Top/64-326

蛙軍曹 緑黄緑

蛙軍曹の黄緑前提の緑黄です。

|>PLAY ピッ ◇⊂(・∀・ )ジサクジエンガ オオクリシマース!

 日向家、ケロロの自室。ベッドの上に、黄色と緑。
 何をするでもなくだらだらと時間を過ごしていた。

 不意に、緑――ケロロが、眺めていた雑誌をベッドの下に放り出した。ちらりと横を見やると、黄色、ことクルルも何がしかの作業を終えたのか、端末を閉じ、転送したところだった。

 お互いに手が空き、ふと視線がかち合う。
 先に行動を起こしたのはケロロだった。徐にクルルの肩に触れ、柔く押し倒していく。
 布団に倒され組み敷かれる形になっても、クルルは動かない。

「……随分余裕でありますな」

「積極的なのは、まあ嫌いじゃあねぇからな」

「あのね、そりゃ普段受け身なのはこっちだけどさ、我が輩これでもオトコノコだしぃ、それにクルルよりもオトナでありますよ? 危機感とか無いわけ?」

 くつくつと、常よりの不適な笑みを崩さないまま、クルルはケロロの首に腕を回し、引き寄せる。

「構わねえよ、隊長。……あんたの好きにしろ、全部」

 耳元で囁かれた、確かな熱を持った言葉に舌打ちで返したケロロは、乱暴にクルルの眼鏡を剥ぎ取った。

・・・

 その後、乱れたベッドの上、眠りこけるケロロに背を向けたクルルは頭を抱えていた。
 正直、甘く見ていたのだ。ケロロがそこそこに場慣れしているのは分かっている。しかし、自分もそれなりだという自負もあり、ある程度高を括っていたのである。

 結果、玉砕。
 最初のうちの余裕など早々に取り払われ散々に翻弄されつくし、挙げ句の果てに軽く記憶と意識を飛ばした。
 目が覚めたばかりの頭、それでもおぼろげに浮かぶ己の醜態に、人知れず悶絶する事となった。

――このオッサン、どこまで読めねえんだ……!

 クルルは能天気に眠るケロロを忌々しげに睨みつけ、布団にもぐり込む。
 ベッドのぎりぎりまでケロロを押しやり、もう一度眠りについた。

□ STOP ピッ ◇⊂(・∀・ )イジョウ、ジサクジエンデシタ!

とにかく黄色と緑が好き。
どっちが上でもいいからワンセットで!


このページのURL:

ページ新規作成

新しいページはこちらから投稿できます。

TOP