本当の声を
更新日: 2012-04-02 (月) 13:11:56
ナマ注意です。
元青心・高低、現原人バンド唄×六弦です。
|>PLAY ピッ ◇⊂(・∀・ )ジサクジエンガ オオクリシマース!
普通の暮らし、普通の喜び、普通の悲しみ、大して身に迫る危機も無く、
戦争も知らないし、社会に大それた闘いを挑む事もない。普通にしてれば
飢える事もそうは無い、この国に生まれて普通に育った。
当たり前のものを享受して、当たり前に笑い、当たり前に泣く。
当たり前に普通にやっていく理由は、ただ長生きをしたいが為なのか?
何かひとつ崩れれば、あっという間に変わってしまうかもしれない世界の
上で。
世界中で俺達何十億ものカタマリが、何十億もの脳ミソを持って動いてる。
今この瞬間、何が起こってもおかしくないし、今踏みしめているこの足元
の土だって、永遠にここにある保証なんて何もない。
ちっぽけな俺達が生きる為に求める意味なんて、どこにもないのかもしれ
ない。ただ偶然に生えた、草と変わらない命で、枯れてはまた生えて、い
つか終わりが来るまで繰り返す、それだけなら。
生まれたからには生きてやる。それだけで良いじゃないか。
生きてるうちに、出来る事は何でもやってしまうんだ。
――なあ、俺は走るぜ、ヒ××
目の前の当たり前で普通とかいう物事をそのまんま受け入れていれば良い
のは、眠ってる子供の時だけだ。
成長して、目が覚めて、歩きだしたらそんなの関係ねえんだ。
無理して長生きなんかしなくて良いんだ。
刹那的に生きたいとか、そんな格好つけたい訳じゃない。人を傷つけてま
で我を通し、やりたい放題するのとも違う。
全部自分でまいた種を、自分で落とし前つけるだけさ。
誰かの為、何かの為、誰それのせい、そんな押しつけがましい事なんか言
ってたまるか。そんな暇はねえんだよ。
生きてるうちに、好きな事は好きって言うんだ。
したいことはするんだ。その為に必要な事なら何だってやるんだ。
ヒ××、おまえが好きなんだ、おまえが必要なんだ。
おまえが嫌なら無理強いはしないよ。
――でも、いいんなら俺と一緒に走ろう
世界中に素晴らしく特別な物事は沢山あるけれども、俺にとって、おまえ
が今日生きているってのは、何よりも大切なんだ。
おまえとなら、突き刺さるような土砂降りの雨の中でも、肌を晒したまま
走っていける。
おまえは大丈夫、だから、俺の隣で笑っててくれよ。 ―――――――
――さあ、手に!ほら、手を――
ああ、今まで俺があれこれと沢山考えて並べ立てていた思いを、おまえは
たったその一言で全部言い表してしまった。
むき出しの野性も、潜むゆかしさも、美しさも汚らしさも、全部分かって
いる無垢な素顔で。
どうしておまえはそんな顔が出来るんだろう。
どうしておまえはそんなに美しいんだろう。
どうしておまえは…。
俺は胸の内に湧き上がる感動を覚えながら、おまえの差し出した手に、自
分の手を重ねた。
乾いた地面を、砂塵を舞い上げながらどこまでも走ってゆく列車が脳裏に
浮かんだ。
レールの無い自由な列車だ。砂の上どころか溶岩の上も氷の上も、夜空に
だって走っていくだろう。
本当なんだ。
おまえと一緒に見る世界なら、喜びも和らぎも、不安も痛みも、張り裂け
そうな声も、
全部、本当なんだ。
□ STOP ピッ ◇⊂(・∀・ )イジョウ、ジサクジエンデシタ!
このページのURL: