買ってくると朝倉は一瞬不満そうな目付きをしたがすぐに食べ始めた。
これで慎二の手持ちは53円になった。
正直気がめいったが、コンビニ及びその客に甚大な被害がもたらされる事を考えれば
自分一人の財布がさみしくなるのなら安いものだ、と自分で自分を慰めた。
慎二が物思いにふけっている間に朝倉はとっとと昼飯を食べ終えたようだった。
「おい」
まだなんかあるのかこの男は。
ゴミぐらい自分で捨てろよ・・と言おうとして振り向くと、また朝倉の顔が近くにあった。
「やらせろ」
何を、と聞く暇もなくキスをされた。
舌も入れられたのでさっき買った牛丼の味がした。
好きでもない人間にキスをされても嬉しくない(むしろ嫌だ)し、
その上相手が朝倉だというのは大変不快な事なので、慎二は朝倉を振りほどこうとしたが朝倉の力は強かった。
「放せよっ!」
朝倉は慎二の抗議を無視して慎二の体を触り始めた。
更に朝倉は慎二の服を脱がそうとしたが慎二が暴れるので上手くいかないので慎二の頬を一発殴った。
「いい加減にしろ・・」
それはこっちの台詞だ、と慎二は思った。
そうこうしているうちに朝倉が慎二の胸を触りだした。
なんだか妙にくすぐったい。
朝倉の顔を見るとニヤニヤしている。
いや、くすぐったいと思うのは生理的な反応で別に朝倉が気に入ってるとかそういうわけじゃない、
と思うがなんだかちょっと気持ちがいいのでしばらく朝倉の好きにさせておいたが
朝倉が慎二のベルトに手を掛けた所で慎二は我に帰った。
今ってちょっと、
やばい状況なんじゃないか?
と気付いた。
そして焦ったが、一体慎二が生身で朝倉に勝てるだろうか?(いや、勝てるはずが無い)
遅まきながら慎二は今の自分の状況に大変な危機感を覚えたが、今の慎二にできる事と言えば、ひたすら念じる事だけであった。
なので、ひたすら「来い・・」と念じた。
すると、すぐに不快な金属音がしたので朝倉が顔を上げると近くのビルの窓ガラスからト"ラグレッタ"―が出て、朝倉の後頭部を直撃した。
その勢いで朝倉は壁に顔をぶつけ、のたうちまわっている。
こんな状況でも来てくれるもんだと、慎二は自分のモンスターに対して感動した。
後でお腹一杯食べさせてやろう、と思った。
「クックック…やる気か?別にこっちでもいいんだぜ・・」
見ると顔と髪を血まみれにした朝倉がカート"テ"ッキを右手でヒラヒラさせている。
誰が戦いなんか、と抗議しようとした瞬間、ヘ"ノスネェカーがビルの窓ガラスから出てきてト"ラグレッタ"―を窓ガラスの中に引きずり込んだ。
渋々慎二は近くのトイレで変身した。
鏡の中で慎二は朝倉とひたすら殴りあった。
正直朝倉をボコボコにするのは気分がよかった。(自分もボコボコにされたが)
戦いが終わってトイレから出てくると朝倉に声を掛けられた。
「おい」
もう口なんかきいてやらないぞ、と思って帰ろうとしたが、
「初めてか」
と意外そうな、同時にすごく馬鹿にしたような口調で言われたので慎二はムカっときて言い返した。
「お前なんかと一緒にするな!」
それを聞くと朝倉は笑い出した。
「何がおかしい!」
「あの黒いのは」
「は?」
「あの黒いのとやってないのか」
それを聞いて慎二は30秒ほど考え込んだ。
そしてそれが連だと思い当たった。
「連とはそんな仲じゃない!」
朝倉の発言は自分と連に対する最大限の侮辱であるからして、慎二は朝倉に対して抗議した。
一方朝倉はそれを聞くとまたニヤニヤ笑って、
「あの黒いのとヤってからまた来い」
それだけ言うと出血多量で気絶した。
たぶん放置しても死なないだろうから慎二は裏通りを出て歩き出したがさっきの朝倉の発言が気になった。
多分根も葉もない妄言だとは思うのだが妙に確信に満ちている。一応連に聞いてみるか、と思った。
慎二はそこでト"ラグレッタ"―にさっきのお礼の餌をやってない事に気付いた。
____________
| __________ | とりあえずここまで。
| | | |
| | □ STOP. | |
| | | | ノノノノ
| | | | ピッ (∈゚ )
| | | | ◇⊂(y> と)
|  ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ | / i''i ̄/
| °° ∞ ≡ ≡ | ( (_|| ̄|
慎二の口調って意外と難しい・・・。
このページのURL: