BECK 千葉×平
更新日: 2011-01-12 (水) 00:49:30
一番乗りで投下させていただきます、またまたピュアなラップベースです。
前スレに感想下さった方本当にありがとうございました!
|>PLAY ピッ ◇⊂(・∀・ )ジサクジエンガ オオクリシマース!
クリスマスソングが、こんな風に聴こえるものだったなんて知らなかった。
「千葉。」
さらに条件のいいバイトを求めて(?)求人情報誌を読み耽ってた平くんが、俺に声を掛けた。
「ん?何?」
名前を呼ばれただけで嬉しくなっちまうんだもんな。
ホント恋ってすげぇ。
「24日ってさ、お前バイトとか入ってんのか」
「そんな先のことまだわかんねぇよ、」
「ふーん‥そっか」
ちらっとこちらを一瞥してから、平くんはまた視線を落とした。
長い睫毛、白い手首、柔らかい金の髪。
なんで、と聞こうとして思わず見惚れてしまう。
「・・俺はシフト入れないように頼んできたんだけど?」
うわ!平くんの上目遣い!
ちょ、押し倒したくなるから勘弁して!
「なぁ、」
「え、」
「わざとはぐらかしてんのか?」
ああ。
クリスマス。
今までそんな行事、俺には無縁だった。
毎年、街を流れるクリスマスソングを爆音のヒップホップで塗り潰して。
「平くん。」
「ん?」
「その日は俺もバイトないよ。」
今年の冬は、ヘッドフォンをしないで歩こう。
□ STOP ピッ ◇⊂(・∀・ )イジョウ、ジサクジエンデシタ!
このページのURL: