ホーム > 70-390

無題

某オサーンドラマを見て気持ちが抑えられず。
半生、しかもT→Y(H→K)?です。ごめんなさい。

|>PLAY ピッ ◇⊂(・∀・ )ジサクジエンガ オオクリシマース!

他の人のクランクアップで泣くのは、本当に久しぶりだった。

ベテランの役者であるその人は、優しく笑って抱き寄せてくれた。
子どもみたいに泣きじゃくる俺のことを、いったんは優しく離して。
嗚咽が止まらないのを見かねて、また俺の肩を引き寄せた。

どうしてこの人を選べなかったのだろう。

もちろん、役の話だ。ストーリーとしては、最初から誰と結ばれるかは
決まっていた。それはとても自然な流れだったと思うし、集中して気持ちを
高めていくことができていた。
だけど。あの教会でのシーンで、彼にとってのライバルのもとへ
送り出してもらったとき。
俺は号泣した。役なのか、自分自身なのかわからないくらいに。
誓いのキスを、と牧師に言われたときに、すでに予感はあった。
本当なら、思い出すのは今までのキスのこと、だったはずなのに。
なぜか、彼とのあれこれが、次々と思い出された。
「好きでぇーす!!!」の大絶叫から、ひざに縋り付かれて思わず
頭をなでてしまったこと。「2番目の男でもいい」と言って、いつの間にか
1年間、俺と一緒に暮らしてくれたこと。知らぬ間に、俺を独り立ちできるように
育ててくれて。それも、嫌な顔一つせず、楽しそうな笑顔で。
そして今、俺の幸せを思って、早く行けと促してくれている。

ここで、強引にあなたにキスをして、抱きしめたとしたら、すべてが変わるよね。

役と俺自身、どちらの気持ちだったのだろう。自分の衝動に驚いて、動き出すのが
遅れた俺に、彼は表情を変えて、俺を叱咤した。
いつも聡いあの人だけれど、今回ばかりは俺の気持ちに気付かなかったのだと
信じたい。全力で教会の外へと走り出した。

彼はいつも冷静だった。雑誌の取材でもそう。
「いい意味で台本は無視してほしい」と言っていた俺に、さりげなく
「アドリブは、台本がいいからできること」とフォローを入れてくれたり。
そして最後のあいさつの今。愛情のこもった目で、俺を愛してくれていたこと、
信頼を語ってくれている。
彼の眼はあたたかい。もう、あの恋する瞳じゃない。若手の俳優を見守る、
ずっと前を走ってくれている名優のまなざしだ。
なぜだろう、今になって、彼の優しい抱擁をふりはらって、きつく抱きしめ
なおしたい衝動にかられているのは。
でも、大丈夫。この心地よい距離感から踏み出して、すべてを壊したりはしない。
大事に大事に、彼と、俺と、皆で作り上げた作品が、本当に大切ものになったから。

□ STOP ピッ ◇⊂(・∀・ )イジョウ、ジサクジエンデシタ!

アゲてしまってすみませんでした。緊張してしまって…
後悔はしている…でも… みんなみんな良い俳優だから、
今後の活躍を期待しているお…

このページを共有:
  • このページをはてなブックマークに追加 このページを含むはてなブックマーク
  • このページをlivedoor クリップに追加 このページを含むlivedoor クリップ
  • このページをYahoo!ブックマークに追加
  • このページを@niftyクリップに追加
  • このページをdel.icio.usに追加
  • このページをGoogleブックマークに追加

このページのURL:

ページ新規作成

新しいページはこちらから投稿できます。

TOP