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ヒカルの碁 ヒカル×アキラ 「白と黒」

こっそり葬り去るつもりだったヒカアキSSを大掃除のついでに晒します
>>305-313のep0的な話です

|>PLAY ピッ ◇⊂(・∀・ )ジサクジエンガ オオクリシマース!

十段戦五番勝負はアキラの三連敗で幕を閉じた。
第一局、第二局ともに中押し負け。
第三局は二目半足りなかった。
終局後、タイトルを防衛した緒方と記者の質問に答えながら検討をし、九時過ぎ、ホテルの自室に戻った。
十六で初めて挑戦権を手に入れたことは、他人に言われるまでもなく偉業だと自覚していた。
だからこそ余計に悔しかった。
勝てる自信はあった。だが、力が足りなかった。
まだ自分には勉強が必要だと思い知らされた。
翌日、神戸から東京に戻ったアキラは、日本棋院の出版部に顔を出し、コメントに目を通した。
ヒカルは今日、天元戦の予選がある。帰ってくるのは夕方ごろだろう。
夕飯は何にしようか。作るのは面倒だ。
だからといって惣菜を買うのも今は億劫に感じられた。
アキラはマンションに帰ると、シャワーを浴び、寝室のベッドに寝転んだ。
早くヒカルに会いたかった。
夕飯をどうするかなどという瑣末な問題は、ヒカルの顔を見ればなんとかなるような気がした。
気がつくと窓の外は真っ暗だった。寝てしまったらしい。
ゆうべは天井を睨みながら一手ごとに別の攻めを考え、そのたびに繋ぎが薄ければ破られるとかキリ違えてもシボリで不利だなどと頭の中で打ち消していた。
そのせいで睡眠時間は二、三時間ほどだった。
アキラは半身を起こした。いい匂いが漂っていた。アキラは廊下に出てリビングのドアを開けた。
「進藤?」
「おう、塔矢。メシできてるぜ」
テーブルにはなすの煮びたしや豆腐のそぼろあんかけ、舞茸の炊き込みご飯が並んでいた。
どれもアキラの好物だ。
「スーパーの惣菜で済まそうかと思っていたんだけど」
「オレだって料理ぐらいできんだぜ」
夕食の間、会話は他愛のないことに終始した。ヒカルは十段戦のことには触れなかった。
食後、ヒカルが冷蔵庫からシュークリームを取り出した。

「コンビニの前に『プレミアムシュークリーム』ってでっかく書いてあるのぼりが出ててさ。
『プレミアム』だぜ? そんなにすげえのかって思うだろ。で、お前食うかなって思って買ったんだ」
「おいしそうだね」
「だろ。一個百八十円」
アキラは袋を開けたが、すでに満腹だった。ヒカルは「すげえ、皮ぱりっぱり」と言いながら頬張っている。
その口の端に白いクリームがついていた。
「進藤」
「何?」
アキラはテーブルを回ってヒカルの元に行くと、覆いかぶさるようにしてクリームをなめた。
ヒカルはきょとんとしたようにアキラを見上げた。
「こんなところでこんな気分になったなんて言ったら、変に思うか?」
アキラはヒカルのパーカーの裾をまくり、腹をなでた。
「オレがそんなこと思うわけねーだろ」
ヒカルはアキラの腰を引き寄せ、膝に座らせた。シャツのボタンを外し、乳首をきつく吸った。
アキラはヒカルの髪をくしゃくしゃにして頭を抱きしめた。
「……悔しいよ、進藤、悔しい」
弱音を吐く気などまったくなかったのに、勝手に口から漏れた。
アキラは歯噛みして後悔した。
「うん、わかる。すげえ悔しいよな」
労わるようにヒカルが脇腹を優しくなでた。ヒカルに同意してもらえただけで後悔が少し薄らいだような気がした。
ヒカルはアキラのズボンのジッパーを下ろし、下着の中に手を入れた。ヒカルの手の中でアキラのそれはすぐに猛った。
腹をなめながらヒカルはアキラからズボンと下着を脱がせた。
「なあ、ドライオーガズム試してみねえ?」
ヒカルが上目遣いで聞いた。
「前にキミが話してたあれか?」
「そう、一度イクとイキっぱなしになるってやつ。お前、うしろだけじゃイケないだろ。いい機会だと思うんだけど」
「わかった、試してみてくれ」
渋々といった風を装ったが、内心は早く新しい快感で我を忘れたくてたまらなかった。
だが、それをヒカルに知られるのは癪だった。
こういったことに関して、ヒカルは碁と同じかそれ以上に勉強熱心だ。
だから、初めて枕を交わした夜も当然のようにヒカルが上だった。
それはいまだに変わらない。

碁も実生活もすべてにおいてリードしているのは自分だと思っていただけに、アキラはちょっとばかり複雑だった。
ヒカルはシュークリームからクリームをすくい取ると、その指をアキラの穴にねじ込んだ。
「……っう、冷たい」
ヒカルの指は躊躇することなく進み、ある一点を探し当てた。
そこを押されたことで、下半身がふわっと浮いたように感じられた。
「ここが前立腺。どんな感じ?」
アキラはしばらく考えた。
笑いたいような泣きたいような感情がこみ上げてきたが、それが快感かといえば違う。
「よくわからない」
「最初はあんま気持ちよくならないらしいぜ」
ヒカルは探し当てた一点を押し続けた。前立腺は硬い塊らしく、ヒカルの指に抵抗してぐにぐにと動いた。
「あと、ここも刺激するといいって書いてあった」
人さし指を入れたまま、ヒカルは親指で両足の付け根を押した。肛門と陰嚢の真ん中あたりだ。
「……っん」
「どう? 感じる?」
「……なんだかくすぐったい、かな」
下を向こうとすると、顎をつかまれて顔を正面に向けさせられた。
「ちゃんとオレの目見て」
アキラはヒカルの膝の上で恋人の目を見つめた。ヒカルも熱っぽい目で見つめ返す。
じわじわと腰のうしろに熱がたまってきた。
「もしかして、声我慢してる?」
「いや、そんなことはないが」
快感の兆しはあったが、声が出るほど大きくはなかった。
「声出せよ。オレ、塔矢のエロい声が好き」
時おり、夢から醒めたようにヒカルとの関係が信じられないと思うことがある。
碁会所で初めて出会ったときの印象は、小さいな、だった。
小学校での背の順は前から数えたほうが早かった。
そんなアキラよりもさらに小さかったのがヒカルだ。
当時の自分に、ヒカルと将来暮らすことになると教えてもまったく信じないだろう。
ヒカルが生涯のライバルになることは直感でわかっても、生涯のパートナーになることまでは小学生の頭では理解できない。
二度目の対局は中押しで負けた。
三度目は別人のような打ち筋だった。

それから、ヒカルを追いかけることをやめた。
だが、何かにつけて思い出すのはヒカルの真剣な眼差しだった。
常に頭の中はヒカルでいっぱいだった。
それを実感させられたのは名人戦予選での二年四ヶ月ぶりの対局だ。
目の前にヒカルがいることが嬉しかった。
本人と実際に打てることに体が打ち震えるほど感動した。
あの時、エレベーターに向かうヒカルを追いかけながらアキラは混乱した。
思わせぶりなヒカルの言葉に苛立ち、その体を抱き寄せたいと思う自分に腹が立った。
頬が紅潮し、エレベーターの中で言い合いになった。
碁会所で打つようになってからもヒカルとはよく喧嘩した。
傍からはものすごい剣幕でヒカルに食ってかかっているように見えたことだろう。
だが、実際に喧嘩していたのは内なる自分だった。
生涯のライバルには絶対に負けたくない。
その負けたくないと思っている相手にキスしたかった。
自分自身をくわえてもらいたかった。
アキラはそんな感情を抱く自分を呪った。
正気ではないのかとさえ思った。日に日に悩みは深くなっていった。
だがある日、自分は何も間違えてなどいなかったことを知った。
北斗杯に備えての合宿二日目。
深夜、人の気配に目を覚ますと、ヒカルが布団の上から覆いかぶさっていた。
真っ暗闇だったにもかかわらず、体にのしかかる重みがヒカルだとわかったのが我ながら不思議だった。
アキラは手を伸ばした。
顔の輪郭をなぞると、やはりよく見知ったヒカルのそれだと確信できた。
ヒカルはアキラの手を引き寄せ、キスをした。
燃えるような熱い息が掌にかかった。
アキラはヒカルをかき抱き、首を伸ばしてキスをした。
そのあとの二人はもう無茶苦茶だった。
ヒカルはアキラを組み敷き、強引に中に入ってきた。
アキラは歯を食いしばって激痛に耐えた。
ヒカルを遠くから思うことの痛みに比べればなんでもなかった。
布団は血で赤く染まった。
母に悟られないよう、シーツは捨てなければならなかった。

それからというもの、二人は暇さえあればセックスにいそしんだ。
一度、位置を変えないかと提案したことがあった。
ヒカルは「ぜってえやだ!」と幼い子供のようにつっぱねた。
以来、アキラはその話題には触れないようにした。
一緒に住まないかと言い出したのはヒカルだった。
アキラが世間体のことなどを考えているうちに、ヒカルは情報誌を買い、不動産屋に足を運び、適当な物件を見つけた。
最寄り駅から日本棋院まで乗り換えなし。マンションまで徒歩十分。
家賃は高めだったが、二人で折半すればなんとかなりそうだった。
アキラが「いいんじゃないかな」と返答した翌日にはもう、ヒカルは不動産屋と契約を交わしていた。
中国から帰国した両親に、アキラは友人と一緒に住むことになったと簡単に告げた。
両親は相手がヒカルだとわかると安心したようで、それ以上は何も聞かなかった。
息子を信頼しきっている親の存在がこれほどありがたいと思ったことはなかった。
手合いのない日、アキラはヒカルと共にインテリアを見てまわった。
こだわりなどなかったため、最終的な決定はすべてヒカルに委ねた。
フランフランという店に二人で入った時は店員にぎょっとしたような顔をされた。
ヒカルは業者に引越し作業を頼むことはせず、知り合いを駆り集めて手伝わせた。
といっても、家具は店から直接届くことになっていたし、荷物といえば服と洗面道具くらいのものだった。
和谷というヒカルの友人は一番文句が多かったが、拭き掃除やら何やら、結局一番働いてくれた。
彼らが帰ったあと、家具も何もないがらんとした部屋で、アキラとヒカルは床に座ってコンビニの弁当を食べた。
「家具が届いてから引っ越せばよかったんじゃないか?」と指摘すると、ヒカルは「これはこれで楽しいだろ」といたずらっぽく笑った。
その日の夜、ふたりは毛布にくるまって寝た。
この世界に存在するのは自分たちだけで、あとは何もない無機質な空間がただ茫漠と広がっているように感じられた。
恐怖などは微塵もない。
むしろ尽きることのない喜びがあとからあとから溢れた。
自然と唇が重なり、お互いがお互いを激しく求めた。
セックスは朝方まで続き、チャイムに叩き起こされるまで泥のように眠った。
家事の分担はちゃんとした取り決めをしたわけではない。

