蛙軍曹 緑黄緑
更新日: 2011-05-11 (水) 18:21:44
蛙軍曹の黄緑前提の緑黄です。
|>PLAY ピッ ◇⊂(・∀・ )ジサクジエンガ オオクリシマース!
日向家、ケロロの自室。ベッドの上に、黄色と緑。
何をするでもなくだらだらと時間を過ごしていた。
不意に、緑――ケロロが、眺めていた雑誌をベッドの下に放り出した。ちらりと横を見やると、黄色、ことクルルも何がしかの作業を終えたのか、端末を閉じ、転送したところだった。
お互いに手が空き、ふと視線がかち合う。
先に行動を起こしたのはケロロだった。徐にクルルの肩に触れ、柔く押し倒していく。
布団に倒され組み敷かれる形になっても、クルルは動かない。
「……随分余裕でありますな」
「積極的なのは、まあ嫌いじゃあねぇからな」
「あのね、そりゃ普段受け身なのはこっちだけどさ、我が輩これでもオトコノコだしぃ、それにクルルよりもオトナでありますよ? 危機感とか無いわけ?」
くつくつと、常よりの不適な笑みを崩さないまま、クルルはケロロの首に腕を回し、引き寄せる。
「構わねえよ、隊長。……あんたの好きにしろ、全部」
耳元で囁かれた、確かな熱を持った言葉に舌打ちで返したケロロは、乱暴にクルルの眼鏡を剥ぎ取った。
・・・
その後、乱れたベッドの上、眠りこけるケロロに背を向けたクルルは頭を抱えていた。
正直、甘く見ていたのだ。ケロロがそこそこに場慣れしているのは分かっている。しかし、自分もそれなりだという自負もあり、ある程度高を括っていたのである。
結果、玉砕。
最初のうちの余裕など早々に取り払われ散々に翻弄されつくし、挙げ句の果てに軽く記憶と意識を飛ばした。
目が覚めたばかりの頭、それでもおぼろげに浮かぶ己の醜態に、人知れず悶絶する事となった。
――このオッサン、どこまで読めねえんだ……!
クルルは能天気に眠るケロロを忌々しげに睨みつけ、布団にもぐり込む。
ベッドのぎりぎりまでケロロを押しやり、もう一度眠りについた。
□ STOP ピッ ◇⊂(・∀・ )イジョウ、ジサクジエンデシタ!
とにかく黄色と緑が好き。
どっちが上でもいいからワンセットで!
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