獅子座兄弟・弟の過去
更新日: 2011-04-24 (日) 16:31:55
|>PLAY ピッ ◇⊂(・∀・ )ジサクジエンガ オオクリシマース!
冷たい金属の感触で目を覚ました。
真っ先に目に入るのは、薄暗がりに不気味に光る水色の目。そして、今頬に当てられている刀の鈍い輝き。
すぐに刀は頬を離れ、低い声が響く。
「身体を拭いておけ、じきに次の客が来る」彼はそう言って、ぼろぼろの布切れを投げつけた。
そして次の瞬間、粘つく汁に塗れてどろどろの腹に、刀が突きつけられた。
「身の程知らずな真似をしたら・・・分かっているだろうな、小童め」
無言で起き上がって身体を拭き始めると、彼は刀を引いた。その瞳が嘲笑を浮かべる。
「お優しい兄上様が今のお前を見たら、何と言うかな・・・?」
彼はそのまま、高笑いと共に部屋を去った。
否応無く舌を絡め取られ、悲鳴と共に貫かれ、何度も何度も汚されて・・・それが命を繋ぐ代償。
もちろん彼らに対する恋情など持たない。されるがままにされ、感じて、堕ちるだけ。
最低限の食事を与えられ、重苦しい鎖を引き摺って生きる毎日。時折、心の中で呟く。
幾つもの雄に汚され、不純なものを身体に溜め込み・・・一体、いつになったら僕は救われるのだろうか・・・
いや、救いなど永遠にこないのかもしれない・・・何故なら、この世に神などいないのだから・・・
けれど、その度に首を振って、懸命に諦めの気持ちを振り払う。生きていれば、いつかまた会えると信じて。
ビュク・・・ビュルルッ・・・
名も知らぬ誰かの種汁が、今宵も僕の身体を濡らす・・・
□ STOP ピッ ◇⊂(・∀・ )イジョウ、ジサクジエンデシタ!
- 萌えた!ありがとう!!! -- 2010-07-28 (水) 02:11:08
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