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特命戦隊ゴーバスターズ ヒロム×リュウジ

ぎりぎり現行戦隊 赤×青

|>PLAY ピッ ◇⊂(・∀・;)ム、ム昔ノテンプレニハ未完成モおkテアッタヨネ?

※いきなりですが青さんは熱暴走しています

「…俺、売られた喧嘩は買いますよ」
ヒロムはぐいとリュウジのTシャツの襟首を掴んで引き寄せると、大きく息を吸い
「あ?」
すごんでくるリュウジに構わず、その唇を塞いだ。
「…っ!?」
リュウジがそれに一瞬怯んだ隙に、右手でリュウジの左腕を捕えながら後ろに回し腰を掴む。
左手はリュウジの右手首を捕えてそのまま壁に押し付ける。
「~~っ、…て、め…っ」
なんとか逃れようと動く顔を追いかけて、無理やり唇を奪う、深く、そうすることでリュウジの頭も壁に押し付ける。
「ぐ…ッ」
ごん、とリュウジの頭が壁にぶつかる音がする。
…しかし、ほんとに熱いな
リュウジの熱暴走のもとである腕はヒロムの想像以上の熱さだった。
密着している身体も、腕ほどではないが熱くなっているのがわかる。
体温、40度どころじゃないな、50度…もしかしたらそれ以上?
「っ…」
息継ぎは短く、自分のペースで、苦しそうなリュウジの表情に胸が痛くなるが
…早く止めるに越したことはない!
一回なるだけでも体への負担が大きんだ、とゴリサキがいつも心配してるのも頷ける。
なのに、俺が…っ
もう一度、ほんの一瞬唇を離し息を吸う、また塞ぐ。
「っーー…」
酸欠気味になってきたのだろう、リュウジの抵抗はだんだん弱まっている。

ヒロムは目だけで必死に、事態についていけず今や置物のように二人を見ているゴリサキに合図を送る。
「…!あ、ああ…、うん!」
気付いたゴリサキは慌てて周りに散らかっている冷却グッズを見渡した。
「えーと、えーと…」
氷の入った特大のバケツを手にして、構える。
ゴリサキが準備できたのを見てヒロムはタイミングを計ろうと視線を目の前のリュウジに戻す。
こちらを睨みつけているつもりなのだろうが、苦しそうに眉根を寄せて少し潤んだ目でこちらを見るその姿は、
…!
一瞬ヒロムは倒錯的な気分にとらわれる。
抱きしめて、壁に押し付けて、動きを封じて、無理やり唇を奪って―――
違うだろ!俺は…!
いよいよ自分も苦しくなったところでリュウジを開放する、後ろに飛びのきながら
「…っ、今だっ、ゴリサキ…!!」
「わかった!!」
ゴリサキがリュウジ目がけてバケツの中身をぶちまける。
「…んぅ…、あッ!?」
途端にリュウジの身体から水蒸気がたちのぼる。
ヒロムもそのままくるりと後転すると、入り口そばに置いたままだった自分の持ってきた氷水をかける。
「てめ、ら…ぁ…」
水蒸気の中から、ノイズの走ったリュウジの声が聞こえる。だめか、とヒロムが思ったその時
「リュウジぃぃいいい!!」
叫んでゴリサキがリュウジにとびかかる、持っているのは熱を奪う素材で作られた特製のシートだ。
後ろから抱き着きながらシートをかぶせる。
「!てっめ…」
振りほどこうとするリュウジを必死で押さえるゴリサキ。
「はな、せ…よぉ…!」
暴走リュウジの声はだいぶ弱弱しい、ノイズも薄くなった気がする。

「ヒロムも、前から押さえて!」
「…!ああ、わかった!!」
ゴリサキの声にあわててヒロムも飛び掛かる、前に垂れているシートの端を掴んでリュウジの身体に巻きつけてそのまま押さえ込む。
「くそ、おまえら…地獄、に……」
すっ、と抵抗が消えた。意識を失い膝から崩れたリュウジの身体の重みがヒロムに圧し掛かる。
「おっと…」
体勢を直してリュウジの身体を抱きかかえる。
「止まった、のか…?」
ふう、と大きく息を吐き、確認するようにゴリサキに聞く。
「うん、久しぶりだよ、リュウジの限界が来る前に止められたの…」
「でも結局、意識は失うんだな…」
「ああ、悪い~!先にリュウジを…そこのベッドへ~」
さっ、とリュウジの身体からシートを剥がし、ベッドに敷いてからその上にリュウジの身体を横たえる。
あとはもう慣れたもので、ゴリサキはテキパキとリュウジの身体に冷却シートを貼りつけながら
「限界まで暴れて倒れたのと、途中で止められたのじゃ身体に残るダメージが全然違うんだ。
 時間も短かったし、きっとすぐに目を覚ます。」
ヒロムに説明する。
「ほら、顔も…いつもだったら酔っ払いみたいな締まりのない顔になっちゃうんだけど、今は違うし…」
「そうなのか…」
言われて改めてリュウジを見ると
ずぶ濡れだが、顔はまだ少し紅潮しているように見える、ほんの少し開いたままの口からは吐息が漏れ、額や頬や首筋に濡れた髪が張り付いていた。
「…」


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