食事を作るのはもっぱらアキラだった。
その代わり、ヒカルは洗濯や掃除機がけをやってくれた。
神戸に出かける日も朝食は自分で作った。
ヒカルは泊りがけで友人たちとリーグ戦をやっていたにもかかわらず、八時ごろには帰ってきて駅まで見送ってくれた。
タイトル戦の対局は地方で行われる。
アキラはヒカルと過ごせない時間を少しでも減らすため、果敢に攻めた。
その結果がストレート負けだった。
声を出さないアキラにじれたのか、ヒカルはテーブルに両手をつかせ、穴の周囲をなめた。
「……んあっ……あっ……んぅっ」
ヒカルを受け入れるようになって一年半経つ。アキラのそこは敏感になっていた。ヒカルは中に舌を入れず、執拗に周囲をなめるだけだ。
「……ん……しんどう……はぁっ……ああっ」
「塔矢、すっげえエロい」
体中の血がたぎり、自身に集中するのがわかった。アキラはテーブルに爪を立てた。
爪がかりかりとテーブルの上を滑った。ヒカルが穴を舌でつつくだけで背がひくついた。
「塔矢、入れてほしい?」
ヒカルが意地悪く聞いた。
「……ん」
アキラは小さく頷いた。
「ちゃんと言わなきゃ入れてやんねーぞ」
ヒカルは陰嚢と穴の間を何度も丹念になめた。
「……進藤の」
「オレの何?」
恥ずかしさのあまり、頬が熱くなった。
「……進藤の、ペニスが、欲しい」
「どこに?」
ヒカルがちゅうと音を立てて穴を吸った。
「……ボクの」
「塔矢の?」
アキラは下唇を噛んだ。
「……アナルに」
「なんだよお前、やればできんじゃん」
ヒカルが立ち上がる気配がし、ジーンズのジッパーが下ろされる音がした。

「あぁっ……!」
いきり立ったものが押し込まれ、アキラを深く突いた。ヒカルが出入りするたびに激しい快感がアキラを襲った。
「とーや……とーやっ」
「……んっ……んっ……んぁっ」
アキラはヒカルに合わせて腰を動かした。テーブルががたがたと揺れた。
背中にヒカルの熱い息がかかった。全速力で走るマラソン選手のように苦しそうに喘いでいる。
それは自分の息遣いかもしれなかった。もうどちらか判別できないほど二人は同化していた。
「はっ……あぁっ……ああんっ」
アキラは目をつぶり、自身をしごいた。白い幸福感が下腹部から頭のてっぺんまで満ちた。
直後、精液が飛び散った。アキラの中でヒカルも果てた。ヒカルは入れたまま、腕を回してアキラを抱きしめた。いつもの癖だった。
目を開けると、食べかけのシュークリームにべったりと精液がかかっていた。
「あとでこれ、捨てないと」
アキラは息を整えながら呟いた。
「だめ、オレが食う」
「食べるな」
アキラはヒカルの腕から抜け、精液まみれのシュークリームをゴミ箱に捨てた。
「ああっ、オレのプレミアムシュークリームがっ!」
ヒカルがひどく悲しそうに叫んだ。
「ボクの分を食べればいいだろう」
「お前のはただのシュークリームじゃん。オレのは塔矢特製のプレミアムシュークリームだったんだよ」
「よく恥ずかしげもなくそんなことが言えるな」
アキラは心の底から残念そうなヒカルに呆れた。
「それより塔矢、続きしようぜ」
ヒカルは背後からのしかかるようにアキラに抱きついた。答える前に押し倒され、仰向けにされた。
「こんなところでするのか?」
「いつもワンパターンじゃつまんねーだろ。なあ、今度アオカンしねえ?」
「断る」
アキラは即答した。
「えー、なんでだよ。絶対楽しいって」
ヒカルは「一度棋院で挑戦したいよなあ」と言いながら指を入れ、別の指で陰嚢と肛門の間を押した。
「……ふっ……んっ」
アキラは思わず目を閉じた。

「感じる?」
「……さっきよりは」
ヒカルは指に力を込め、アキラを真上から見つめた。
「相手と見つめ合うことが大事なんだってよ。塔矢、愛してる」
アキラは何も答えなかった。ヒカルの目は笑っていたが、その底には黒い狂気がちらちらと揺れていた。
たぶん、今まさに被害者を殺そうとしているシリアルキラーの目を間近で覗き込んだら、まったく同じものが見えるだろう。
その土台は、相手を引き裂きたいとかぐちゃぐちゃにしたいといった類の衝動だ。
アキラは安心した。同じ感情をヒカルも抱えているのだ。
「オレの指、感じてる?」
「ああ」
「塔矢の中、オレの精液だらけですごいやらしい」
「ゴムを使ってくれると助かるんだが」
「やだ、生がいい」
ヒカルは鼻先をこすりつけながらキスをした。
「オレ、浮気なんか絶対しねーもん。だから、病気がうつる心配ねーだろ」
「毎回かき出すボクの身にもなってくれ」
ヒカルはアキラの口を封じるように舌をねじ入れた。アキラはヒカルの舌を貪欲に吸った。ヒカルが肉をつまんだ。
前立腺に二ヶ所から強い刺激が加わった。瞬間、体が震えた。
「あぁぁぁっ!」
悲鳴に近い声が出た。
「しんどう、しんどう、しんど……」
びくびくっと腰が浮き、白い幸福感に包まれた。
「やったじゃん、塔矢。出てねーぞ」
束の間、なんのことだかわからなかった。しばらくして、この体勢なら腹に精液がかかるはずだと思い至った。
頭の中はブロックノイズが生じたように切れ切れだった。ヒカルは指で刺激を続けながら、アキラ自身に唇を這わせた。
「進藤、やめろ……もう……も……」
また腰が浮いた。快感のせいで脳が融解しそうだった。
「お前、すっげえかわいい」
「変になる……変に……んっ……あっ……」
腿が痙攣し、足が伸びた。ヒカルが膝の裏を押さえているため、真っ直ぐにはならない。
中途半端に足を曲げたまま、V字開脚をしている状態だ。足を下ろして楽になりたかったが、ヒカルは解放してくれなかった。
苦しい体勢のまま、アキラは三たび達した。

「……あっ……はぁっ……しんどう……しんどう」
ヒカルは指を抜くと、自身を突き入れた。
「……とーやっ」
「い、いい、しんどう……」
アキラはヒカルにすがりついた。四度目までは数えることができた。だが、すぐに数字も思考も霧散した。
イったかと思うとすぐに新しい波が来て、だんだん上下の感覚がなくなっていった。
アキラの世界にはヒカルしかいなかった。今も昔も、おそらく死ぬまでヒカルしかいなかった。
「塔矢っ」
名前を呼ばれただけでアキラは何度目かわからない絶頂を迎えた。ヒカルが腰を振りながらキスをした。
アキラは自分から舌を絡めた。目尻が熱くなり、涙がこぼれた。覚えているのはそこまでだった。
あとはふっつりと意識が途切れた。

目覚めるとベッドに寝ていた。シャツは着ていない。素肌に毛布の感触が心地よかった。
窓の外はうっすらと白んでいる。朝刊を配達するバイクのエンジン音がやけにうるさかった。
眼前にはヒカルの寝顔があった。誰にも渡さないと言わんばかりに、アキラにがっちりと腕を回している。
アキラは起こさないようにそっと手を伸ばし、指先でヒカルの唇をなでた。
この口が「お前とは打たない」とか「オレの幻影なんか追ってるといつかほんとのオレに足をすくわれるぞ」と言ったのかと思うと、愛しさのあまり胸が詰まった。
「かわいいよ、進藤」
面と向かって「かわいい」などと言えば、ヒカルはむきになって「かわいいのはお前のほうだ」と言い返してくるだろう。
アキラは自分だけに聞こえる声でもう一度「かわいいよ」と繰り返し、目を閉じた。
白い幸福と黒い狂気が内在する胸を合わせると、温かい心音が感じられた。もう何もいらなかった。
いや、碁はいる。
碁盤と碁笥と碁石と、それから対局相手のヒカルさえいれば何もいらなかった。

□ STOP ピッ ◇⊂(・∀・ )イジョウ、ジサクジエンデシタ!

  • わあああ大変萌えました!!!!!!ありがとうございます!ありがとうございます!!!!!! -- 2012-12-10 (月) 12:25:08

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