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三匹が斬る! 殿様×千石 「夢路愛し君恋し Part2」

時代劇「参匹がKILL!」より、素浪人の殿様×仙石。
>>251の続きで、エロ中心。
全三回投下の二回目です。今回からトリップ付けます。
|>PLAY ピッ ◇⊂(・∀・ )ジサクジエンガ オオクリシマース!

涙は治まったが、目を逸らして口をきかない真之介の様子に、まだ怒っているのだと兵四郎は考えた。
「真之介、お前を抱くのをやめるつもりはないが、不快にさせたのなら謝る。すまん、許してくれ」
頭を抱き込んでぎゅうっと抱きしめると、真之介は兵四郎の背中に腕を回して着物を握り、今度は短いため息をついた。
「……俺をおもちゃにしてるんじゃなけりゃ、もういい。だが、う、後ろを舐めるのは、もう無しだぞ」
「わかった。残念だが、今回はそうしよう」
「こ、今回も次回もねえ!ずっと無しだ、無しっ!」
真之介のその言葉を聞いた兵四郎は、真顔で問いかけた。
「真之介……次回とか、ずっと、ということは、俺にまた、抱かれてもいいということか?」
「な……っ!ち、違う!こっ、言葉の、あやだっ」
言葉尻を取られて慌てふためく真之介を、兵四郎は満面の笑みでまた抱きしめた。
「そうかあー!いや、照れるな照れるな。よーしよし、わかった。次の時まで俺を忘れられんように、たっぷりかわいがって、気持ち良くさせてやるからな」
「ちっ、ち、違ーう!てめえに都合よく、解釈するんじゃねえっ……う、ん、んーっ!」
勢いづいた兵四郎は真之介を抱えたまま押し倒し、喚く口を吸って塞いだ。真之介は下から身体を押したが、熱い舌に口内を掻き回され舐め尽くされて、思うように力が入らなかった。
兵四郎は甘く口づけながら、懐からいつも情事の際に使っている軟膏を取り出した。器用に片手で蓋を開け、中の薬を右手の指に塗りたくった。

「ふうっ、ん、む……う!うんっ……ん、んんんっ!」
唇を貪られている間に、それは後ろにぐぐっと入り込んできた。真之介は閉じていた目を見開き、侵入した指のうごめきにびくびくと震えた。
兵四郎は息苦しさにあえぐ口を解放してやると、真之介を気遣って声をかけた。

「真之介、痛くはないか。久々に触れたが、また狭くなってはいるな」
「うぁ……んっ、は、うっ、う、うるせ……っ!」
口が自由になると、あえぎながらもまた悪態をついた。痛そうな感じはないことに兵四郎は安堵し、慎重に中を擦って、いじる指を増やした。

「……あぁっ、ひ、あ、やめ……と、のさま!あふ、あっ」
「ふむ、二本目も大丈夫そうだな。軟膏のおかげで滑りがいい。真之介、気持ちいいか?」
「はあっ、う、ば、馬鹿っ……くす、りは、も、もっと、ましなことに、使えっ」
「そうは言っても、こいつは陣内の奴が売ってる、たこの吸い出しだからなあ。本来の使い方では大して効かん。だがお前に使うのには、ちょうどいいんだ」
「な、ば、馬鹿やろっ……!た、たこが聞いたら、泣くぞっ」
「ふふ、あいつには言わんさ。少なくなってきたから、今度たこに会ったら新しいのを巻き上げてやろう。またどうせたっぷり、使うしな」
「し、知る……かっ!あ、はぁう、あ、んあっ……」
軽口とともに兵四郎はまた指を増やし、ずくずくと音を立てて、真之介の秘所を三本のぬめる指でいじった。
少しも痛みはなく、意識がけぶるような快楽を休みなく与えられ、真之介は床に敷かれた自分の着物を掴み、身をよじって鳴いた。

そろそろいいかと兵四郎は指を引き抜き、真之介の腰の下に藁をまた集めて、脚を大きく開かせた。膝立ちになり、着物の裾を帯に挟んでからげ、いきり立つ熱い自身を下帯から取り出した。
しっかりと軟膏を塗りたくった、高ぶったものの先を入り口にあてがって擦り付けてやると、真之介はのけ反って息を飲んだ。

「真之介、入れるぞ。力を抜け」
優しく告げると、引き締まった尻を手で割って口を広げ、じわじわと中に突き入れた。
「う、う……あっ、い、あぁ……はぁ、あっ!」
「大丈夫、大丈夫だ、真之介。痛くないように、そうっとやるからな」
「あぁっ、あ、との、さま……は、入って……あっ」
焦らず腰を進める兵四郎は緩やかに侵入を果たし、やがて秘所をいっぱいに満たした。

「うん、もう入った。熱くて心地がいいな。本当にお前のここは、具合がよくてたまらんよ」
「はぁ……う、んっ、との、さ……ま、殿様ぁ……っ」
「真之介、兵四郎と呼べ。頼むから、そう呼んでくれ」
「あ、へいし、兵四郎……あぁ、ふぅうっ」
素直に呼ばれて嬉しく思い、兵四郎は中が自分のものに馴染むのを待った。中を埋め尽くした大きな塊に身体を慣らそうと、真之介は呼吸を落ち着かせて、なだらかに胸を上下させていた。

ふと外から、ひそやかな話し声が聞こえてきた。
「……大丈夫だよ。今の時分ここにゃ、誰もいやしねえ。おら達が使うにはもってこいだ」
「あんた、でも、ほんとに大丈夫かしらねえ」
「大丈夫だったら。うちじゃ隣で寝てるおっかあや子供らが気になって、満足に声も出せねえと言ってたのは、おめえじゃねえか」
「そりゃそうだけど……でも、そういや祝言の前には、ここをよく使ったもんだったわねえ、あんた」
「そうさ、だからここでまた……ん?だ、誰だ、そこにいんのはっ」
近在に住む百姓の夫婦連れらしき若い男女が、話しながら扉を開けて入ってきた。
奥まった場所にいる兵四郎は、咄嗟に敷いていた着物を掴んだ。緊張に強張った真之介の身体と、結合した部分が隠れるように、ばさりと上に広げてかけた。

「すまんな、旅の者だが、ちょっとここを借りておる。ご覧の通り、取り込み中だ。悪いが、他を当たってくれんか」
悪びれた様子もなくにこやかに告げた兵四郎に、夫婦はぽかんと口を開けた。
やがて我に返り、いえいえお侍様とんだご無礼を、どうぞ気になさらずごゆっくり、とかなんとか口々に言いながら、慌てて戸をぴしゃりと閉めた。

ふたりが去って行く足音にほっと息をつくと、兵四郎はかけた着物をめくった。
顔を出した真之介はわなわなと震え、兵四郎を睨み付けてきた。
「なんだ、真之介。何を怒ってる」
「なんだじゃねえっ!み、み……見られ、たんだぞっ」
「大丈夫だ。薄暗いし、お前の脚しか彼らには見られておらん。一瞬のことだし、きっと女と見間違えた筈だ」
「馬鹿っ、幾らなんでも、女と男の脚を、見間違えやしねえだろうが!日も暮れんうちから男同士で乳繰り合ってる、おかしな奴らだと、ぜ、絶対、思われたぞっ」

「まあ、思われたところでいいじゃないか。事実なんだし」
「よかぁないっ、全然、よかない!」
ひとり憤慨する真之介を宥めつつ、兵四郎は気兼ねなく睦み合う場所を求めてやって来た夫婦に、悪いことをしたなあとぼんやり思っていた。
ふと、貫いた真之介の身体が、いい頃合いになっているのに気付いた。

「おいっ、聞いてんのか殿様!大体、おぬしは……」
「兵四郎、だ。真之介、動かすぞ」
「……あ!ま、待てっ、との、殿様……うあっ、んっ、ひぃっ……!」
よく動く口を黙らせるために、兵四郎は腰を引いて奥まで突いた。あくまで急がず、緩やかに抜き差しを何度か繰り返した。真之介は喚くのをやめ、目を閉じて甘やかな声を出し始めた。

「あっ、んっ、くうっ、と、とのさ、まぁ……はあっ」
「真之介、兵四郎と呼べ。今だけは、兵四郎と」
「はんっ、あぁ、へ、兵四郎っ……へい、しろっ、ふうっ、ん」
開かせた脚を抱えて腰を打ち込むと、真之介は首をゆるゆると振って、名前を呼び切なく鳴いた。
しどけない様を見下ろしていると、真四郎は彼を抱きしめたくてたまらなくなった。あえぐ真之介に覆い被さり、脚から離した手を腰に回した。

「すまん、真之介。少し、びっくりするかもしれんぞ」
「あ、あ……へ、兵四郎……なに、をっ」
虚ろな声で怪訝に問う身体を、両腕に力を込めてゆっくりと持ち上げた。
真之介は胡座をかいた兵四郎の上に、繋がったまま乗せられた。ちょうど、夢と同じ形になった。

