世界は闇の中
更新日: 2011-04-24 (日) 16:36:16
萌えたぎってしまったので書いてしまった…。
火曜ドラマ「ジョーカー 」より。
盾鑑です。
|>PLAY ピッ ◇⊂(・∀・ )ジサクジエンガ オオクリシマース!
アロハ姿のちゃらい男と夜中の鑑識室で二人きり。
調べものをしてて、たまたまそうなったと盾は思っていたが、鑑識はタイミングを測っていたようだ。
盾の表情が曇った。
「ねーねー俺と寝ない?」
と唐突に誘う鑑識の言葉があんまりにも軽くて。
思わず目を見開いて鑑識を見る。
「おまえそーゆーシュミなの?シュミ悪くない?」
わざと嘲ると、鑑識は俺の顔間近ににじりよって、
「盾さん、以前マスターと寝てたでしょ?」
にやけた声で、でも表情はうらはらに真顔で鑑識は囁いた。
「…誰から聞いた?」
しまった否定しそこねた。そんなことを考えてたら鑑識に「当事者以外知らないことを誰から聞くの?」 と返される。
「それでもマスターからじゃないだろ…課長?」
「課長にさも知ってるそぶりでカマかけたら、ビンゴだったよ」
今度こそ鑑識は、にやりと笑った。
課長は隠す気のないことは口がかるい。
俺とマスターの関係をうすうす知ってるのは課長だけのはずだ。
俺の性生活がなんでまたばれてるんだか、てゆうかなんでばらすんだ。
なんだかやだなあと盾が思っていると鑑識はしれっと
「だってオレもマスターと寝たことあるもん」
とのたまった。
「事件の後、傷心のオレはマスターから大人の手ほどきを受けたのでした~って言ったらムカつく?」
確かにムカつく。
俺と一緒じゃないか。
「今は何にもないから安心してよ。ガキの頃にはわからなかったけど、今はマスターへの感情はラブいかんじじゃなかったんだなってわかったから」
そこも俺と同じか。
「当時はなんだろ、保護者に餓えてたっていうか…」
もう、続きを聞きたくなくて盾は鑑識の言葉を遮って強引に鑑識を壁に押し付けて言った。
「俺とおまえは同じなんだろ」
なで肩で男にしては小柄なほうの自分よりも、さらにすこし小柄で細身の鑑識は俺の言葉を待っていたかのように呟く。
「なんだ、わかってんじゃん」
顔をほころばせた鑑識は、盾の首筋に顔を埋めた。
俺の耳元で鑑識は囁く。
「オレのホントの姿を知って…そんで盾さんのホントの姿を知ってるのはオレだけでいたいんだ…」
ぎゅっと腕を回して鑑識は俺にしがみつくように抱きつく。
黙って聞いていた俺は、ふっと一息つくと鑑識の頭に腕を回し、抱え込むように抱きしめた。
普通にそうするには身長が足りないのでつま先だちになったけど。
「俺はこんなとこでヤるシュミはないよ」
「…オレはかまわないけど」
受け入れられたと感じたのか、途端に甘い声で鑑識は誘ってくる。
盾は鑑識の目を見た。
すこしうるんだ瞳はかつての自分のようであり、今の自分かもしれないと思った。
同病相憐れむか。
それもまたいいかもしれないな。
目を合わせたまま、盾は鑑識の唇に自分のを重ねた。
□ STOP ピッ ◇⊂(・∀・ )イジョウ、ジサクジエンデシタ!
勝手にマス盾、マス鑑過去入れてスマソです。
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