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Hold Onto

ナマ注意。エロあり。チーム代表/ドライバー

|>PLAY ピッ ◇⊂(・∀・ )ジサクジエンガ オオクリシマース!

doorbellを鳴らし、その扉が開くのをじっと待っていると、誰かが後ろを通る。
もしその相手が、自分がここを訪れる理由を知っていれば、酷く険しい顔をするだろう。
だが、誰一人として、それの理由を知る人物がいる筈もなく。

にっこりと笑みを見せれば、向こうも決まって笑みを見せる。
この後に、この部屋で酷く不埒な事が起こるにも関わらず、誰一人そんな事が起こるなど気付きもしない。
想像すらしない。

「・・・ええ、解かっています。・・・・はい、そのつもりです」

叩いた扉は、少しして開いた。
部屋の主は携帯で話しながら扉を開け、手招きしてくれた。
小さく笑みを浮かべるその相手に促され、sofaに腰を掛けて、備え付けのmineral waterを手に取る。
目の前に座っている相手は、PCを弄りながら、仕事の報告をしているようだった。
電話口の相手が誰なのか、会話の内容から直ぐに察しがつき、胸の奥が疼いたが、それを無視するように、持っていた水の蓋を勢いよく回し、中の物を嚥下する。

本当は自分が一番聞きたい声の相手と、目の前の相手が話している。
混乱しないわけがなかった。
そして、自分が目の前の相手とこれまでしてきた事が、酷く醜く思えてしょうがない。

「はい、*彼*にも伝えておきます」

ああ、今、自分の話をしているんだろうな。
そんな考えが頭を過ぎる。
今週のraceは終わったが、明日からは次のraceに向けての調整が待っている。
世界中を飛び回る不規則な生活をしていると、電話口の相手に会える機会はほぼないので、その相手の言葉は人づてに聞く事も多く、それは、主に目の前にいる相手からだった。
それを嫌だと思ったことはないが、目の前で自分の話をしてくれているのなら、直接話しをさせて欲しかった。
だが、そんな事をいえる筈もなく。

なぜなら、*ここ*にいるのだから。

「お待たせ、Fern@ndo」

視線を外にやっていると、目の前の相手が携帯を机に投げやり、隣に座ってくる。
暗くはないが、日の傾きだした空は紅く染まり、目の前の相手も自分も同じ色に染まっていく。
何故自分が*ここ*にいるのか解かっている筈なのに、どこかでこんな関係を拒もうとしていて、持っていたmineral waterを強く握った。

「*彼*が何て言っていたのか気になる?」

そして、自分のそんな澱んだ感情を読み取った目の前の人物は、わざとらしくそんな事を聞いてくる。
mineral waterを持っていた手の指の間を撫で上げられ、思わず顔を背けた。
その反応が面白いのか、相手は小さく声を上げて笑う。

「正直な子は好きだよ」

にっこりと笑ってkissをしてくる。
背けた頬に触れるだけのkissをした後、両手でやんわりと頬を救い上げられ、今度は唇を奪われた。
無意識に唇を閉じ、顔を顰めていると、相手は肩をすくめて苦笑いを浮かべる。

「"良い子だ、良くやった。次も期待してる"、だそうだよ」

満足したかい?
頬を撫でながらこちらの顔を覗き込む相手の行動は、まるで女の機嫌でも取っているかのように感じたが、そうさせているのは自分のこの不貞腐れた態度の所為だと解かっていた。
だから、少しでもいつも通りにしたかったが、何故か出来なかった。

ついさっきまで、酷く胸が高鳴っていたのに。
どういう意味でここに来たのかも理解していたし、それは自分の意思でもあったのに。
それなのに、目の前の相手と*彼*が話しをしているのを隣で見ていて、この関係を*彼*に必死に隠したいと思っている自分がいる事に気付いたからだ。

まるで、自分が貞操を破っているような感覚。

 *彼*と自分とは、そういう関係ではないのに。
どんなに望んだとしても、この先もずっと。

「よくやった、良い子だね」

またそんな事を言ってくる相手に、顔を背ける。
自分が*彼*に特別な想いを抱いている事は、目の前の相手もかなり前からなんとく察しているようだった。
だから、機嫌を取るように、*彼*の言葉を繰り返したのだと思った。

「私の可愛い子は、*私が*そう言っても喜んでくれないのかな?」

その言葉に、心臓が大きく脈打った。
だが、眉を顰めて小さく笑う相手に、顔が上げられない。
本当は嬉しくて嬉しくてしょうがないのに、その言葉に素直に反応出来なかった。

先程まで、自分は目の前にいない*彼*の事ばかり考えていたのだから。

だから、目の前の相手の顔を真っ直ぐに見れなかった。
どんなにそれを望まれていると解かっていても、素直に従う事が出来ない。

「そんな顔をしないでくれ。まるで私が虐めているみたいじゃないか」

どうして、どうしてそんなに嬉しい事ばかり言ってくれるのか。
目の前にいる恋人を無視して、恋人でもない相手の声が聴きたいと思ってた自分を、そんな簡単に許さないでくれ。
醜い自分が、これまで以上に醜く感じてしまう。