「……う、あ!ああーっ……ば、ば、かっ……!あふっ、こ、こんな、こん……あぁあっ!」
「ふうっ、深いな。真之介、お前の奥がよくわかる。中はますます俺に絡み付いて、くわえて離さないな。ああ、なんて気持ちがいい……」
「うぁっ、やだ、やだっ……言うな、馬鹿っ!」
「ふふ、本当のことなのにな。だがわかった、もう言わん。言わない代わりに……」
ずんっと下から突かれ、真之介はぐっと身体を反らした。落ちそうになるのをしっかりと支え、小刻みに腰を動かすと肩にしがみつき、涙ながらに嬌声を上げた。

「あ……あっ、へい、しろ……兵四郎っ、兵四郎……ふぁ、うんっ」
「真之介、自分でも動けるか?そうすればきっと、もっとよくなるぞ」
「ん、ん……わ、かった……あぅ、は、あ、あっ」
真之介は震える膝に力を入れて、自らも腰を振り出した。繋がった部分はぐちゅぐちゅと音を立て、兵四郎の先走りは中を潤して滑りの助けになった。
真之介も先端からつるつると蜜を零したが、ふいに兵四郎に声をかけてきた。
「との……へ、兵四郎、着物……脱げっ、汚れ、る……」
確かに、押し付けられた真之介自身から溢れた蜜が、腹の辺りに小さな染みを作っていた。真之介は手を肩に置いたまま腕を伸ばして、身体を少し兵四郎から離した。
「……ああ、なぁに、気にするな。俺の着物の心配をしてくれるのか。真之介、お前優しいな」
「ふ、ふん、おぬしは飯より、着る物に気を遣う、しゃ、洒落者だからな。だが、それ、だけじゃ、ねえ……っ」
「うん?どういうことだ」
「ふ、不公平だってんだよ!俺ひとり、素っ裸じゃねえか……!い、いっつも、そうだ、あ、あぁっ!」
かねてからの不満をぶちまけた真之介は、ふいに強く腰を打ち付けられて悲鳴を上げた。
優しく突き上げながら、兵四郎は真之介をからかって笑った。

「そうか、真之介。お前そんなに、俺の裸が見たいのか」
「そ、そんなんじゃ、ねえっ!誰が、男の裸なんぞ、見たいもんかっ」
「俺は見たいぞ。肌もあらわなお前を見てると、えらく興奮するからな」
「う、うる、せえっ!つ、つべこべ言わず、脱ぎやがれ……っ!」
脱がずともことは果たせるので、なんとなく今まで着たままでいたのだが、そんなに真之介が欲するならと、動きを止めた兵四郎は自分の帯に手をかけた。
左腕を真之介の腰に回し支えたまま、器用に右手のみでするすると解いた。着物をばさっと脱ぎ捨てると、下に着ていた襦袢の紐を外し、それも脱いだ。
半端に引っ掛かっていた下帯をも取り去ると、兵四郎は真之介と同じ姿になった。
均整の取れたその裸身は、薄闇の中でまばゆい光を放っているように見え、真之介は思わず目を細めた。

「真之介、脱いだぞ。これでいいか」
兵四郎は屈託なく微笑むと、剥き出しの両腕を回して真之介を抱き寄せた。裸の肌と肌が触れて、真之介の胸はひどく高鳴った。

今まで兵四郎の裸を見たことはあるのだが、その時と今とでは、状況も心情もえらく違っていた。
南国育ちらしく浅黒い真之介の肌とは対象的に、旅をしていても不思議と日に焼けない兵四郎の肌は白い。鍛えられた筋肉が全身に張り詰めているが、白く滑らかそうな肌に覆われ、それは柔らかに見えた。

こうして抱かれているとやはり、見て思った通りだったと真之介は感じた。ぴたりと合わせた肌は、すべらかで実に心地がよかった。
ただでさえ兵四郎に抱きしめられるのは快感であるが、温かな血の流れと脈打つ鼓動が伝わって、更に快いものとなった。

