Top/62-16

BECK 千葉×平

一番乗りで投下させていただきます、またまたピュアなラップベースです。
前スレに感想下さった方本当にありがとうございました!

|>PLAY ピッ ◇⊂(・∀・ )ジサクジエンガ オオクリシマース!

クリスマスソングが、こんな風に聴こえるものだったなんて知らなかった。

「千葉。」
さらに条件のいいバイトを求めて(?)求人情報誌を読み耽ってた平くんが、俺に声を掛けた。
「ん?何?」
名前を呼ばれただけで嬉しくなっちまうんだもんな。
ホント恋ってすげぇ。
「24日ってさ、お前バイトとか入ってんのか」
「そんな先のことまだわかんねぇよ、」
「ふーん‥そっか」
ちらっとこちらを一瞥してから、平くんはまた視線を落とした。
長い睫毛、白い手首、柔らかい金の髪。
なんで、と聞こうとして思わず見惚れてしまう。

「・・俺はシフト入れないように頼んできたんだけど?」
うわ!平くんの上目遣い!
ちょ、押し倒したくなるから勘弁して!
「なぁ、」
「え、」
「わざとはぐらかしてんのか?」
ああ。

クリスマス。
今までそんな行事、俺には無縁だった。
毎年、街を流れるクリスマスソングを爆音のヒップホップで塗り潰して。
「平くん。」
「ん?」
「その日は俺もバイトないよ。」

今年の冬は、ヘッドフォンをしないで歩こう。

□ STOP ピッ ◇⊂(・∀・ )イジョウ、ジサクジエンデシタ!


このページのURL:

ページ新規作成

新しいページはこちらから投稿できます。

TOP