「私が嫌いになった?」

そんな訳ない。
こんなにも愛してくれる相手を、嫌いになる訳がない。

何度も何度も触れる相手の唇の熱を感じながらも、それにどうしても応えられない。
夕日がこんなにも暖かな色で自分達を包んでくれているのに、自分の心の中は真っ暗で、どんな救いの手を差し伸べられても、指先まで真っ黒な自分がその手を取ったら、相手までもこの汚れた色にしてしまう気がした。

「・・・・、嫌いになった・・・・・・・・・」

嫌いになれたら良いのに。
誰にも言えないこんな関係でも良いだなんて思えないくらい、嫌いになれたら良いのに。

「嘘つき」

悲しそうに笑う相手が、もう一度kissをしてくる。

持っていたmineral waterはいつの間にか手から滑り落ちて、震える指が相手の衣服を掴む。
頑なに開く事を拒む唇を、無理強いする事なく啄ばままれ、思わず顔を背けて相手の肩へ顔を埋めた。

「Fern@ndo、愛しているよ」

首の後ろを撫でる掌がくすぐったくて、首を小さく振ると、その代わりに男の唇が首筋や耳の後ろに落ちてくる。
抱きすくめられ、癖のある髪を撫で回されながら、彼の吐息と唇を、甘い言葉と一緒に感じた。

「・・・・・、っ・・・」

首の周りを甘噛されながら、彼の手が衣服の下に侵入してくるのを感じ、男の衣服を掴んでいた手を力いっぱい握り込む。
これ以上はしたくないという意思表示だったが、それ以上の事は出来なかった。

本当はそうしたく溜まらないのだから。
愛していると言って、素直になりたくて溜まらないのだから。

だが、そう出来ない自分がいる。
一瞬でも目の前の相手を裏切った自分が許せない。

「・・・・・ぃ、・・・・・!」

sofaに背を預けて、捲れ上がった衣服が首元までたくし上げられた。
晒された腹部を指で円を描く様に撫でられた後に、両手で脇腹を持たれ、顔を埋められる。
男の唇が肌に押し当てられる感触に、腹の筋肉が激しく萎縮を繰り返し、それまで男の肩の辺りを握っていた手が、男の衣服を引き千切らんばかりに更に強く握り込んだ。

奥歯を強く噛み、息が歯の間から漏れる。
胸の突起に舌が触れるのを感じ、思わず手を振り上げそうになった。
宙で震える手をどうにかしようとしていると、こちらの混乱した感情を弄ぶように、男の舌が乳首を舐めあげ、弾力のあるそこを弄ぶ。

肉が潰される感触と滑った舌触りに、腰が浮き上がる。
色の違うそこを執拗に吸われ、歯を立てられ、爪を立てたsofaが悲痛な叫びを上げた。
まるで、必死に押し殺していた自分の代わりに鳴いているように。

「・・・・っ、・・・・・ぁあ・・・!」

そこを弄られ感じない女もいれば、酷く感じる男だっている。
これだけは性別なんて関係ない。

漏れる声を抑えようと両手で口を覆い、身体をくの字に曲げた。
真っ赤になった顔を小さく振って、快感に身じろぐ身体をどうにかしようとしたが、どうにかできる訳もなく、息を荒げながら、ただ翻弄されるしかない。
その反応に男は顔を上げて、こちらの様子を少し伺うと、髪の毛をすきながら首を撫でてくる。
それが酷く気持ち良くて、思わず目を瞑ると、彼が嬉しそうに笑う声が聴こえた。

「おいで、Fern@ndo」

言われるがままに従っている自分がいる事に気付いたのは、bedに腰を降ろした時だった。
軟らかいbedの感触を感じながら、shirtのbuttonを外す彼の手を視線で追い、子供のように上着を脱がされ、ただそこに座っている自分。

この隙に逃げ出す事だって出来た。

だが、そうせずに、ただ座っていた。
拒絶しながらも、それを望んでいたから。

「そんなにじっと見ないでくれ。恥ずかしいじゃないか」

苦笑いを浮かべる彼の言葉に、反射的に視線を逸らす。
今度は己のbuttonに手をかけながら眼鏡を外し、ゆっくりとこちらに近づいてくる男に、喉が鳴った。
だが、必死にそれを悟られまいと顔を背けて視線を伏せるが、男の手がこちらの顎に触れ、その顔を掬う。

「・・・・・Stef@、・・・・・・・・」

軽く肩を押され、そのまま押し倒される。
優雅に衣服を脱ぎながら、余裕の笑みを浮かべてこちらを見下ろす男の下で、身体を捻って背を向けると、露になった背中に唇が落ちてきた。
重なる肌の感触とぬくもりに小さく身動ぎしたが、それ以上の事はしなかった。