黙ったまま真之介は兵四郎の肩に顔を埋め、ほうっと甘い吐息を漏らした。おとなしく抱かれる真之介の背中を愛しげに撫でると、兵四郎は再び動き出した。

目の前の胸に流れる汗を舐め取り、つんと立った二つの紅い飾りを交互にねぶった。軽く歯を立てて舌先でちろちろとくすぐると、真之介は秘所に力を込め、ますますきつく締め付けた。
悦びをまた突き上げることで示し、更に甘く乳首に噛み付くと、真之介は腰を揺らしてひっきりなしに高い声を上げた。
「あうっ、ん、や……だっ!兵四郎、かっ、噛む、な……」
「そうは言ってもなあ、お前のここはかわいくて、おまけにやたらと美味いんだ。もうちょっとばかり、好きにさせてくれ」
「うあっ、ああ……ば、かっ……ひぁっ、あ、くうっ」
弱々しく罵倒する声とは裏腹に、真之介は胸をなぶる兵四郎の頭をぎゅっと抱きしめた。兵四郎はほくそ笑み、ちゅうちゅうと乳首に吸い付きながら、熱い秘所をまた深くえぐった。

兵四郎の念入りな愛撫と激しく優しい抜き差しに、真之介は夢中になった。
身体に回された逞しい腕は父を思わせ、触れる肌はきめ細やかで温かく、まるで母のように真之介を包んだ。
抱かれているとなぜか、また泣きたいような気持ちになった。拗ねて悔し涙を流した最前とは違い、例えようもない幸福感と充足感が真之介を満たしていた。

「はぁうっ、あっ、あふ、へいし……ろうっ、んあっ、あぁ、あ……」
「真之介、真之介……夢の中のお前より、やはりこうして、恥じらいながらも悶えて乱れる本物のお前が……たまらなく、かわいい……」
「う、あっ、ん、んんっ、へ、兵四郎……っ、そ、こ……、あぁ、はぁ、うっ」
「ここか?ここがいいんだな。ほら、どうだ。気持ちいいか、真之介」
「あ……あっ!あぅ、よ、よか……よかぁっ、も、もっと、もっと……ひぃ、あ、あっ」
思わずお国言葉が出た真之介の感じるところを、真四郎は笑って何度も甘く責めた。小刻みに与えられる刺激に真之介は頭を振って感じ入り、追い詰められて限界が近付いた。

「ああっ、へい、しろ……っ、もう、も、だ、め……駄目だっ!ふぁっ、うぅ、んっ」
「いいぞ、真之介。俺ももう、そろそろだ。一緒に極楽に、行こうじゃないか」
「くぅあっ、あ、はっ、へいし、ろ……あぁっ、あ!……は、ああぁーっ……」
「真之介……っ、くぅ、う……っ!」
身体をぐんとしならせて、真之介は兵四郎の腹に白い欲を放った。きつく締め付けられた兵四郎は腰を掴んで、奥深くに熱いほとばしりを叩き付けた。
中をいっぱいに満たされ、真之介はあまりの法悦にがくがくと震えた。崩れ落ちそうになった身体を抱きしめ、兵四郎は荒く息をつく唇を吸った。
真之介は虚ろな目を薄く開けて、口内を丁寧に貪る兵四郎を見た。口づけられたままかすかに笑い、真之介は意識を手放した。

くたりと身体を預けた真之介を、兵四郎は藁を敷いた床にそっと横たえさせた。笑っているように見える顔にかかった髪をどけ、手ぬぐいを使って額や首に浮かんだ汗を拭き取った。
ぴたぴたと軽く頬をはたくと、真之介はわずかに目を開けた。
「真之介、大丈夫か」
「との、さま……ね、むい……」
「そうか。構わん、そのまま寝ろ」
微笑む兵四郎にかすかに頷くと、真之介はすぐに寝息を零し始めた。

兵四郎は自分の汗と、腹に放たれた真之介の愛液も軽くぬぐって、名残惜しげに中から萎えたものを引き抜いた。
真之介の上に着物をかけてやり、自らは襦袢を纏うと、すっかり夜になった外に出て、すぐ側にある川の水で手ぬぐいを洗い絞った。懐に差し入れて腹を拭くと、また手ぬぐいを洗って絞り、中に戻った。

眠る真之介の身体を、兵四郎は丹念に清めて後始末をした。
始末を終えると着物を着せてやり、自分も着衣を整え、彼のかたわらに藁を敷いて寝転がった。すうすうと寝息を立てる横顔を眺めていると、この上もない安らぎを感じた。

淫らな夢は、より鮮やかな正夢となった。愛しい本物の真之介の頬を撫で、兵四郎は笑顔を浮かべて目を閉じた。

[][] PAUSE ピッ ◇⊂(・∀・;)チョット チュウダーン!
次回で終わります。


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