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夕ミ才×海老

生、一角獣で同級生(唄→四弦のつもり)だけど唄と鍵盤ばかり出てきます。
シアーの興奮冷めやらぬまま勢いで書いたら、おっさんのくせにやたら乙女な甘酸っぱい感じに。
口調もなにもかもがめためたです…。

|>PLAY ピッ◇⊂(・∀・ )ジサクジエンガオオクリシマース!

お疲れ様でしたー、と言う声を合図に、其々が手にしたジョッキが中央に寄せられガチャガチャと言う騒がしい音が響く。
俺もその一連の行動に従った後、ジョッキに並々と注がれたビールをぐいっと飲み込んで、深々と息を吐き出す。

ライブの後はスタッフもメンバーも入り乱れ、盛大に打ち上げと言う名の飲み会が開かれるのが恒例だ。
全員で一つの物を作り上げた達成感はひとしおで、この場で皆のやりきった顔を見るのが俺のもう一つの楽しみでもある。

そんな達成感と心地好い騒がしさに浸りながらもう一口ビールを喉に流込むと、長い髪を揺らして笑う男が視界に入る。
俺の向かい側、少し端の方の席で、河弐っさんとスタッフに挟まれている海老。あいつは只でさえベタベタ人に触るっつうのに、酔ったら尚更スキンシップ魔になるもんだから質が悪い。今日の餌食は最近なんとか類だかって仲の良い河弐っさんだろうか。

「…いってくりゃーいいじゃん」
「あ?…何よ、どこに行くっつーの」

俺の視線に目敏く気付いたのか、隣の席の亜辺が肘で俺を小突いて囁く。
昔っから四六時中つるんでいる亜辺の事だから何でもお見通しだと自分でも分かっているのに、ちっぽけなプライドが邪魔をしてしらばっくれてしまう。
亜辺はわざとらしくはぁ、と溜め息を吐きながら俺の肩に腕を回してぐいっと引き寄せる。

「チラチラチラチラ海老の事見ちゃって、ライブ中は普通にちょっかい出せるのにねぇ?」
「そりゃあお前!…ライブとは話が違うやろが」

こそこそと耳打ちして来る言葉に思わず大声で反論しそうになるが、慌てて声のトーンを落としてもごもごと続ける。

いい歳こいたおっさんが情けないっちゅーのは自分が一番わかってるつもりだ。いつからかはわからないが、自分の感情を意識し出した頃から妙に照れ臭くて、仕事以外じゃ何と無く近寄りがたくなってしまったのだ。
バツが悪くなった俺は手に持ったままのジョッキを口元に運び、ちびちびとその中身をすする。時おり聞こえる海老の声が何だか妙に耳に入って居心地が悪い。
何かを考えていたのか黙っていた亜辺が独りでに頷くと俺の背中をぽん、と叩き膝立ちになる。

「…まぁとにかくだ。考えるな、感じろ!」

それだけ言い残すと亜辺は立ち上がり、「河弐市さん今日すげー良かったよー!」なんて言いながら河弐っさんと海老の間に割り込んでいき、次第のその声もガヤガヤとした周りの声に混ざっていった。
暫く酒を飲みながら周りにいたスタッフや頻りにもぐもぐと料理を口に運ぶ〒ッシ一と談笑していると、ふと此方に歩み寄る人影に気付き顔を上げる。
長い髪の間から覗く、微かに赤くなった顔。思わず動きが止まってしまう。

「夕ミ才~、隣いい?」
「え、ああ、どーぞ」

絞り出すように返事をしながらチラリと海老が元居た場所へ目をやると、わざとなのかそうではないのか、海老が座っていたはずの席を占領して熱く語らう亜辺、と、河弐っさん。
妙に近い距離に腰を下ろす海老にやや動揺しつつも、いつもの事だと平静を装いそちらに視線を戻す。

「トイレ行ってさぁ、帰ってきたら座るとこなくなっちゃった」
「…お前またぼけーっとしとったからやろ」
「えー!俺ぼけっとなんてしとらんよー!」

あはは、と言う笑い声が、今度は隣からはっきりと聞こえる。顔が綻んでしまうのが悔しい。
方言丸出しやぞ(これは俺もだが)、とか、もう出来上がっとんのか、とか、ギャルか、とか、色々言いたい事はあったが一度全部飲み込んで、海老の笑顔を目に、笑い声を耳にしっかりと焼き付けた。

□STOP ピッ ◇⊂(・∀・ )イジョウ、ジサクジエンデシタ!
唄と鍵盤の友情とかツンデレ(ツンテレ?)な唄とかほのぼのな同級生とかを書きたかったんですが…
色々スミマセンデシタ!初投稿、緊張したー!

  • なんて甘酸っぱいおっさん…鍵盤が健気で萌えます! -- 2014-09-07 (日) 21:28:06
  • なんて甘酸っぱいおっさん…鍵盤が健気で萌えます! -- 2014-09-08 (月) 10:49:36

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