いや、出来なかった。
なぜなら、彼の手が下腹部に伸ばされ、下着の中に潜り込んできたのだから。

「はっ、・・・ぁ、・・・あ・・・・っ!」

あんなに拒んだくせに、握り込まれたそこは熱を持ち、こうした行為を待ち望んでいたと自ら言っているようなものだった。
ゆるゆると撫でられて、腰が反射的に動きそうになったが、自分の感情にも身体の反応にも素直になれなく、身体を強張らせながら、性器を弄ぶ男の手首を強く握る。
だが、どれくらいか身体を撫で回されるうちに、脳が麻痺して、自分が本当はどうしたいのかも解からなくなった。

いつしか男の手首を握っていた手の力は抜け、その愛撫に身を任せていた。
潤滑油で濡れた男の指先が性器の先端を撫でると、溢れ出す体液と混ざり音を立てる。

「ぁ、・・・・・ヒっ、・・・・ぁ・・・ああ、・・・!」

息が辛くて、胸が激しく上下する。
潤滑油と精液で滑る下半身が、どうにかしてくれと叫んでいるのが解かる。
腹の中の疼きを一度吐き出しても、止む事のない男の愛撫に、涙が頬を伝う。

pillowを抱き締めながら肩を震わせ、彼の指の感触に必死に耐える。
本当は声を上げて、助けを求めたい衝動に駆られたが、こんなにも快感に喘いでいる自分を知られたくなく、声を上げないようにした。
だが、全てを押さえ込む事は不可能で、彼の指が熱を溜めた腹の奥で蠢く度に、嬌声が漏れてしまう。
やんわりと、だか、的確に前立腺を押され、激しい疼きが下腹部を襲い、びくりと身体が戦慄く。
痺れるような快感は、刺激される度に身体中を駆け回り、押さえ切れない悲鳴にも似た声が喉を突いた。

知り尽くされた身体は、自分の意思ではどうにも出来ない。
声を上げずにはいられない。
おまけに、潤滑油と愛撫によってゆるくなった穴は、すんなりと男の指を何本も咥え込んでいた。

「・・・・ぅああ、・・・あ・・・・、そこ、・・・ぃ・・・・嫌だ・・・ぁあ・・・・っ」

狂ってしまう。
これ以上されたら、心が狂ってしまう。
こんなにも優しく愛撫されたら、罪悪感も感じなくなってしまう。
彼の感情を裏切った愚かな自分が許せないのに。

なのに、身体は反応してしまう。
このままでは罪悪感も感じない最低な自分になってしまう。

そんなのは嫌なのに。

「Fern@ndo・・・・・、そんなに強く握ったら、私の腕が折れてしまうよ・・・・」

腰を持っていた彼の腕にしがみ付いていた。
それまで抱きかかえていたpillowから手を離し、縋るようにその腕に手を伸ばしていた。

飲み込みきれない唾液の溢れた半開きの口は荒い息を吐き出し、まどろんだ目から涙が溢れる。
身体中が熱くて、肌が真っ赤になっていた。
勃起した性器は、今にもはち切れそうなほど怒張し、もう罪悪感など感じる余裕はなかった。

浅はかな自分は、この男の事以外、もう感じる事が出来なかった。

「S-Stef@no・・・・・」

男の首へ腕を回して、しがみ付く。
いや、掬い上げられるように腕を持上げら、腕を回すように促された。
触れた男の肌も燃えるように熱く、身体中が興奮しているのは自分だけでない事を悟る。

男の首元に顔を埋めて、鼻先をすり寄せた。
香水の混ざった体臭が鼻腔を擽り、盛りのついた動物ように息を荒げる。
体温によって増したその匂いが、既に興奮しきった身体を更に興奮させた。

「・・・はっ、・・・・・・あぁあ、・・・ぁ・・・・ぅあっ、・・・・っ!」

腰を打ち付けられ、身体が激しく揺れる。
狂ってしまいそうな快感に、奥歯を砕けそうになるほど強く噛んだ。
嬌声と一緒に女々しい感情を口から出ないよう、最後の理性がぎりぎりのところで押さえ込んだ。

本当は叫んでしまいたかった。
誰かに言える関係でなくとも、こうして愛されている事がどれほど幸せかを。
その相手が彼であった事の喜びを。

それなのに、こんなにも愛していくれる彼をほんの一瞬でも裏切ってしまった自分。
そんな愚かな自分も含めて愛してくれる男に、愛してるなどと簡単に言える訳がない。
言う資格もないのに、それでも、願ってしまう。

「・・・・Stef@no、・・・・・・」

離さないで。
どうかこんな愚かな自分を捨てないで。
腹の奥を抉られる快感にうなされた脳が感情を麻痺させ、醜くて愚かな自分を蔑む事が、もう出来なかった。

だらしなく開く唇を押し付ける。
受け入れようともしなかった彼の唇に。

絡まる舌が熱かった。

□ STOP ピッ ◇⊂(・∀・ )イジョウ、ジサクジエンデシタ!

ナンバリングが上手くいかず、14.5になってしまいました。すみません・・・・


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