LIVE
更新日: 2012-03-03 (土) 12:22:41
ナマ注意です。
元青心・高低、現原人バンド唄×六弦です。
|>PLAY ピッ ◇⊂(・∀・ )ジサクジエンガ オオクリシマース!
爆音。真っ暗な世界に白光が走る。
ああ!きた!きた!
音と光の台風の中、僕は無茶苦茶に跳ぶ。
これとひとつになってしまうんだ。
もっと、もっと、もっとだ!
――あなたにとってロックとは何ですか?
――考えたこと無いよ、そんなの
彼が、竜巻を起こすくらいに腕を振り回す。
グルグル回して、ギターストローク。
野太い音で世界を叩き起こす。
全力疾走の心臓のようなドラムが、最初から全開で。
地響きのようなベースが、エンジンになる。
そして僕は唄う。精一杯でかい声で。
――どうしてライブでチ○ポを出すんですか?
――んー、それは、しょうがないんだよ
何もいらなくなる。本当に、この瞬間は他に何も。
何があったって、跳ぶには重すぎるんだ。
――何か、皆さんに伝えたいことは?
――いや?それぞれ好きに解釈してくれて構わない
僕は生きてる。僕はこのために生きてる。
毎回毎回、この瞬間、死んだっていいと思うんだ。
爆音とひとつになる。もっともっと、僕を捕まえてくれ。
熱狂が笑う。バカ笑いだ。もっともっと、僕を動かせ。
隣りで彼が、足を蹴り上げる。普段はとても色の白い、
その頬が、肌蹴た華奢な肩が、上気して色付いている。
一心にギターをかき鳴らす彼が、会場を、メンバーを
見渡して、そして僕を見る。
飛び跳ねる僕とふと目が合う。その瞬間、彼は満面の
笑みを浮かべた。
ああ僕はそれを見て、もっともっと唄う事が好きになる。
もっともっと、心のままに、大きな声で。
爆音と熱狂の中、彼がいつの間にか僕のすぐ隣にいた。
それに気付いた時、ぐっと僕の右肩に彼の腕が回された。
いいぞおまえ、最高だ、そう僕を褒めてくれる彼の声が
腕から伝わってくるような力強い感覚。
僕もそれに応えたくて彼の肩に腕を回そうとしたけれど、
彼はすぐに僕から離れてしまって。
ああ、本当に心が身体になっちゃえばいいのにな。そうしたら
無限に跳んで、無限に唄って、無限に君とくっついていられる
のに。
僕は声を張り上げる。
気持ちいい。気持ちいい。
ドラッグなんかより、セックスなんかより。
いつだって今が一番最高の時だ!
□ STOP ピッ ◇⊂(・∀・ )イジョウ、ジサクジエンデシタ!
このページのURL: